堂平天文台91cm反射望遠鏡改イギリス式
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/6e/a5376accdc7805a44d03b6bbac59a003.jpg)
技師長の笠原です。
イヤ、この”改”ってところが大変で難儀するんですよコレハ。
スペックと経緯です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/3a/32a138d40128222532cdb3ca418f727c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/60/46c4df827f8c80e3e5b41404da02ad21.jpg)
現在、月2回の定期保守を実施しているのですが、
1日で出来ることはごく僅かです。
少しずつ、チョットずつ悪い所を直して行きます。
2017年12月25日 主鏡カバー開閉電源用スライダック交換
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/53/d6683e60652c5cc3591af646f182157a.jpg)
55年前の東芝製スライダックですが、もうボロボロでした。
右が交換した新しいものです。
主鏡の蓋は花弁式開閉機構となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/05/aa3c71ab4edeae3dcfaae9e1586772f2.jpg)
ちなみに、これが副鏡部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/e1/64ad7638dd2f3ca449b4ce25fccdb3c7.jpg)
プライム焦点には2インチカメラが付くように改造されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/37/b3ebac0c6ce82f230c1639b0dca08001.jpg)
副鏡を取り外してコレクターレンズなどを入れますが、
上のホイストを使って行います。最近はやっていないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/84/eee4cde58c2c16f9879b7952d6580332.jpg)
赤緯軸粗動機構はバランスウェイトの中に組み込まれています。
まずは、バランス崩れ対策。ロープも張ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/6e/109e04ec71c8688b665ab40ba97ef417.jpg)
ウェイトの蓋をクレーンで吊って外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/1f/a1ae5c3278e16b9980177c096a0ae80b.jpg)
キャットウォークへ退避
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/48/0f9b971fab4d3c69887aa5fe2cea4887.jpg)
これが赤緯軸の粗動モータです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bf/7f976333a804e7b7039a793fb265ab0b.jpg)
分かりますかね?右下奥のギザギザクラッチ。
直動ソレノイドで粗動モータの動力を繋げたり、切り離したり
しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/05/a090395437c6b959a7e098af1e2cf78c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/5d/e400784919872b34f820df7eade921e0.jpg)
赤緯軸ロータリーエンコーダがこんな所にあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ff/ff61f1a53082d5ff734c411926302d60.jpg)
赤緯軸のスリップリング機構
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/e1/47a3ac081efce96c6bd34aa4226a9e0e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6e/c61c486606f41ca9f9852f85178046ec.jpg)
エンコーダケーブルは流石に直出しです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/12/a8382617094295074da260ee6cf64467.jpg)
赤緯軸微動はタンジェントスクリュー式で、±2度しか動きません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ea/0b713922817f5d1d9dde5be320879568.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/47/ca5e1afbbf09aba72681bf1192b9c736.jpg)
何枚ものフロッピーメディアがディスク面クラッシュしていました。
今時はフロッピーメディアの取り扱いを忘れていても・・・
いや、もしかして知らなくても? 全く不思議ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/19/4a436f9542cfdd23e674020f66b1e8d6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/86/ad1f29b6df0ca18bfe7999ac5961f48d.jpg)
フォフォフォ、 露骨に書いてしまった。(V)o¥o(V)
動態保存が出来れば良いと言うけれど、
それってか~なり大変なことですよ。55年前の機械ですから。
今日のドーム内は、-1.5℃と大した冷えではありませんでした。
それよりも、雪が凍結して道が怖いですよ。
本当にツルッツル!!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/44/6e/a5376accdc7805a44d03b6bbac59a003.jpg)
技師長の笠原です。
イヤ、この”改”ってところが大変で難儀するんですよコレハ。
スペックと経緯です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/3a/32a138d40128222532cdb3ca418f727c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/60/46c4df827f8c80e3e5b41404da02ad21.jpg)
現在、月2回の定期保守を実施しているのですが、
1日で出来ることはごく僅かです。
少しずつ、チョットずつ悪い所を直して行きます。
2017年12月25日 主鏡カバー開閉電源用スライダック交換
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/53/d6683e60652c5cc3591af646f182157a.jpg)
55年前の東芝製スライダックですが、もうボロボロでした。
右が交換した新しいものです。
主鏡の蓋は花弁式開閉機構となっています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/05/aa3c71ab4edeae3dcfaae9e1586772f2.jpg)
ちなみに、これが副鏡部
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/e1/64ad7638dd2f3ca449b4ce25fccdb3c7.jpg)
プライム焦点には2インチカメラが付くように改造されています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/37/b3ebac0c6ce82f230c1639b0dca08001.jpg)
副鏡を取り外してコレクターレンズなどを入れますが、
上のホイストを使って行います。最近はやっていないようです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/84/eee4cde58c2c16f9879b7952d6580332.jpg)
赤緯軸粗動機構はバランスウェイトの中に組み込まれています。
まずは、バランス崩れ対策。ロープも張ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/6e/109e04ec71c8688b665ab40ba97ef417.jpg)
ウェイトの蓋をクレーンで吊って外します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/15/1f/a1ae5c3278e16b9980177c096a0ae80b.jpg)
キャットウォークへ退避
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/45/48/0f9b971fab4d3c69887aa5fe2cea4887.jpg)
これが赤緯軸の粗動モータです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/bf/7f976333a804e7b7039a793fb265ab0b.jpg)
分かりますかね?右下奥のギザギザクラッチ。
直動ソレノイドで粗動モータの動力を繋げたり、切り離したり
しています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/05/a090395437c6b959a7e098af1e2cf78c.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2c/5d/e400784919872b34f820df7eade921e0.jpg)
赤緯軸ロータリーエンコーダがこんな所にあります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/ff/ff61f1a53082d5ff734c411926302d60.jpg)
赤緯軸のスリップリング機構
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/e1/47a3ac081efce96c6bd34aa4226a9e0e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/41/6e/c61c486606f41ca9f9852f85178046ec.jpg)
エンコーダケーブルは流石に直出しです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/12/a8382617094295074da260ee6cf64467.jpg)
赤緯軸微動はタンジェントスクリュー式で、±2度しか動きません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/ea/0b713922817f5d1d9dde5be320879568.jpg)
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何枚ものフロッピーメディアがディスク面クラッシュしていました。
今時はフロッピーメディアの取り扱いを忘れていても・・・
いや、もしかして知らなくても? 全く不思議ではありません。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/19/4a436f9542cfdd23e674020f66b1e8d6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/86/ad1f29b6df0ca18bfe7999ac5961f48d.jpg)
フォフォフォ、 露骨に書いてしまった。(V)o¥o(V)
動態保存が出来れば良いと言うけれど、
それってか~なり大変なことですよ。55年前の機械ですから。
今日のドーム内は、-1.5℃と大した冷えではありませんでした。
それよりも、雪が凍結して道が怖いですよ。
本当にツルッツル!!