今日は私の”林業トレランコース”を紹介します。
斜面での間伐作業はキケンです。足腰の丈夫さも必要ですが、
大切なのはバランスです。それから、足の置き方、立ち位置。
慣れていないと、急斜面でのチェンソー作業は命取りです。
他にも危険は沢山あります。
落ち葉の下に何があるか、寝かせた丸太に足を挟まれる、
折れた枝で顔を突く、伐倒直後の退避時にツルに絡まれる
など・・・どれもこれも怖い怖い。
そんな事故は余裕が無い時に起こります。 また、
体力が限界になった時に起こります。
と言う訳で、間伐をやるには山での所作が大切なんです。
基本は体力ってことで、走ります。
まず、仕事場前の舗装林道を1500m上り詰め、高度400m
の峠まで一気に行きます。標高差200m。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/7d/15d843a167cc3264b1421ce3bda7ee9e.jpg)
奇麗な沢沿いを走ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/59/1af4b46bfc0fd62682022e84ad1788c7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/0c/84bb4fdb273e8ae147c2db274f6de874.jpg)
途中で舗装が終わります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7f/bf284068fbe396c83d047275893ad22c.jpg)
ここからは、車では入れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/9a/0576088ea8f4abf4faf1508af6abfc33.jpg)
車が入れなくなると、いきなり、こんな極悪ヒノキ林となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/a8/70fd9cdf1581c7ac224daf2b01c6e4ef.jpg)
天神峠という、由緒ある峠に到着。
ここは、いつでも心地よい風が吹き抜けています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/dc/54c9666059a1bc2534df6be1a5933f0e.jpg)
大きなモミソに合掌します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/91/6697b1e23809fdedcd60193d13d22f50.jpg)
峠を越え、下って行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/5e/19000d35ed5a189ac887762621afe3de.jpg)
未舗装林道に出ると、こんな標識があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ec/6de551b26ee341b2c1affdeeff407da3.jpg)
沢水が美しい。ここは禁漁沢。ゴミは一つもない。あったら拾う。
渓流釣りの連中が入れる沢は、何処もゴミだらけだ。
何故沢にゴミを捨てて行く?魚さえ釣れれば良いというのか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4e/00501c62cfdb1843feee785efae51529.jpg)
古の石垣。
昭和の初期には、11戸ほどが暮らしていたらしい。
電気を引いて貰えなかったため、一軒、また一軒と里に下りて
行ったそうだ。今も電気は来ていない。それでいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/17/08d7e85aab9e57bb6ef4577c0fa29848.jpg)
石垣上の平坦地には、たいがいは、スギが植わっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/53/abe862ab983d55d5e12fb00406eef3e7.jpg)
今は、誰あれもいない。誰あれも来ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1c/0a68022dc3f6237be87ee8b68739fb42.jpg)
未舗装林道を更に走っていくと、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f6/489b3786a06af3a068e45a5ec56736ee.jpg)
終点には、古いログハウスが建っている。夢の跡って感じ。
もう、何年も使われた形跡が無い。このまま朽ちて行くのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/4a/fcb17f7cd72e3023bec9f52ed48d8173.jpg)
仁田山峠に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/3c/99456ebc899fc2dc6e0b9650f1c52964.jpg)
ここを登っていくと、竹寺→根ノ権現→伊豆ヶ岳へと続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/97/3e6a6afbf708bd7c7633973801f96740.jpg)
楢抜山入口でUターン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/25/5314521ab263637efcf8cb70893436e4.jpg)
林道を、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/5b/b14bb5b949b5187ba0445365b3f36cad.jpg)
ひたすら下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/77/569eae21cb34326f9488413163d03099.jpg)
理想的な森林。針葉樹と広葉樹が混ざり、山女が棲む沢がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/16/82a462d98f49298f40c41db28d171599.jpg)
素晴らしく手入れをされた人工林。
私は常々思う、スギ・ヒノキの人工林は保水力に欠けると言うのは、
嘘なのではないかと。コナラなどは、自分以外を衰退させるし、
ブナだって単層林じゃないか。人工林だって、キチンと管理すれば、
こんなにも美しく、こんなにも保水力のある混生林を作れるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/94/0246a9729d1596ba0d98794fb86bc29e.jpg)
その証拠に、ここの水は旨い!本当にうまい。
年中途切れることもなく、コンコンとうまい水を作りだしている。
林内は湿気があり、空気が凛として冷ややか。
下層植生はシダ類に始まり、サカキ、カシ、紅葉、シャガ、
アブラチャンなどがひしめく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/12/ae8552c398c0b09e3dc54bb8f2c45f22.jpg)
山女がいるよ。魚道がないので遡上できないのだけど・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/09/f4430ea88e2575620a76336428236212.jpg)
こんなところにマツコが・・・あ、いや、
一部の人にしか分かりませんので、気にしないでください。(o|o)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/5f/7ddac34e6d6842b979fc29ab2e2dde1a.jpg)
最後の峠を越えると仕事場近くの林道に戻るのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/91/5c3e96e1bde9ae804f96d88e8eb0cd85.jpg)
おおよそ6.8Km。
山での立ち位置をバランスよくするためのトレーニング。
他にも幾つかバリエーションコースがあり、そちらは林道じゃなくて
、本当の激坂・杣道なんです。 そして、注意することがあります。
それは、
コイツです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/25/e6686ee9ad853d3c88265fd1c02de2d5.jpg)
マムチャン。
暖かい日向の林道はキケンですよ。
マムシって奴は、自分が強いと思っているのか鈍いのか、
踏みつけるまで気付かないみたいなんです。しかも茶色。
ワカンネッての!
