宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

タカハシのカメラマウントDX-WRにPENTAX用が無いもんで

2016-06-01 14:48:00 | 撮影機材
タカハシのε-180EDなどにデジイチを付ける為には、
カメラマウントDX-WR(Canon) or (Nikon)を使う必要があります。
昔はPENTAX用のKマウントもありましたが、現在は大人の事情によりありません。
Canon , Nikon以外のマウントにつきましては弊社にお問い合わせください・・・
としかアナウンスされていません。

Kマウントを含めた”その他のマウント”に関しては標準的なTリングアダプター
を経由して取り付けることになる訳ですが、これだと内径が38mmしかないため、
フルフレームのK-1ではケラレてしまいます。
標準的なTマウントシステムって、フィルムカメラの時代から内径はφ38mm
しか無いんですよねえ~(-_-;)

しかしですね、
ココで裏技が存在するんですねえ(^^♪
タカハシ純正のKA00240 ワイドリング(Nikon)というパーツは、
実は、
ワイドリング(Nikon、他一般)とコッソリと販売店では表記されています。
まずはコレをご覧ください。


左から笠井TリングPK、タカハシKA00240ワイドリング(Nikon)、Vixenワイドマウント60
+TマウントPKです。
タカハシKA00240はM54_P0.75->φ48.9テーパーリングとなっており、普通はタカハシ純正の
カメラマウントDX-WRを取り付けるようになっています。
しかし、
このφ48.9mmってのは、標準的なTリングシステムの内側リングの外形と同じなんですねえ。
なので、
今回は笠井とVixenのTリングPKを使って確認してみました。

VixenのTリングシステムは内径φ49.5mmもあります。


かなりのガタですが、これを持っている人はKA00240がスッポリ入りますので使えます。

笠井のTリングPKは内径φ49.1mmで規格通りです。


タカハシのKA00240の外形もφ48.9mmで規格通りです。


と言うことで、
今回は笠井のTリングPKの内側リングを取り外し、KA00240を入れました。
これで立派なカメラマウントDX-WR(Kマウント用)になりました。


内径はφ43mmなので、立派にワイドリングPKと言えますね!


ちなみに・・・標準的なTリングシステムであるMPCCⅢの内径はφ38mmしかありません。


EOS用M48ワイドマウントでない限り、フルフレーム機では確実にケラレます。

普通は入手しやすいVixenのTリングを使えば”入らない”ということはありません。
今はm4/3やAPS-Cカメラを使っていても、いずれはフルフレームと考えている人は
標準的なTリングシステムで組むのは勿体ないですよ~(^^♪

これでε-180EDだろうがFSQ-130EDだろうがK-1が取り付きます。
アリガタヤ・・・って、アレ?そんな鏡筒あったんか??



コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする