Dr. WAKASAGI at HEI-RIVER(閉伊川ワカサギ博士)

森川海をつなぐ学び合いの活動を紹介します

ご挨拶その3

2005-03-12 | シーグラントカレッジプログラム
これまで以上に多くの沿岸地域が短時間のうちに危機的状態におちる中で,われわれはあたらしい挑戦,必要性,技術の世紀に入った。この本の目的は,シーグラント講座のあたらしい世界で違いを見いだすために紹介し手助けすることである。


2000年8月
メリーランド州シルバースプリングにおいて
国立シーグラント大学プログラム 総裁 ロナルド・C。バイアード

2005/03/12

2005-03-12 | 閉伊川調査
第一堰提の様子、水量が少し増えました。サケが時期外れにも一尾遡上したそうです。気温も10度近くまで行くことが多くなり、周囲の山からは雪解け水が少しずつ流れてきているようです。

2004年7月1日ー7月10日

2005-03-10 | 以前の記事
TITLE: プラークを取り除く
DATE: 07/01/2004 09:46:07
CATEGORY: Weblog
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BODY:
今日は,歯磨きのお話です。歯科衛生士さんからご指導頂きました。あらためて,歯磨きの大切さを実感しました。現代人の8割が歯周病で,歯周病は生活習慣病の原因にもなっているとか。歯周病の原因は,プラークと呼ぶ歯垢のようです。この歯垢の中には細菌がたくさん入っていて酸素が嫌いなので自分で膜をつくってしまうそうです。膜を作ると当然簡単にははがれなくなります。そこで,正しいブラッシング登場です。それは,歯を一本一本磨くことだそうです。一本につき,20回,28本あるので,最低20分は歯磨きして下さいとのことでした。基本は歯を一本ずつ磨くのでギザギザした歯ブラシや,固いものは良くないようです。これから頑張って磨?燭い隼廚い泙后?匐,燭舛砲盒気┐燭い任垢諭
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 7月2日調査結果
DATE: 07/02/2004 22:48:16
CATEGORY: 山口川
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BODY:
 山形から帰ってきて,久しぶりの宮古でした。今日は,生徒たちに,山形名物の鯉の甘煮,ウグイの唐揚げ,それにイワシの唐揚げスナックと,ワカサギの唐揚げスナックを試食してもらいました。一番人気はイワシでした。ワカサギは歯ごたえがありすぎて不人気でした。鯉の甘煮,ウグイの唐揚げは生徒たちにとってははじめての食感のようで,不思議そうに食べていました。鯉はどうも後味が残りなれていないと食べづらいようです。私はおいしく頂きました。
 山口川を長年調査されている方がわざわざ本校にお出でになりました。何とか全面的に協力できたらと思います。子供たちが,安心して水遊びができる川になって欲しいと願っています。
 仔稚魚調査:船場前(宮古橋~下水管パイプ下まで)曵網5分間。底層びき。水温19度。太陽光により暖められ水温が高くなっているようです。ぬるく感じました。サンブルNo.は11です。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 山口川調査で湧き水を確認しました。
DATE: 07/03/2004 21:30:17
CATEGORY: 山口川
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BODY:
7月3日,日中は晴天のもと,閉伊川河口域でボートにのって景観の撮影を行いました。その後,山口川に赴き,宿り木公園の周辺で川の観察を行いました。宿り木公園脇から川に降り水に入りました。本流の水温19度,見事に水が綺麗です。特に堰堤に落ちる水を見ていると気持ちが穏やかになってきます。20数年前の状態からは想像できません。川を見ながら上流に向かいました。すると,公園よりのコンクリート壁から水がちょろちょろ流れています。水温を測定すると14,5度で,水がわき出ていました。壁にはコケが付着して水が出ているのを示しています。このような場所が4箇所ありました。地元の方に伺うと,まれに上流から悪い水が流れてくるときがあり,それがなければいいのだが,でも昔よりは大分綺麗になったよ。といっていました。
 大槌の源水川のように豊富な湧水ではありませんが,生活排水を減量して行けば間違いなく水生生物が豊かになっていくでしょう。
 
