「函館発信の函館何でもサイト」に,里海探偵団の記事が紹介されている。http://okemoto.net/index.html
ここに経緯を表し,転載させて頂く。
里海意識が函館にも根付き,海や水産の価値がより一層高まることを期待したい。
里海探偵団が行く!
育てる・調べる海の幸
寺本潔・佐々木剛・角田美枝子[編著]
農文協 発行
函館市中央図書館蔵
夏になると海は家族ずれや友人同士が海辺で海水浴をしたり、もぐって些細な海の幸を味わったことがある。今は海は堤防や護岸ブロックにさえぎられおまけに密漁禁止の看板が立てられ米軍基地同様である。
海がさえぎられて海の環境も魚食文化もこれでまもられるわけはない。
人の居住地近くの海を里海として、教育の場として親しんでいこうという本。
学校では社会、理科、総合学習で海や魚について学ぶが、教育指導要領にはないに等しく海について学ぶ機会はすくない。
この本では日本各地での学校が取り組んでいることを紹介している。
かきの種付け(瀬戸内海)、もずく養殖の体験(沖縄)、海苔の養殖(東京お台場)いわしの煮干づくり(四国)、わかめ養殖の体験(岩手)などを紹介している。
日本各地で(沖縄でさえも)子供たちが海や海辺やまして海に住む生物と親しむ機会が少なくなり、それを克服する試みがされ始めている。
海に囲まれたお台場の海浜公園の小学校では「海水ビオトープ」をつくりあめふらしややどかり、タマキビガイなどをかって観察している。
海藻押し葉づくりによる環境教育も紹介している。
最後の章でアメリカの海の自然科学・環境教育プログラム(MARE MarineActivitiesResouces&Education)の実践を海洋リテラシーを紹介している。
それには最重要原則として
①地球には多くの特徴を兼ね備えた大きな海がある
②海やそこに生きる生物は地球の特徴を形作っている。
③海は天候や気候に大きな影響を与える
④海のおかげで地球には生物が生息できる
⑤海は多種多様な生物や生態系を支えている
⑥海と人間は切っても切れない関わりをもっている
⑦海の大半は探検されていない
が定められており、海洋教育に携わる教育者はMarine Educatorと呼ばれ
アメリカ海洋教育者協会(NMEA)がある。
アメリカでの海洋についての意識は環境にとって必要であるが多いが、日本は食糧生産の場としての意識が強いという認識の差がある。
アメリカでは大学が小中学校に出かけて海洋教育を行っているのも紹介されている。
この本を読んでいると、函館では海洋水産都市構想が掲げられ、学者先生等の海洋や海資源の活用が叫ばれ、資金が投入されているがもっと身近な里海意識の醸成、着実な海洋教育が行われなければならないのではないかと思われる。
ここに経緯を表し,転載させて頂く。
里海意識が函館にも根付き,海や水産の価値がより一層高まることを期待したい。
里海探偵団が行く!
育てる・調べる海の幸
寺本潔・佐々木剛・角田美枝子[編著]
農文協 発行
函館市中央図書館蔵
夏になると海は家族ずれや友人同士が海辺で海水浴をしたり、もぐって些細な海の幸を味わったことがある。今は海は堤防や護岸ブロックにさえぎられおまけに密漁禁止の看板が立てられ米軍基地同様である。
海がさえぎられて海の環境も魚食文化もこれでまもられるわけはない。
人の居住地近くの海を里海として、教育の場として親しんでいこうという本。
学校では社会、理科、総合学習で海や魚について学ぶが、教育指導要領にはないに等しく海について学ぶ機会はすくない。
この本では日本各地での学校が取り組んでいることを紹介している。
かきの種付け(瀬戸内海)、もずく養殖の体験(沖縄)、海苔の養殖(東京お台場)いわしの煮干づくり(四国)、わかめ養殖の体験(岩手)などを紹介している。
日本各地で(沖縄でさえも)子供たちが海や海辺やまして海に住む生物と親しむ機会が少なくなり、それを克服する試みがされ始めている。
海に囲まれたお台場の海浜公園の小学校では「海水ビオトープ」をつくりあめふらしややどかり、タマキビガイなどをかって観察している。
海藻押し葉づくりによる環境教育も紹介している。
最後の章でアメリカの海の自然科学・環境教育プログラム(MARE MarineActivitiesResouces&Education)の実践を海洋リテラシーを紹介している。
それには最重要原則として
①地球には多くの特徴を兼ね備えた大きな海がある
②海やそこに生きる生物は地球の特徴を形作っている。
③海は天候や気候に大きな影響を与える
④海のおかげで地球には生物が生息できる
⑤海は多種多様な生物や生態系を支えている
⑥海と人間は切っても切れない関わりをもっている
⑦海の大半は探検されていない
が定められており、海洋教育に携わる教育者はMarine Educatorと呼ばれ
アメリカ海洋教育者協会(NMEA)がある。
アメリカでの海洋についての意識は環境にとって必要であるが多いが、日本は食糧生産の場としての意識が強いという認識の差がある。
アメリカでは大学が小中学校に出かけて海洋教育を行っているのも紹介されている。
この本を読んでいると、函館では海洋水産都市構想が掲げられ、学者先生等の海洋や海資源の活用が叫ばれ、資金が投入されているがもっと身近な里海意識の醸成、着実な海洋教育が行われなければならないのではないかと思われる。