感染症診療の原則

研修医&指導医、感染症loveコメディカルのための感染症情報交差点
(リンクはご自由にどうぞ)

「最近、細胞壁の調子どう?」

2006-09-22 | 青木語録
今週の河北でのカンファレンスは「抗真菌薬」でした。最初に目の前の人ににタイトルの質問をしたら、「まあまあ・・」(人間にはありませんので、念のため)。もちろん講義に関係があるのでした質問です。
この日は真菌薬のターゲット、副作用との関連について総論を説明し、続いて各薬剤、新しい治療薬、悩ましいβ-D-グルカンの話などもしました。
カンジダの種類の覚え方は東大のH先生推奨の「頭がパーでがっくり」にしてみました。河北の皆さんちゃんと覚えられたでしょうか。
昔に比べて治療薬の選択肢が増えたので、得意と苦手の整理を早めにしましょう。検査室の人に病院の中の真菌の動向(何が多いのか)を聞いてみるのも勉強になります。河北のカンファレンスには検査室と薬剤部の方が参加してくださっているので、院内の状況や治療薬の選択肢の情報がその場できけてとてもよいですね。また、外科のドクターが熱心に参加してくださるのもとてもうれしいことです。講義シリーズはこれでおわり、河北では次回からは症例検討がはじまります。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« さらに増加:米国O157アウト... | トップ | 4年生5年生 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご採用ありがとうございます (東大のH)
2006-09-23 00:03:06
最近、ほんとうに自分の「あたまがパーでがっくり」することが多く、なんともsarcasticに感じます。

カビはステロイドがお好き、と申しましょうか…
返信する
けっきょく (Aoki)
2006-09-25 09:55:44
H先生。結局、先生の「語呂合わせ」が最も記憶に残る事が判明しました。あちこちで紹介させていただいています。
返信する

青木語録」カテゴリの最新記事