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: クラゲアイス
DATE: 07/03/2004 21:45:56
CATEGORY: グルメ
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BODY:
山形での話題を追加。山形の加茂水族館ではやっかいもののエチゼンクラゲをアイスの原料に使い,ヒット商品となっているようです。クラゲのコリコリ感がアイスにとっても合うようです。私は食べる機会はなかったのですが,今度加茂にみたいです。しかし,商標登録で地元農協とトラブルとなり問題となっています。農協の方は,他の地域に先手をとられる前に先ず地元でということで真っ先に申請したようです。確かに,地域の利益を考えると正しかったかもしれませんが,水族館側は寝耳に水と言うことで協力体制という点で不足だったのかなと思います。
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COMMENT: はじめまして
AUTHOR: くらげ…ですか
DATE: 07/03/2004 22:47:40
クラゲもアイスも好きですが、
二人のコラボレーションは、果たしてどんな味になることやら…
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COMMENT: 1/fのゆらぎ?
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 07/04/2004 07:56:12
規則性の中に不規則性が存在することを1/fのゆらぎというそうです。人が心地よいと思うのは,規則的なリズムや,不規則な騒音などではなく,電車や波の音,川のせせらぎなど規則性の中に不規則性が存在するときにだそうです。
 クラゲアイスはまさに1/f揺らぎではとふと思いました。本当はリズム的感覚をさしていますが,発明やヒット商品というのは,消費者のそうゆう感覚的なものに刺激を与えるのではないでしょうか?
 はじめましてさんはクラゲも好きなようですが,私はミズクラゲをちょっと研究していました。ゼリーのようでとてもおいしそうなので,生きたまま食べたことがあります。ミズクラゲも商品化できたらと思っていますが,未だ実現しておりません。
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COMMENT: 日持ちしますか
AUTHOR: ruger
DATE: 07/05/2004 17:21:46
おぉ、ミズクラゲのアイスですか、なんか直ぐ融けてしまいそうな。というよりも食べられたのですか。すごい。
実は高校時代は生物部で、ミズクラゲを飼おうとして、どろーんと融けてしまった思い出が…。
でも、エチゼンクラゲのアイス食べたいなぁ。加茂に行かねば。
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COMMENT: しょっぱかったです。
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 07/05/2004 21:28:29
ミズクラゲはゼリー状でプルンとしているのでおいしそうなのですが,97%以上が水分のため,とても「しょっぱかった」という記憶があります。脱水しないといけないのでしょうね。なかなか難しそうです。
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COMMENT: においは・・・
AUTHOR: オニクマムシ
DATE: 09/06/2004 20:51:14
なまぐさくないですか?カミクラゲはすごかったです。
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COMMENT: そういえば・・・
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 09/06/2004 21:10:37
そうですね。プラヌラが付着している触手川のほうは結構においましたが,傘の部分はそんなでもなかったような記憶があります。今度,海で再度確認します。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 7月5日調査結果
DATE: 07/06/2004 05:25:51
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
ワカサギ遡上調査:本日,第一堰堤にてワカサギ遡上を観察。夕方と満潮がぶつかり3匹のワカサギの遡上が見られました。もう終了したと考えて良いでしょうか。水温は20度です。水位はかなり落ち,2くらいです。ウキゴリの他,マハゼの大型個体が入りました。アユは入りません。
イトヨ仔魚観察:観察を始めて25日目。イトヨも稚魚に近い付いてきました。棘のかなり伸張しました。完全に鰭がそろうまで後少しというところでしょうか?
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 7月7日山口川の水を飲んでみました。
DATE: 07/07/2004 21:41:27
CATEGORY: 山口川
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BODY:
今日は,課題研究という授業で,3人の生徒ととともに,舘合付近の山口川下流とやどりぎ公園わきの川を調査しました。下流は,白い5mmほどのかけらがたくさん上流から流れてきました。いつもより,両脇の下水口からの排水と臭いが気になりました。魚の姿も見えません。水温は22度ぐらいです。
 一方,やどりぎ公園付近では水温が21度ですが,上流に行くに従い低くなっていきます。橋の下にある湧き水を採取して水温を測定。13.8度でした。COD,アンモニア,亜硝酸,リン酸の値は低く問題はありませんでした。しかし,硝酸が高い値を示しました。ちょっと,なめる程度でしたが,飲んでみました。鉄分が多い水のようです。酸化鉄の味が残りました。
 上流川は下流とは全く異なる環境で生徒たちも童心に戻りはしゃぎながら調査をしていました。写真は堰堤の上で休んでいるところです。魚影が確認されました。モクズガニの死がいも確認しました。現在,小学校前のゲートが下がっていますが,このことで,河口域から生物が遡上している可能性があります。目撃情報によるとヤツメウナギ(カワヤツメだと思います。この時期に産卵のため海から遡上します)も最近確認しているようです。
 夕方は,7時過ぎより仔稚魚の調査を行いました。水温22度。いつもの場所の工場下の底層にはサンマ臭のヘドロが堆積していました。これからの時期は調査をすればするほど,自分たちの生活を反省をせずにはおられません。どこかで歯止めをかけないと,水の環境は悪くなる一方です。何とかしたいと思いながら,何もできない自分がいます。とにかく,調査を続けることが私たちにできるせめてもの活動です。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 7月8日調査結果
DATE: 07/09/2004 06:25:55
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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ワカサギの遡上調査を行いました。ウグイ,ウキゴリ類,ウツセミカジカが入網しました。ワカサギは遡上していません。水温21度。水位1。産卵遡上は終息した模様です。水位も夏に近づき落ちてきました。臭いが出てきています。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 7月10日(土)実験室内の飼育管理
DATE: 07/10/2004 23:08:40
CATEGORY: 山口川
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 今日は,栽培漁業実習室の飼育管理を終日実施しました。先週から高水温が続きイトヨの稚魚たちや成魚も個体数が減ってしまいましたが,現状維持のために魚の入れ替えや水槽の清掃をしました。

<野外調査終了とダイビング>
 野外調査は,ワカサギの遡上が終了したこと,河口域の流下仔魚も見えなくなったことから,これまで実施してきた連日連夜のフィールド研究は終了します。これからは,川の目視観察と週に一度程度の野外調査を行います。また,これまで採集したサンプルのデータを公開していきます。お楽しみ下さい。論文執筆もすすめます。
 これから12月まで,学校行事も忙しくなるのですが,夏から秋にかけては海でのスクーバダイビングの指導と奉仕活動が始まります。対外的にはこれからが本番というところでしょうか?

