感染症診療の原則

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9名になりました 

2011-02-14 | 毎日いんふぇくしょん(編集部)
感染症に関わる専門職として、専門医、ICD、専門薬剤師などの制度があります。

看護の領域では感染管理看護師(ICN あいしーえぬ、Infection Control Nurse)が知られています。
聖路加国際病院の坂本先生のように、ICP(PはPractitioner)として仕事をしている方もいます。

「認定看護師」の制度は半年間、業務から離れてそれだけ集中的に訓練をされるということで、他の職種の「感染●●」と異なっていますが、看護の中ではさらに「専門看護師」という制度があります。

専門看護師は大学院レベルの訓練を2年間行うことになっており、感染症専門看護師の課程をもつ大学院を卒業し、さらに認定審査を受けたうえでなるものです。

2006年に1人認定されてから、その後「課程修了者が増えても合格者が出ないのはなぜ」状態が続いていましたが、2011年1月の時点で、9名認定されています。今回5名合格をしたので、それまでは4名しかいませんでした。

がん看護    250
精神看護     93
急性・重症看護  62
小児看護     56
慢性疾患     48
母性看護     35
老人看護     31
感染症看護 9
家族支援  8        (2011年1月15日現在)

認定看護師(ICN)は1000名規模になっていますが、その背景の違いはこちらに。

認定看護師や専門看護師がいることは、病院が広告として掲載してよいことになっています。
そのことが、この病院は「感染症の対策を適切に行っている」と認知されることにつながっていくかもしれませんね。
それを実証するための評価や努力も大事です。


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