感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

刑務所の集団結核(佐賀)

2011-06-02 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
佐賀県は感染症が多いのかと(一般の方には)思われそうですが、探知が早く、遅れずにプレスリリースをしているためだともいえます。

結核:入所者ら73人の感染を確認--鳥栖・麓刑務所 


患者・感染者は73人(女性71人、男性職員2人)。女性がほとんとです。

感染症はContact tracingで新規症例把握が重要です。
すでに刑務所を出た人にも連絡をして健診を受けてもらう必要があるのですが、刑務所を出た後どこにいるのかは誰にもわからないのだそうです(フォローアップはない)。

「現在退所している元受刑者に対し、現在の状況を説明するので同刑務所への連絡を呼び掛けている。」

ニュースが当事者に届くとよいのですが。

アウトブレイクつづきで感染症担当部署のマンパワーが足りているかと心配です。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 南相馬のこどもたち | トップ | 書評 『とことん症例から学ぶ... »
最新の画像もっと見る

毎日いんふぇくしょん(編集部)」カテゴリの最新記事