<写真の説明>
本日ビオトープにてバイオマットの調査。バイオマットは6月12日に設置したものです。設置した結果,バイオマットがビオトープの底層の汚れを吸収しているようです。特に臭いを表面で吸収しています。

2004年6月16日ー22日

2005-03-10 | 以前の記事
AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月15日調査結果
DATE: 06/16/2004 06:23:55
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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産卵遡上調査:水温16.5度,水位2,採取魚類ウツセミカジカ。今日は朝に雷,夕方は夕立がありました。海風が吹き,外は肌寒く感じました。
仔稚魚調査:水温16.0,採集は宮水閉伊川ネットにて船場付近を5分から10分合計3回曳網しました。採集仔稚魚はまだ未確認ですが,ウキゴリsp.が出現しています。後で,詳しくみたいと思います。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 山口川産イトヨふ化に成功!!
DATE: 06/16/2004 06:30:38
CATEGORY: 山口川
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山口川産イトヨ卵がふ化に成功しました。大きくして山口川に放流できればいいですね。ビーカーの下に沈んでいるのが仔魚です。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月17日調査結果
DATE: 06/18/2004 00:55:00
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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閉伊川河口域の仔稚魚調査:港湾センター前を3分間(ろ水計1000回転)、白浜丸前5分間(2000回転)、曵網しました。ウキゴリの仔魚が多いようです。
産卵遡上調査:ワカサギは0でした。ウキゴリがまとまって捕獲されました。産卵のために集まっているのでしょうか?他に、ヤマメ、ウグイが入りました(アユは入りませんでした)。
追記 本日は山田湾にある、本校の実習場で一粒カキ産実習を行いました。生徒たちは一生懸命取り組んでいます(写真)。このような生産実習を通して一次産業の重要性を認識していきます。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 新聞各紙に掲載されました
DATE: 06/18/2004 01:18:08
CATEGORY: 山口川
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BODY:
16日の調査結果が早速、東海新聞17日朝刊、岩手日報17日の夕刊に掲載されました。岩手日報はトップ記事です!!びっくりしました。生徒たちのコメントがすばらしく反響を呼んでいます。
 イトヨもみたときはうれしかった、ゴミを少なくしたい、遊べる川にという素直な願いが刻まれています。
 ただ、生徒たちも16日の惨状にはがっかりしていました。ただただ、早めの快復を祈っています。岩手日報記事
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月16日山口川のイトヨを救おう
DATE: 06/18/2004 01:37:06
CATEGORY: 山口川
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BODY:
本日 イトヨの産卵床を観察するため山口川を調査いたしました。同行者は生徒3人,報道関係者1名です。ところが,です。いつも流れているはずの水が流れていません。管理者に問い合わせると,「渇水の影響では」ということです。それにしても,あまりにも水位が下がりすぎているので,小学校前の堰をみると水が全く流れないようになっていたのです!これでは,下流に水が行きません。
 下流域では,水位の低下とともに水が濁っています。今回調査で確認したのは,モクズガニ,ウキゴリ,ウグイ,イトヨ,ヤマメでしたが,ウキゴリ,ウグイ,ヤマメ,イトヨは濁った水中で息絶え絶えかもしくは死んでいました。30cmの綺麗なヤマメもお腹を上にして死んでいました(写真)。イトヨ雄,雌2匹ずつ,死亡個体を回収しました。ウグイも死んだ個体がありました。20cmのウグイも逃げるように河口域向かっています。死亡個体の状況からこの1,2日内で死亡したようです。何か上流で異変があったのでしょうか?本当に残念でなりません。
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COMMENT: 再投稿記事
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 06/18/2004 01:40:17
皆様
都合により前回の記事は削除し再投稿しました。
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COMMENT: 残念です
AUTHOR: 閉伊のカッパ
DATE: 06/18/2004 01:43:18
博士の疑問について、
このような状況は以前から時々ありました。
魚の死亡は確認していませんが、たぶん死亡
していたでしょう。
その原因について、
山口小学校前に、水門(扉が起き上がる)があります。倒れていた扉を旧山口川?(宮古市内)に水を流すために起こします。
ダムの状態となり、水位が上がれば旧山口川
に水が流れるしくみになっているようです。
したがってこの水門を一気に起こすために、
水門からオーバーフローする時間(長時間にわたって)、下流に水が流れない状態となるようです。
誰が、どのような目的で水門を上げ下げしているのでしょうか。多分、魚のことは考えていないことと思いまし。