たいがいはビックリして逃げ出すけど、それもノロノロ。
ヤマカガシやアオダイショウはそそくさと逃げるけど、コイツは、
基本、逃げない。遠くから石を投げて追い払うのが吉。
スズメバチの巣が突然発生することはないけど、マムシはいつ出
ても不思議じゃありません。共に、命取りという点で、
ある言意味チェンソーよりもキケンですね。
斜面での間伐作業はキケンです。足腰の丈夫さも必要ですが、
大切なのはバランスです。それから、足の置き方、立ち位置。
慣れていないと、急斜面でのチェンソー作業は命取りです。
他にも危険は沢山あります。
落ち葉の下に何があるか、寝かせた丸太に足を挟まれる、
折れた枝で顔を突く、伐倒直後の退避時にツルに絡まれる
など・・・どれもこれも怖い怖い。
そんな事故は余裕が無い時に起こります。 また、
体力が限界になった時に起こります。
と言う訳で、間伐をやるには山での所作が大切なんです。
基本は体力ってことで、走ります。
まず、仕事場前の舗装林道を1500m上り詰め、高度400m
の峠まで一気に行きます。標高差200m。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/7d/15d843a167cc3264b1421ce3bda7ee9e.jpg)
奇麗な沢沿いを走ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/59/1af4b46bfc0fd62682022e84ad1788c7.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/0c/84bb4fdb273e8ae147c2db274f6de874.jpg)
途中で舗装が終わります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/7f/bf284068fbe396c83d047275893ad22c.jpg)
ここからは、車では入れません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/9a/0576088ea8f4abf4faf1508af6abfc33.jpg)
車が入れなくなると、いきなり、こんな極悪ヒノキ林となります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/a8/70fd9cdf1581c7ac224daf2b01c6e4ef.jpg)
天神峠という、由緒ある峠に到着。
ここは、いつでも心地よい風が吹き抜けています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/dc/54c9666059a1bc2534df6be1a5933f0e.jpg)
大きなモミソに合掌します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/91/6697b1e23809fdedcd60193d13d22f50.jpg)
峠を越え、下って行きます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/5e/19000d35ed5a189ac887762621afe3de.jpg)
未舗装林道に出ると、こんな標識があります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/ec/6de551b26ee341b2c1affdeeff407da3.jpg)
沢水が美しい。ここは禁漁沢。ゴミは一つもない。あったら拾う。
渓流釣りの連中が入れる沢は、何処もゴミだらけだ。
何故沢にゴミを捨てて行く?魚さえ釣れれば良いというのか!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/4e/00501c62cfdb1843feee785efae51529.jpg)
古の石垣。
昭和の初期には、11戸ほどが暮らしていたらしい。
電気を引いて貰えなかったため、一軒、また一軒と里に下りて
行ったそうだ。今も電気は来ていない。それでいい。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/17/08d7e85aab9e57bb6ef4577c0fa29848.jpg)
石垣上の平坦地には、たいがいは、スギが植わっている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3d/53/abe862ab983d55d5e12fb00406eef3e7.jpg)
今は、誰あれもいない。誰あれも来ない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/1c/0a68022dc3f6237be87ee8b68739fb42.jpg)
未舗装林道を更に走っていくと、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3a/f6/489b3786a06af3a068e45a5ec56736ee.jpg)
終点には、古いログハウスが建っている。夢の跡って感じ。
もう、何年も使われた形跡が無い。このまま朽ちて行くのだろう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/4a/fcb17f7cd72e3023bec9f52ed48d8173.jpg)
仁田山峠に到着。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/3c/99456ebc899fc2dc6e0b9650f1c52964.jpg)
ここを登っていくと、竹寺→根ノ権現→伊豆ヶ岳へと続く。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/97/3e6a6afbf708bd7c7633973801f96740.jpg)
