仕事のあいま、3時間ほど待ち時間。
ササッと有楽町へ映画を観に行く。
大林宣彦監督「さびしんぼう」。
高校生のとき、クラスメートのフジイケくんに、
VHSを借りて以来。
その後、尾道へ行ったり、ショパンに凝ったり。
富田靖子がCMに出てた、
KENWOODのミニコンポを親にねだったり。
ずいぶん影響を受けたのに、
どういうわけかテレビ放映もなく、
また観たいと思いつつ、忘れていた。
で、どうだったか。
大林さん、無駄が多すぎ。
後半、富田靖子が出てくるまで、
笑えないベタベタな芝居が延えん。
尾美としのりにも感情移入できないし。
きっと監督は、自身の思い出を重ねすぎたんだと思う。
照れずに、もっと純愛映画にまとめてくれれば良かったのに。
ただ、とてつもなく富田靖子がかわいかった。
向島や尾道もきれい。
どっぷりはまった当時の自分を理解できた。
若きを、悔い多いものとするか、懐かしい日々とするか、
その後の生き方しだいだったな、とかエラそうに思った。
隣席のおじさんは号泣してたし。
13日(金)まで日替わり上映。
ご本人登場のトークイベントがある日もあり。
なんでテレビ放映しないかわかった。
放送禁止用語多すぎ。