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COMMENT: ありがとうございます。
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 06/18/2004 01:44:03
ご助言ありがとうございます。早速、水門の上げ下げについて再確認しました。結論を言えば、誰が管理しているかよくわかりませんでしたが、旧山口川の住民から水量が少ないので流して欲しいという要請と、20日に清掃活動があるということで、本流の水を少なくするために水門を上げたことがようやくわかりました。「渇水」の影響ではなかったのです。
 一人の意見を優先することはできないので、魚も大事かもしれないがこの点を考慮して欲しいとのことでした。大変、ショックでした。もし、イトヨが遡上していることがもっと早く理解されていれば・・・と悔やまれました。
 閉伊のかっぱ様、今後とも、山口川に限らず、情報をお寄せ下さい。
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COMMENT: psy
AUTHOR: 岩手日報の夕刊を見て
DATE: 06/18/2004 01:45:01
初めまして。
 本日、岩手日報の夕刊の一面topの記事を読ませてもらいました。確かにあの汚かった川にイトヨがいるとは驚きました。
 今回の事により、自然と人間との共存を多くの人が考えてくれるといいですね。
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COMMENT: RE:初めまして
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 06/18/2004 01:46:45
今後とも,気がついた点,身近な情報をお寄せ下さい。またの投稿をお待ちしております。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 鋏の大きなモクズガニを捕獲しました!
DATE: 06/18/2004 23:04:13
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
STATUS: draft
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BODY:
今日は,5名の生徒たちとY川の河口域でモクズガニ調査を行いました。5人は2年生の海洋コースの生徒たちです。みんな漁師の師弟です。干潮で水底が見えましたが,目的のモクズガニがなかなかいません。「みんな漁師なんだから目はいいはず。しっかり探そう。」というと,しばらくしてT君が,大きな鋏を持ったカニが岸壁のカキの殻に隠れているのを発見。「タモ網を持ってきてくれ。」みんなの顔が真剣になり,緊張が走りました。私は,胸がドキドキして見守っていました。T君,たも網で格闘すること数分,見事すくい上げました。そのカニの巨大さにみんな驚き,「こんなのはじめだ~」と興奮気味のN君。
 それから3尾捕獲,私が捕獲したのを入れて合計5匹のモクズガニが獲れました。すべて雄です。帰りのクルマの中は,大漁旗を挙げて凱旋したい気分でした。
 モクズガニは学校の水槽で飼育して,秋に産卵させます。栽培漁業実験に使う予定です。文化祭に展示できればいいですね。
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EXCERPT:
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 小笠原ダイビング航海が紹介されています
DATE: 06/18/2004 23:12:04
CATEGORY: ダイビング
STATUS: draft
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BODY:
生徒の玄関口には5月~6月にかけての小笠原の実習風景が写真で紹介されています。つい立ち止まってみてしまう,とても綺麗な写真です。生徒たちはいい思い出になったことでしょう。行ってみたいと思ったのは私だけではないようです。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 婁小波(ろうしょうは)教授講演会
DATE: 06/20/2004 20:41:54
CATEGORY: 漁業
STATUS: draft
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BODY:
6月19日, 婁小波教授(東京海洋大学http://www2.tokyoufish.ac.jp/kanri/kanrihp/seisakubunka/)の講演会に出席しました。
「新しい海業の創出」要旨を書きます。
 <式根島の「島内自己完結型経済」について>
 ある区域は,伊勢エビの漁業だけだと3千万に対し,ダイビングでは1億円ということで,ダイビングをメインに利用している。漁業者の3千万はどうなるかというと,漁協がコーディネート役となり,販売事業を行う。買い取り販売と最低保証価格が決まっている。加工事業については,需要を越えた場合は最低保証価格がある。例)マグロジャーキーというのがある。漁協の経営にもよいインパクトを与えている。
組合員の数が増加している。組合員になりたい人が増えている。列を作って並んでいる。
漁協職員が増加している。3名の増員を考えている。船は誰が出すかというとショップを出していない漁家にも要請をしている。

<福井県三方町について>
漁業権集落は7つ。漁業経営体が7,8割。漁獲金額をみると,平均28万ぐらいしか入らない。組合員数は220名である。うち個人は220名。ここの漁業体形は,漁協が他から水産物を買って,漁業者に売っている。全国の漁業者就業者の平気所得よりも高い。なぜかというと,観光所得で地域経済で成り立っているからである。定置網生産組合は赤字である。そこで,釣り客(S30年代),海水浴客(40),体験学習(近年)に力を入れてきた。
<まとめ>
1)あたらしい生業の形成,
  漁家経営,地域経営体,海へのニーズをよく知ること。
2)あたらしい漁家経営の展開
3)海業とは?
海業とは,あたらしい消費者ニーズに応えて,海という資源をフルに使って展開される漁村地域の人々との生業の総称
4)漁業者を中心とした地域の人々が担い手となることの重要性
 ・利用秩序の維持がしやすい
 ・利益配分における社会的公正性が確保されやすい
 ・人と海との再秩序化
 ・観光産業とも違う。これは,外部から企業が進出してきてひっぱていく産業観光である。これは,地域の人々が中心。主導は漁業サイドである。
5)漁業の意義とは?
・国民への真の豊かさの提供ーブランドを与える。ブランドを持つのが海業である。
・海や漁村の持つ潜在的資源の利活用 例)波,カラフルな魚
・漁家経営の活性化,地域振興,地域活性化
・あたらしい業の送出による産業構造の変革
・地域社会の維持→漁業担い手の確保→食糧供給力を維持することが大事である。今の自給率を維持すること以上に供給力が必要)
6) 漁業の成立条件
ア 市場条件 ・つり,ダイビングだけで一兆円となるケースもある。
イ 主体的条件 ・地域資源の見直しを作るべきである。消費者を捕まえるべきである。例)ダイビングは岩手でもできるのではない?