楢抜山入口でUターン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/25/5314521ab263637efcf8cb70893436e4.jpg)
林道を、
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/5b/b14bb5b949b5187ba0445365b3f36cad.jpg)
ひたすら下る。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/77/569eae21cb34326f9488413163d03099.jpg)
理想的な森林。針葉樹と広葉樹が混ざり、山女が棲む沢がある。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/16/82a462d98f49298f40c41db28d171599.jpg)
素晴らしく手入れをされた人工林。
私は常々思う、スギ・ヒノキの人工林は保水力に欠けると言うのは、
嘘なのではないかと。コナラなどは、自分以外を衰退させるし、
ブナだって単層林じゃないか。人工林だって、キチンと管理すれば、
こんなにも美しく、こんなにも保水力のある混生林を作れるのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/14/94/0246a9729d1596ba0d98794fb86bc29e.jpg)
その証拠に、ここの水は旨い!本当にうまい。
年中途切れることもなく、コンコンとうまい水を作りだしている。
林内は湿気があり、空気が凛として冷ややか。
下層植生はシダ類に始まり、サカキ、カシ、紅葉、シャガ、
アブラチャンなどがひしめく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/12/ae8552c398c0b09e3dc54bb8f2c45f22.jpg)
山女がいるよ。魚道がないので遡上できないのだけど・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/09/f4430ea88e2575620a76336428236212.jpg)
こんなところにマツコが・・・あ、いや、
一部の人にしか分かりませんので、気にしないでください。(o|o)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/5f/7ddac34e6d6842b979fc29ab2e2dde1a.jpg)
最後の峠を越えると仕事場近くの林道に戻るのです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/91/5c3e96e1bde9ae804f96d88e8eb0cd85.jpg)
おおよそ6.8Km。
山での立ち位置をバランスよくするためのトレーニング。
他にも幾つかバリエーションコースがあり、そちらは林道じゃなくて
、本当の激坂・杣道なんです。 そして、注意することがあります。
それは、
コイツです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/25/e6686ee9ad853d3c88265fd1c02de2d5.jpg)
マムチャン。
暖かい日向の林道はキケンですよ。
マムシって奴は、自分が強いと思っているのか鈍いのか、
踏みつけるまで気付かないみたいなんです。しかも茶色。
ワカンネッての!
たいがいはビックリして逃げ出すけど、それもノロノロ。
ヤマカガシやアオダイショウはそそくさと逃げるけど、コイツは、
基本、逃げない。遠くから石を投げて追い払うのが吉。
スズメバチの巣が突然発生することはないけど、マムシはいつ出
ても不思議じゃありません。共に、命取りという点で、
ある言意味チェンソーよりもキケンですね。
都会育ちなので、ずうっと山歩きには苦しんでいます。
今年の夏に中津川の民宿「中津屋」で、山歩きの勉強をしました。
山歩きのベテランの中津屋のおじちゃんは「クタクタ歩き」を推奨していました。
それは、チンピラが与太っているような歩き方ですが、おじちゃんの足の裏は偏平足のようですが、厚みがあってふっくらしていました。
目から鱗が落ちました。
水銀体温計を下げるときは、ただ前後に振っても水銀は下がりませんので捻って振り下ろします。
その動作を足でゆっくりとやったのが「クタクタ歩き」だと解釈しました。つまり、捻りを上手く利用すると、最小限の力で最大限の力が発揮できるのです。
股関節で下肢を操作して、膝から下は力を抜いて、なるがままにさせる。これが最も理想的な歩き方だと気が付きました。
それを念頭に置きながら、僕も日々トレーニングに励んでいます。それが完全に習得できたら、弊ブログで発表しようと考えています。
マムシの接写は怖いですよね。
夕暮れキャンプ場のファミリーとの写真も拝見しましたよ。
コメントありがとうございます。
山の神の集合を見て、高齢者集合住宅を連想してしまう。
そんなメイさんのセンスが、ナイスです。日々HPとブログを拝見させて頂き、
自分も奥秩父の渓に行ったような気になっています。
雲取林道に初めて行ったのは、私が17歳のときですから30年前です。
丁度スギ林が皆伐された時で、三峰神社から雲取山に向かっての斜面には何も
生えていませんでした。そう言えば、中学2年の時に友人と3人で初めてキャンプ
をしたのが、三峰表参道の滝付近でした。春休みで、まだ滝が全部氷結しており、
肉を埋めておいたら何者かに喰われた。あれは恐ろしかった。オオカミかも・・・
そんなわけですから、メイさんの軌跡は実に興味深いのです。
私も、基本ソロ行動。
これからも宜しくお願い致します。
(リンクを貼らせて頂きました。)