縄文の風

「北黄金貝塚公園」を中心に
噴火湾沿岸の遺跡情報を発信します。

「縄文土器」の解読がおもしろい。

15縄文楽・闇の思考

2023年10月22日 | 縄文楽

03縄文楽・闇の思考
自然界の中で生きていくためには、自然界をよく知りつくし感じていることと考える。

そのためには、常に、視覚(見る) 聴覚(聞く) 嗅覚(嗅ぐ) 触覚(触れる)味覚(味わう)の五覚をいつも研ぎ澄ましている必要があります。
その上に第六感も働かすことも大切でしょう。

現代の人々と異なるところと感じます。

現代ヒトの遊びのような気をぬいた言動は、なかったと考えます。
常に気を張って自然界に対峙した生きかたをしていたと思います。

例えば、暗闇の中で行動することも多いことでしょう。

耳は虫が動く音、動物の歩く音、木の葉が落ちる音まで聞かなければならないのです。

暗くても見えるような目をもたなくてなてらない。

鼻、口、触 等も常に働かせて身を守っていたと思います。

その上、まわりの樹木も草木もいつもヒトの動きや話すことばは聞いていたり動作も見たりしています。

もし、自然界に対して不義なことをしたり思ったとすると災いが降りかかってくるにちがいないと。

「すべてのものに命があり、すべてが生きる」このことばが「縄文の心」というべき忘れてはならない大切なコトバです。

北黄金貝塚公園に開園当時から表示されています。
縄文思想の神髄をついた言葉だと思います。

自然界の現象に逆らえばわが身に災いが降りかかるということを意識して縄文ヒトは行動していたとに違いない。

地震や雷や「気候変動」なども自然が忠告しているととらえることができる。

暗闇の中でも行動する縄文ヒトと明るいところでなければ行動できない現代ヒトと、ここに大きな意識の差が生まれたと考える。

そして、自然界を土器で製作して願いの象徴として対象物とした。

「煮炊き」は邪道の意識と考える。

縄文楽  浄山

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