パブリックコメント(意見公募手続)はe-govというページで全体の集約がされています。
案件や締切日付の順などで検索もできるようになっています。
行政の手続き上、募集しているものと、その部署が広く意見を聴くために任意で行うものとあります。
今回募集がかかっている新型インフル関連は任意です。
感染症対策に関わる部門が関係者や国民の意見を聞くというかたちです。
新型インフル関連の締め切りは今日
コメント欄に質問がいくつかきていました。
(過去に疑問に感じ、人に聞いて確認したことでもありました)
【学生が出してもいいのか?】
パブリックコメントは日本国民なら誰でも出せるようになっており、学生でももちろん出せます。
いろいろな立場の人の意見を聞くというのが本旨ですし、感染症の対策は、医療関係者にかぎらず、様々な情報や規制・保護を受け取る側も当事者ですのでコメントの意味は大きいと思います。
【個人で出す意味はあるのか】
通常、個人でも組織でも出せることになっているので、個人でいうのはなんだ・・あるいは忙しすぎてその時間がないという場合は、意見を出すことに意味がありそうなグループなどに声をかけて出してもらう(集約してもらう)というようなことも可能かと思います。
例えば、子どもは自分で利害関係のコメントや要望を出せません。
大人や専門家が代弁する必要がありますので、保育や小児関係の人に「パブコメ募集がかかっています」というかたちで案内するのでもいいのではないかとおもいます。
IDATENのサイトに、ワクチンや未承認薬に関連して専門家の組織として出した過去の意見などがありますので
【いいように利用されるだけではないのか?】
これには諸説あるようですが、e-govでヒアリング結果の公開もありますし(全部掲載ではなく抜粋であるところには限界がありますが)、健全なコミュニケーションとなるためには、まずは信頼のもとに意見を出すという考え方のほうがよいのかなと思います。
少なくとも、多くの場合、関係会議の委員の手元には来ているときいていますので、厚生労働省のために、ということではなく、代表して会議に参加する人に共有を図るというような意図で書いてもいいのかなと思います。
【そこまでしないといけないのか】
そもそも任意ですので、いけない、ということはもちろんありません。
専門家のコンピテンシーの中には代弁(アドボケイト)や政策提案(環境への働きかけ)などもありますので、長い目で、関われるところは関わってみようと考えると生産的かなと思います。
(アナウンスを見落としたり、忙しすぎて気づいたら締切だった!なんてことはよくあるのですが)
よくきく話に、専門団体(学会)・専門職も言わないことを提案されても難しい、ということがあります。
(日付がわからずリンクでさがせないのですが、岩田先生のブログ記事にエピソード紹介がありました)
つまり、「本当に必要なことなら、重要なことならとっくに関連の専門団体が要望をあげているはずだ。そこから何もいわれていないのに、いち医療者・関係者がそういってもね」です。
これは必ずしも悪意ではなくて、この国の仕組みやプロセス上、必要なのだと思います。
もっとも、現状のままでよいのだ(そういうことも多い)という場合は特に誰も意見を出さない、といなるとおもいますので、それはそれでよいのだと思います。
【本当に数行でもいいのか】
実際に、過去のワクチンについてのパブコメを見ても、数行のものもありますので、特定の個所について「ここは反対だ(→代替案)」という記載でもよいのかと思います。
ちょうどこの新型インフルのパブコメ募集の同時期に、食品安全や(放射能関連)、動物愛護(実験や輸入感染症関連)でも、関係者が「みなさん意見を出しましょう」の呼びかけをしていました。
呼びかけられなかったら気づかない案件でした・・。
案件や締切日付の順などで検索もできるようになっています。
行政の手続き上、募集しているものと、その部署が広く意見を聴くために任意で行うものとあります。
今回募集がかかっている新型インフル関連は任意です。
感染症対策に関わる部門が関係者や国民の意見を聞くというかたちです。
新型インフル関連の締め切りは今日
コメント欄に質問がいくつかきていました。
(過去に疑問に感じ、人に聞いて確認したことでもありました)
【学生が出してもいいのか?】
パブリックコメントは日本国民なら誰でも出せるようになっており、学生でももちろん出せます。
いろいろな立場の人の意見を聞くというのが本旨ですし、感染症の対策は、医療関係者にかぎらず、様々な情報や規制・保護を受け取る側も当事者ですのでコメントの意味は大きいと思います。
【個人で出す意味はあるのか】
通常、個人でも組織でも出せることになっているので、個人でいうのはなんだ・・あるいは忙しすぎてその時間がないという場合は、意見を出すことに意味がありそうなグループなどに声をかけて出してもらう(集約してもらう)というようなことも可能かと思います。
例えば、子どもは自分で利害関係のコメントや要望を出せません。
大人や専門家が代弁する必要がありますので、保育や小児関係の人に「パブコメ募集がかかっています」というかたちで案内するのでもいいのではないかとおもいます。
IDATENのサイトに、ワクチンや未承認薬に関連して専門家の組織として出した過去の意見などがありますので
【いいように利用されるだけではないのか?】
これには諸説あるようですが、e-govでヒアリング結果の公開もありますし(全部掲載ではなく抜粋であるところには限界がありますが)、健全なコミュニケーションとなるためには、まずは信頼のもとに意見を出すという考え方のほうがよいのかなと思います。
少なくとも、多くの場合、関係会議の委員の手元には来ているときいていますので、厚生労働省のために、ということではなく、代表して会議に参加する人に共有を図るというような意図で書いてもいいのかなと思います。
【そこまでしないといけないのか】
そもそも任意ですので、いけない、ということはもちろんありません。
専門家のコンピテンシーの中には代弁(アドボケイト)や政策提案(環境への働きかけ)などもありますので、長い目で、関われるところは関わってみようと考えると生産的かなと思います。
(アナウンスを見落としたり、忙しすぎて気づいたら締切だった!なんてことはよくあるのですが)
よくきく話に、専門団体(学会)・専門職も言わないことを提案されても難しい、ということがあります。
(日付がわからずリンクでさがせないのですが、岩田先生のブログ記事にエピソード紹介がありました)
つまり、「本当に必要なことなら、重要なことならとっくに関連の専門団体が要望をあげているはずだ。そこから何もいわれていないのに、いち医療者・関係者がそういってもね」です。
これは必ずしも悪意ではなくて、この国の仕組みやプロセス上、必要なのだと思います。
もっとも、現状のままでよいのだ(そういうことも多い)という場合は特に誰も意見を出さない、といなるとおもいますので、それはそれでよいのだと思います。
【本当に数行でもいいのか】
実際に、過去のワクチンについてのパブコメを見ても、数行のものもありますので、特定の個所について「ここは反対だ(→代替案)」という記載でもよいのかと思います。
ちょうどこの新型インフルのパブコメ募集の同時期に、食品安全や(放射能関連)、動物愛護(実験や輸入感染症関連)でも、関係者が「みなさん意見を出しましょう」の呼びかけをしていました。
呼びかけられなかったら気づかない案件でした・・。