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旅行医学・熱帯病関連のトップ10論文

2014-08-01 | 青木語録
ICAACOnlineの学び、本日から「Top Ten Papers in Travel and Tropical Medicine」と題しまして、「旅行医学・熱帯病関連のトップ10論文」です

もたもたしていると、今年のICAACが始まって仕舞う・・間に合わん・・

#1:Chagas病と心不全
論文はCirculation2013、127:1105-
10 year incidence of Chagas Cardiomyopathy..
・要は血清学的にChagas病に罹患しているヒトが10年後にどうなっているか・・
・2割がCardiomyopathyに。(18%はChagas病による心筋症)
・血清学的にChagas病に罹患しているヒトの死亡率は2.5倍(でも全員がChagas病で死んでるわけではない)
・献血者を治療すると改善するか、今後の検討課題・・

#2:Rifamixinによる旅行者下痢の予防
論文はJTM 2012,19(6):352-56
・結論:良い
・編集長:この薬、Rifampicinと同じRifamycin系の抗菌薬なんだな・・吸収されず良い・

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