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COMMENT: 海業っておも靴蹐修Δ任垢
AUTHOR: ruger
DATE: 06/21/2004 08:56:16
地域の資源を見直しして利用する、というアイディア、おもしろいですね。現在、海に限らず、既存の価値観だけではなく、新しい価値を見いだして活用する、ということは広く行われているように思います(グリーンツーリズムなどもその範囲では)。ただ、多様な手段を統合して、「海業」と名付けるとことに興味を持ちました。考えがまとまったら、そのうち、自分のサイトでも扱いたいと思います。ひとまずコメントまで。
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COMMENT: 海業について
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 06/21/2004 13:04:52
「海業とは,あたらしい消費者ニーズに応えて,海という資源をフルに使って展開される漁村地域の人々との生業の総称」
誰もが思っていることなのでしょうが,実践するのが一番難しいです。事例は増えてはいますが,取り組む主体者は漁業者です。地域漁業者の創意工夫の一助となるよう微力ながら頑張っていきたいですね。

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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 閉伊川産イトヨ水槽内ふ化に成功!!
DATE: 06/20/2004 20:49:30
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
本日20日,閉伊川産イトヨはが水槽内でふ化に成功しました。父親の作った巣の周辺をかわいい子供たちがいっしょけんめいに泳いでいます。浮上して餌を食べています。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: エビの赤ちゃんが誕生しました!!
DATE: 06/20/2004 20:50:54
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
エビの赤ちゃんも誕生しました。こちらも元気に泳いでいます。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月21日調査結果
DATE: 06/22/2004 01:20:12
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
夕方仔稚魚調査。気温が高く蒸し暑い日でした。水温20度。MHネットによる5分間曵網(1000rpm)。シロウオ成魚,ウキゴリ等小型の仔魚入網。
夜9時頃よりはめ激しくなり,ボートを陸揚げ。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: モクズガニの水槽を準備しました。
DATE: 06/22/2004 01:27:19
CATEGORY: Weblog
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BODY:
本日放課後,H君の協力を得て,新しい濾過方式の水槽を完成させました。この水槽は水底には網の開いた篭に一本の塩ビパイプが立っていて,篭の上には小石が敷いてあります。塩ビパイプにエアーを送ることによって水が循環します(写真)。今までのような水の濁りがなくなりました。モクズガニが喜んではしゃいでいます。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: モクズガニが早速交尾をしました!?
DATE: 06/22/2004 01:34:15
CATEGORY: Weblog
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BODY:
水槽の準備が終わって,モクズガニを投入し2時間後,夕方7時頃に雄と雌がおなかを合わせて交尾をしていました。2尾が向き合ってけんかでもしているのかと思い,揺さぶってみましたがなかなか離れません。よく見ると,雄と雌がお腹をくっつけています。争いの時はハサミ脚を大きく振り上げて相手のハサミ脚をつかみちから比べをするのですが,この時ばかりはハサミを使わず,お互い強く抱き合っていました。観察が始まって15分後にはそそくさと離れてどこかに隠れてしまいました。モクズガニは秋に子供を産むと言われています。モクズガニは交尾後翌日に産卵するようです。産卵後はお腹の中で育てます。これから観察が楽しみです。

