宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

IC1396を再処理

2013-10-01 22:16:00 | 天体写真(冷却CCD)
StarShoot Pro Ver2.0 の名誉のため、IC1396を再処理しました。
検証の結果フラットが全く適合していないことが判明し、
まずはフラット画像の撮り直しから再処理をしました。



いやー、まともになりましたよ。
少なくともK-5Ⅱsには負けていません。

原因はですね、フラットのレベルがまったく合っていなかった
と言うものです。前回は室内から昼間の空を白紙を貼って撮影し、
取説通りにレベルを20000カウント付近にしていました。

ところがですね、

IC1396ってのは猛烈に淡い訳で、平均カウントはなんと1400程度。
下が400カウントレベルなので、僅か1000カウントの範囲に収まって
いるんですねこの星雲は。
だから皆さん、極端にレベルを引っ張り上げて強調している筈。
今回のフラットは1400までレベルを落として撮像画像に適合させて
あります。

良かったなあ~ SSProV2。
あまりに写らないので捨てちまうところだったよ。
今じゃ希少な大画素ワンショットカラー冷却CCDなんだからね。
もうチョット使ってやろうって気になりました。
めでたしめでたし。

-------- 2014/09/05 追記 --------

根底からSI7で”まっとうに”処理したらK-5Ⅱsの画像と瓜二つに
なってしまいました。しかも、K-5Ⅱsは県民の森で100分、
SSProV2は有間峠で120分なんですが・・・


そう考えるとK-5Ⅱsって凄いわ~(^^♪

コメント (5)
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