a passion for cars

自動車趣味…その果てしなき天国と地獄についてのブログです。オーストラリアでのロータスエクシージによる海外レースなど。

レースって楽しいの?

2006年10月25日 14時39分33秒 | 海外
一般の人にはほとんどなじみのない、サーキット。オーストラリアではサーキットといっても通じない。トラックという。荷物運ぶトラックと発音が似ているので苦労した。未だに区別できない。第三者から見たらコマネズミのようにくるくる同じところを回るだけのお馬鹿な遊び。お金浪費、ガソリン垂れ流し、無駄にタイヤ消費、騒音だしまくり、、、環境保護団体から見たら噴飯モノ以外の何者でもない。楽しいのは自分だけの特異な世界。いや自分でも楽しいのかすらわからない。
たとえばボクサー、無理、不健康な減量のあげく脳を何発も揺さぶられそのたびに脳細胞は確実に死滅していく。頂点へ上り詰めたコンマ何パーセントのボクサーだけがお金を稼ぐことが出来る。彼らは楽しいと思っているのだろうか。
F1、ボクシング、そのくだらない競技に人は熱狂する。きっとそれはDNAによるもの。女性は歳をとってもいつまでも美しくいたい。その努力は報われることがないとしても。男は誰よりも強くありたいと思うし、女は誰よりも綺麗になりたいと思う。男がいる限り戦争はなくならない。狩りやいくさをする必要のないところではそれはスピードと格闘技。だから何が楽しいんですかと言われてもなぁ。やっぱりアドレナリンが出るんだよねぇ。グリッドに付いた瞬間。高速コーナーを限界ぎりぎりでクリアできたとき。トップでゴールしたとき。ボクサーがKOパンチを繰り出したときの感触が忘れられないのと一緒なんだろうな。そして観客との一体感を感じることが出来たときのミュージシャン。
全然勝つことが出来ないレーサー、ボクサー、売れないミュージシャン、芽のでない野球選手などなど、一度でもその興奮を味わったことのある人間はもう一度その感触を味わいたくてやめられないんだろうな。
仕事も同じ。頑張って何かを成し遂げたときに得るモノはレースや試合で勝ったときに感じる快感と変わりはない。「努力」というのが格好悪いとされている昨今、努力なしでそのエクスタシーが得られるのだろうか。5年で8日しか働かないで2800万円の報酬を受け取っていた奈良県の職員にはきっと分かるまい。

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2 コメント

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レースの楽しさ (ま~ちゃん)
2006-10-25 16:42:03
「限界ぎりぎり」。ここに楽しさがあるよね。

余裕たっぷりに走っていたら楽しさは無いなぁ。

エンジン、タイヤ、魂、運気。ガソリンを使って全てをぎりぎりまで燃やすから楽しいんだろうね。

それも1人で走るのではなく、同じ気持ちを持つものとの「ぎりぎりの戦い」。

最高だぁね!

電気自動車のレースでも同じ楽しさは得られるのだろうか?(笑)



きっと人生も余裕がありすぎると楽しくないんだろうな。

余裕が無いからわからないけど(爆)
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そうだね (かさじ)
2006-10-26 18:57:33
時々限界超えちゃうけどね。確かに余裕を感じさせる人生ではないなぁ。まぁそのお楽しみは50過ぎてからって事で。
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