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2005-03-10 | 以前の記事
TITLE: 6月1日調査結果
DATE: 06/02/2004 04:40:51
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
今日は、水温15.8度、水位2、ワカサギがまた捕れだしました。1網あたり2匹です。僅かながら残っています。満月が明日ですので、明日明後日が最後のピークでしょうか?月の周期と良く一致します。ワカサギの他に、5cm未満のアユ、カジカ小卵型(結構います)、ウキゴリの一種(スミウキゴリ)、モクズガニ雌がとれました。サクラマスらしき個体も入網しましたが、軽い網なので簡単に逃げていきました。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月2日山口川にイトヨ!!
DATE: 06/03/2004 01:38:41
CATEGORY: 山口川
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本日は、定例調査の他に、山口川で魚類相調査を実施しました。その結果、70cmぐらいの、野生のゴイを河口域で発見。これにはじまり、なんと遡河回遊型のイトヨを採集しました。目視した段階では、細長い魚であったし、昨年採集しているサケかワカサギだと思いましたが、採集してみるとそれは、銀色に輝くイトヨでした。ちょうど、バイパスに架かる橋の下でした。同行した生徒たちと一緒に喜びました。閉伊川にも遡上しているので、同じ水系ということですが、これは山口川が綺麗になっている証です。現在、水槽で飼育しています。定例調査では、14.8度、水位2、ワカサギ2、イトヨ1,カジカ、アユでした。
 気になったのは、結構おおきなごみがあることです。バイク、自転車の車輪、めがねフレーム、ボール、ノコギリ等々。
 追記 写真は昨日ふかし閉伊川産イトヨのふ化仔魚です。
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COMMENT: 初めまして
AUTHOR: ruger
DATE: 06/10/2004 16:31:03
はじめまして。サケのブログを運営しているrugerともうします。サケをキーワードにしてこちらに寄らせていただきました。自然科学系の人間ではないのですが、おもしろく拝見いたしました。今後も寄らせていただこうと思います。
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COMMENT: ありがとうございます。
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 06/14/2004 15:44:04
この度は,お寄り頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。貴ブログも興味深く拝見させて頂きました。
 サケですが,最近浜値が安く漁師も困っています。法規制が厳しくなかなか自由に捕獲できませんが,グリーンツーリズムの一環として閉伊川河口域でサケに関する何かイベントができないかと考えております。今後ともよろしくお願いします。
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COMMENT: イベント期待しています
AUTHOR: ruger
DATE: 06/15/2004 15:49:02
イベント、開催できるといいですね。確かにサケは法規制が多いので難しいこともあるのか、産業系のイベントは多いのですが、グリーンツーリズムなど環境の面ではイベントが少ないような気がします。いろいろとご苦労はあろうかと思いますが、開催の際には伺いたいと思います。
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TITLE: ワカサギ博士の何でも相談室
URL: http://ruger.air-nifty.com/salmo/2004/06/post_24.html
BLOG NAME:salmoの情報館
DATE: 01/01/2004 00:00:00
ワカサギ博士の何でも相談室:6月2日山口川にイトヨ!! 岩手県の閉伊川をフィール
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月3日調査結果
DATE: 06/04/2004 12:24:02
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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水温16.0、水位2。天気晴れ。とても夕焼けがきれいです。今日はワカサギが一網4匹でした。期待してたほど多くないです。遡上も終焉に近づいているのでしょうか?そろそろ、河口域での仔魚調査をしようと思っています。他に、アユ、カジカ、ウグイ、ヤマメなどがいました。
追伸 2日に採集したイトヨはオスで、早速大槌産イトヨ(2代目)の水槽で産卵床を作り始めました。山口川で採集した個体は雄でしたが、まだ産卵行動は見せません。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 沼調査
DATE: 06/05/2004 13:08:45
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
今日は土曜日です。生徒3人でH沼の調査を行いました。あらかじめ,T君が仕掛けていた網をひきあげるとタナゴ,イチモンジタナゴ,モツゴがかかっていました。タナゴはいい形のものがはいりますが,数が少なく,イチモンジタナゴはこがらですが,数が多いです。タナゴがいなくなる心配があります。イチモンジタナゴは,琵琶湖原産,アユの放流とともに移入してきたと思われます。琵琶湖では絶滅危惧種の一つですが,H沼では在来のタナゴを危機に追いやっているようです。雑種がうまれているかもしれません。ちなみに,イチモンジタナゴは萩原・佐々木(2000)で報告され,東北初記録でもありおそらくいまだに東北ではここにしか生息していないようです。
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COMMENT: 面白い現象ですね。
AUTHOR: シラウオ博士
DATE: 06/07/2004 12:51:14
非常に興味深い調査結果です。がっちりとした研究計画を立てられて、調査研究を進められてください。特にイチモンジタナゴがなぜタナゴを追いやっているのか、餌なのか、卵を産み付ける二枚貝が不足しているのか、興味が尽きません。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月7日調査結果
DATE: 06/08/2004 06:41:32
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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BODY:
水温15.0,水位2,日中より小雨,気温が低いせいか水面に霧が立ちこめていました。今日から梅雨入りです。ワカサギも再びたくさん遡上しています。一網50匹でした。他に,アユ,ウキゴリ,アブラハヤ,ヤマメ,ウグイ,ウツセミカジカ,モクズガニ稚ガニ等でした。
追記 閉伊川産イトヨが40尾ほどふ化しています。大きくなったらビオトープに放流したいと思っています。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月8日調査結果
DATE: 06/09/2004 06:10:32
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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水温14.0,水位2,ワカサギはまだ遡上しています。時間が早かったせいか,今日は一網3匹でした。ウツセミカジカ,アユが入網しました。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月9日調査結果
DATE: 06/09/2004 22:58:56
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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今日は、夕方から晴れてきました。水温は16.8、水位は2です。朝方はにごっていましたが,夕方は透明になっています。ワカサギは100/一網です。よく入りました。小型が中心です。まだまだ続きそうです。ヤマメの大型放流魚かな?ギンブナ(雨で上流から流された?)、カジカ,などでした。
追記
今日は山口川の調査を実施しています。あまりにも感動したので、新規投稿します。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 山口川でイトヨ再び確認!!
DATE: 06/09/2004 23:07:41
CATEGORY: 山口川
