goo blog サービス終了のお知らせ 

宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

梅雨の晴れ間にワンショット

2015-06-13 16:01:00 | 天体写真(冷却CCD)
6月12日(金)の夜は長野方面が晴れそうだったので入笠山へ突撃して
来ました。重機材を準備した直後から晴れ始め、速攻でM8を撮影しました。
本当は一晩中晴れる見込みで行ったのですが、なんと23時30分以降は
ベタ曇りとなり、完全に雲の中で私も機材もビッショリ・・・org

M8 , 7X300S , 35min Total


たった35分しかモノになりませんでした。
1時間弱しか撮影出来なかった中で、雲の通過やガスの発生で使えない
カットが5カットも発生。空は暗いのでLPS-P2は付けませんでした。

風が強かった!

4~5m程度はあったのではないかと思います。
バーティノフマスクが何度も飛んで行ってしまいましたから・・・
だから、星像もやや肥大しているようです。
それでもこの風の中、巨大フードを付けているにもかかわらず撮影を
続行出来たのには驚きました。アトラクスだったら1カットもモノに
ならなかったと思います。

総重量180Kgは、風にめっぽう強かった!


今回は接眼部も快調快調(^^♪
オフアキを使わず、RFT80を子ガメ載せして使いましたが、
もはや大丈夫のようです。


今回はまだフラットを撮っていませんが、
斜鏡短径が88mmもあるので、APSC素子であればそれ程必要性を感じません。
まあ、やれば効果はあるのですが、この程度の画像ではねえ~。

10cmF6で使っていた時は感度不足で1カット20分も必要だったSSProV2。
30.5cmF4では5分でこんなに写るんですねえ。アリガタヤ。

短い夏の夜にはワンショット冷却CCDカメラと大口径反射望遠鏡が適して
いると感じました。ただ、突然の雨あられ対策も考えておかないと、
イザという時に慌ててしまいそうです。

3:15撤収→双葉SAで仮眠→7:40帰宅

------------------------------------------

撮影日時:2015/06/12 22:22:38~23:15:52
撮影場所:入笠山天体観測所
天候:20時~23時頃までは概ね晴れていた。
   ガスが突然湧いたりした。23時30分以降はベタ曇り。
気温:10℃
湿度:最悪の夜露攻撃→23時で主鏡まで曇った。
風速:4~5m
星空指数:70
シーイング:不明(チェックする暇が無かった)

撮像鏡筒:GINJI-300FN(30.5cmF4 , fl=1220mm)
カメラ:Orion StarShootPro Ver2.0(Sony ICX413AQ APSCワンショット)
フィルター:無し

赤道儀:GN-26S改
ガイド:RFT80+QHY5L-ⅡM+PHD2

撮像時間:画像に併記
ダーク画像:5枚
フラット画像:***
フラット用ダーク画像:***

撮像ソフト:MaxImDL_Pro Ver6.08
画像処理:SI7 , Photoshop cs5

------------------------------------------

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする