感染症診療の原則

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4年生5年生

2006-09-22 | 青木語録
昨日は朝、駒込の外来の前に術後感染症の話をしました。外科の先生が熱心に参加してくださっています。夕方は三鷹にある杏林大学での感染症カンファレンスでした。杏林の呼吸器内科にはブログができて、かなり活発です。昨日の様子ももう掲載されています。(S先生はいったいいつ寝ているのでしょう!)
http://blog.goo.ne.jp/23c2230/e/2b5e1176ae1cc739146feee1a379be2c
こちらは今年は症例検討を中心に開かれており、原則の講義については「若手医師セミナー」を活用してもらっています。
今回は80代女性の症例をベースに、鑑別診断の基本・抗菌薬スペクトラムの考え方、検査データの判断の仕方、血培の意味、それからS先生が詳細に紹介してくださったアレルギーの話などをしました。
1年目の研修医が2名とあとは学生。医学生にあてる質問に対する答えがとてもよいので、「よくできるなあ」と感心していたのですが、その後やきとり屋にいって聞いたらなんと5年生と4年生でした。聞くと、マッチングがはじまってから「いかによい臨床研修のある病院に入れるか」ということを意識し、早くから見学に行ったり、意識の高い人が集まる関連セミナーなどにも出かけるようにしているのだそうです。
症例検討はそのときの症例、みなのモード、自分の体調などなどいろいろな因子で展開や内容もかわるものですから、「皆は今日どんなことが印象に残ったのだろう」といつも思うわけです(だから感想は歓迎です)。
今日、何が勉強になりましたか?と聞いたお答えは、
4年生「具体的な症例をベースにした感染症の話は大学の講義にないので、そのような話が聞けてよかった」
5年生「抗菌薬のスペクトラムの整理をどの場面でどのようにするのか具体的にわかってよかった」
K先生「ヘパリン」 ・・・でした。経験によってかわってきますね。
話はかわりますが、帰り道の定番となっていた、やき鳥屋の「いせや」の本店のほうが老朽化のため建替えをするそうです。ものすごい行列ができていました。
http://www.tokyo-np.co.jp/00/tko/20060921/lcl_____tko_____003.shtml
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2 コメント

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やっぱり温泉が一番 (杏林のS)
2006-09-22 23:30:56
Sです。青木先生(いせや)を中心とする

杏林でのレクチャーもはや4年目を迎え、僕が教えを受けてからはや7年となりました。

月日の流れは本当に速いと感慨にひたりながら、都会の喧騒を離れ、現在は福島県の某温泉地にいます。もみじを見ながらの温泉、、、いいですう、、充電後は全国行脚されている青木先生に負けないようにがんばろうと思います。感染MLもアレルギーの話が丁度でてます、、ね
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電池切れ (Aoki)
2006-09-25 09:58:15
S先生。当方が今度は極度の電池切れです。福島の温泉、ひなびた感じの「いい・・」温泉当たりでしょうか? 自分も一度だけいった事があります。素朴な電車で福島駅から、、。懐かしいです。
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