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今日は、山口川の調査も行いました。水温,22.0、閉伊川よりも高水温です。バイオマットの採集,ならびに再生試験を実施しました。魚類採集は二の次だったのですが,バイオマット付近に魚の陰がありました。すぐさま、投網を投げるとなんとイトヨのメスです。おなかも大きくなっています。先週に引き続き、またイトヨです。これは、単なる偶然ではないと思いました。しかも、一尾だけではないのです。合計4尾採集しました。オスは一尾でした。すでに婚姻色が出かかっています。まだ他にもいます。(現在採集個体は、学校の水槽で管理しています。先週の山口川のイトヨも婚姻色が出てきました。)
 周辺を観察すると,岸沿いに穴があいており、その周囲でメスがじっとしている姿が見られます。もしかしたら、イトヨのオスが巣を作っているのかもしれません。今後の調査が待たれます。それにつけても、カモが気になりました。魚類の生息場所を奪わなければいいなと思います。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 日本一長い飼育ウナギ
DATE: 06/10/2004 16:31:33
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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本校で飼育しているウナギを紹介します。このウナギは閉伊川のゆったり館下の簗場(新里村,鳥取春陽の古里)で98年に捕獲されたもので,最初ゆったり館で1月ほど飼育していましたが,あまりにも大きかったので,本校に寄付されました。今年で6年目を迎えます。全長は約1m(98cm)あり,ネットで調べる限り日本一の飼育ウナギです。もしかしたら日本一でないかもしれませんが,現在日本一に関するネットに登録して審査して頂いております。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月10日調査結果
DATE: 06/10/2004 21:48:40
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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本日は水温16.8、水位2です。風の強い日でした。ワカサギは50匹/網です。小型が多くなりました。これらは来年の大型群として早期遡上すると考えられます。アユ、ヤマメ,ウツセミカジカが入っています。ワカサギ以外は直ちに放流しています。
追記 イチモンジタナゴのオスが色鮮やかとなり貝の開口部に向けて盛んに飛び跳ねるような行動をしています。一方,マタナゴのほうは大型ですが婚姻色は出ていません。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 山口川産イトヨ産卵成功!
DATE: 06/11/2004 13:01:09
CATEGORY: 山口川
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山口川でおととい捕獲したイトヨ2匹が産卵しました。水槽に入れたあと直ぐに,雄が巣を作り,雌はおなかが大きくなりました。本日午前中に産卵した模様。写真は,巣から卵を取り出し,ふ化槽で飼育しているところです(発眼しているものは,先日生まれた閉伊川産のものです。水槽が狭いせいか食卵する場合がありやむを得ずこうしています)。1週間後にはふ化するでしょう。大きくなったら山口川に放流したいですね。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月11日調査結果
DATE: 06/12/2004 14:11:12
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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水温16.5,水位2,ワカサギは20/一網でした。ウキゴリ,アユ,ウツセミカジカが捕れました。ワカサギも少なくなってきました。蚊が良く飛んできます。同行者は子供2人と生徒Yさん,S君です。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 山口川調査しました。
DATE: 06/12/2004 14:14:30
CATEGORY: 山口川
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山口川を野鳥の会の方と調査をしました。イトヨは残念ながら発見できませんでしたが,バイオマットの説明をしました。魚と鳥との関係について理解してもらいました。バイオマットはイトヨの巣の材料や隠れ家となること,カモがバイオマットを掘り返す可能性があることを話しました。
追記 ふれあいビオトープ(仮称)にも行き,事務局長さんの了解を得て,バイオマットを僅かですが投入しました。周辺の有機物等を吸収してくれるといいと思います。写真の中央部がバイオマットです。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月13日調査結果大槌「淡水型イトヨ」
DATE: 06/14/2004 12:09:32
CATEGORY: 大槌川
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BODY:
大槌川の源水地区の淡水型イトヨを観察してきました。水温15.0,水位が低下しています。揚水をやめたためと思われます。それでも,このぐらいの水量があるのはたいしたものです。水位は20cmはあると思います。雄の様子を撮影しました(写真)。稚魚も全長3cmほどの稚魚もいました。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 日本一のウナギその2
DATE: 06/14/2004 12:45:28
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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本日,日本一掲示板サイト(http://nandemo.nippon1.com/mm.htm)の清水さんから連絡があり,メルマガで紹介して頂くことになったもようです。ありがとうございます。
<飼育秘話1 持ち込まれたあの日あの時>
 98年8月に本校に持ち込まれ,今年で6年で,8月から7年目に突入です。当時の生徒と体長測定をしましたが,生徒たちも恐がり,ウナギもびっくりしてなかなかおとなしくしてくれず,大変でした。ようやく計測版にのせ,全長を測りました。その当時は88cmしかなかったので,6年で約10cm伸びたようです。
<飼育秘話その2 水槽から逃げて干しウナギに!>
 そして忘れもしない,2001年,あのときは夏でした。ウナギも元気に泳いでおりましたが,ある時ウナギがどこにもいません。寝床にもいないし,どこにいるの?その瞬間黒い太い帯のような物体が水槽の外にあるではありませんか!外見は乾燥して,床にぺったりとくっついてうごきません。ショックでした。前回みてから24時間は絶っています。せっかく新居にもなれて餌も人工餌料を手から食べるようになり,ペットのようにかわいがっていたのに。もう命耐えてしまったの?
 悲しみにふけりべっとりとした物体を,たも網で床からはがすと何とまだ生きていたのです!これには大変びっくりしました。ウナギは皮膚呼吸をするということは聞いていたのですが,このようなからからになった状態でも生きているのですね。本当にびっくりしました。すぐさま水槽に戻し,徐々に体力も回復し元気に泳ぐようになりました。それ以来懲りたのか,一度も水槽から逃げることはありません。
<飼育秘話その3 感電死!?>
 いつも元気なウナギさん。2003年,ある時,えさ係の生徒が,「先生,なんか元気がないですよ?」といいます。よくみるとウナギは白い腹を上にして息絶え絶えです。昨日まで元気だったのに・・・そして,生徒が「みずのなかにてをいれるとびりびりしますよ!」照明用の蛍光灯から漏電していたのです。これも,24時間以上このような状態だったのです。人間が少し手を入れただけでびりびりくるのですから,ものすごい電流が流れていたのです。あわてて,蛍光灯をはずしましたが,白い腹を向けたまま。しかし,数日後には
回復。元気に餌を食べるようになりました。
<まとめ>
 そろそろ土ようの日が近づいてきました。6年間の飼育の経験から(うなぎさんにはもうしわけないですが)ウナギを食べると元気になるというのは,こうゆうわけだったのでしょうか。昔の人は自然の事象をよく理解していたのですね。つくづく関心させられました。
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COMMENT: おめでとうございます。
AUTHOR: シラウオ博士
DATE: 06/14/2004 15:30:32
 日本一公認、おめでとうございます。あの大きなウナギにそんなドラマがあったとは、知りませんでした。あとは下りウナギとなるまで飼育して、データ・ロガーを付けて放流。産卵場まで導いてもらいましょう。
 日本一サイトのURL、お教え下さい。
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COMMENT: ありがとうございます。
AUTHOR: ワカサギ博士
DATE: 06/14/2004 16:35:18
「1m長いですね。ぜひみてみたい」という,うれしいコメントを頂いております。

AUTHOR: hypomesus
TITLE: 6月14日仔稚魚調査始動!!
DATE: 06/14/2004 22:07:37
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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今年度ようやく,仔稚魚調査が始まりました。場所は閉伊川河口域です。水温16度。日中の気温25度。INNOのキャリヤをクルマに設置,ゴムボート(hypomesus号 船外機2馬力)を載せ,調査に出動しました(写真)。今日は,時間が早かったせいか何も入りませんでしたが,明日以降から本格的に調査を始めます。さて,どんな仔稚魚が捕れるでしょうか?楽しみです。
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AUTHOR: hypomesus
TITLE: 日本一長いうなぎ3
DATE: 06/15/2004 13:05:46
CATEGORY: 閉伊川・ワカサギ
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日本一長いウナギ(自称)が今週日曜日にメルマガにデビューすることになりました。http://nandemo.nippon1.com/にアクセスして下さい。
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ご挨拶その2

2005-03-09 | シーグラントカレッジプログラム
 すなわち,他の連邦政府の海洋や沿岸のプログラムから生じたシーグラントが位置づけた野外奉仕活動によって知識の創造と、知識の伝達の一体化したものであり,効果的に働いている。

 将来的に、沿岸地域における突出した勢いと莫大な人口増加そして経済的発展は、予想されている。このような人口増加は環境や経済的な問題の中心であることと関連し、これらの課題はシーグラントにとって新しい課題であり、この国の社会的政治的議題を次の世紀に向けて重要な地位を占める。

 このような複雑な課題への取り組みは物理的,生態的,社会的システムの知識と理解への前代未聞の要求を生み出すことになるだろう。参加者に対し科学を基盤とした総合的でわかりやすい情報を提供することは大変重要である。

 シーグラントの支持者と参加者から要求されていることは、同様に急激に増大している。生態系や、天然資源管理に関するアプローチの出現とともに,問題に対する解決策は、個々の複雑な問題に応じて、地域的にそして地方的に徐々に拡大していくだろう。将来的にはシーグラント公開教育プログラムにとって面白い前代未聞の機会の前兆となる。


ご挨拶その1

2005-03-09 | シーグラントカレッジプログラム
ご挨拶
 シーランドグラント公開教育システムは,公開教育サービスを通して大学からの科
学的基礎情報を利用者に伝える有効な手段である。アテルスタン・サイハウスは半世
紀前にシーグラントの考えを最初に提唱したが,彼はランドグラント公開教育システ
ムの考えとの深い関わり合いに感謝の気持ちを強調している。

シーグラントが始まって以来、公開教育プログラムのサービスをプログラムの基本
に位置づけ,不可欠な基盤としてきた。今日,300人以上のメンバーが強いつなが
りを保ち続けているのは,利用者が活用しやすいように情報を還元するためである。
シーグラントは長年にわたって一般大衆の興味に合わせた情報を提供し大きな貢献を
している。

(文章が長いので区切って紹介します)

4<チカとワカサギ>

2005-03-07 | ワカサギに学んだこと
 ワカサギは,日本海沿岸には多い。しかし,太平洋側には涸沼や北浦,小川原湖だけに大きな個体群として自然分布するといわれている。これに対し,
岩手県の三陸沿岸に目を向けると,入り組んだ湾のあちこちに,ワカサギの近縁種である「チカ」が多く分布している。ワカサギとチカは一見すると区別がつかない。写真に示すとおり,一見どちらがワカサギなのか区別がつかない。外形的な大きな違いは腹鰭基部が背鰭基部より前にあるのがワカサギ,その逆がチカである。これも,産卵期が近くなるとお腹がふくらみ区別がつかなくなる。最終的にはレントゲン写真を撮り脊椎骨数を数える。おおよそ57個がワカサギ,60個以上がチカである。

 一方,生態的な違いは大きい。ワカサギは河口から3.0km上流にある淡水域で産卵するのに対して,チカは海浜で産卵し海で成長する海水魚である。しかも,産卵期はワカサギより一月早く,両者が入り交じって産卵することはない。チカは成長ととともに河口域に出現するが,もしワカサギも生息しているとすれば,成長の早いチカがワカサギを餌として食べ,さらに餌も競合するとことになる。このような理由から,三陸沿岸にはチカが優先し,ワカサギが分布域を広げることができないのである。

 では,なぜ地下の優占する三陸沿岸で、閉伊川にはワカサギが分布するのであろうか?これまで明らかになった生活史を解説しその謎に迫っていきたい。