宇宙(そら)を見上げて

謎の天文機材技師 ☆男(hoshiotoko)のブログです。

K-5Ⅱsに頑張ってもらいました。

2013-10-10 19:46:00 | 天体写真(PENTAX K-5Ⅱs)
昨夜は今日撮らずにいつ撮るの!?って程の快晴でした。
遠征は出来ないので、危険覚悟の有間峠です。
なんと、直径1m以上もある岩が新たに落ちており、林道の1/3程
を占有しておりました。KeepOutの黄色いテープをグルグル巻きに
巻いてありましたが、ゾッとしますねえ~まったく。
相変わらずおっかねえ林道だよ。

昨晩はキツネ、タヌキ、シカに加え、久し振りにカモシカに会えま
した。林道脇でブハブハ言っており、全く逃げようとしません。
あまりに動かないので、車を横付けし、2m程の距離から観察。
目を合わせたままジ~~っとしています。
いい加減に早くあっち行ってよ!
と言っているようです。ブシューと言いながら崖を降りて行きました。

中津川林道でも遭遇しましたが、 コヤツ、
獣臭がするので近くに居るのが分かるんです。
しかも、シカみたいに素早く行動しないのです。ノッソリ、
ゴソゴソ、バキバキと歩いて来ます。しかも濃い灰色ですから熊と
勘違いしますね。近くまで来て人を観察しているような感じ。
関東平野が一望できる林道で、浮世離れな一夜でした。

さて、

これだけ天気が良ければ栃本レベルで撮れるかもしれないと思い、
今回はK-5Ⅱsに頑張ってもらいましたよ。
標高1140mの有間峠としては最高の星空でしたが、撮影結果は
正直なものでカブリまくっていました・・・orz.
当然に南中を過ぎてから撮りましたが、やっぱり関東平野の光害は
ハンパ無いですねえ。ISO3200_10minでギリギリでした。

NGC7000とIC5067(比較のためにコレばっかりで済みません)


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撮影日時:2013年10月9~10日 22:07:18~23:58:14
撮影地:有間峠
星空指数:80点
気温:16℃
シーイング:4/5

カメラ:K-5Ⅱs , ISO3200 , RAW(PEF)
撮像鏡筒:10cmF6 Newtonian -> F5.23(AC No,3使用、卍スパイダー)
フィルタ:LPS-P2

撮像時間:12 X 10min , 120min Total
ダーク画像:3 X 10min
フラット画像:5枚 <- 但し、今回の処理には未使用
フラット用ダーク画像:5枚

赤道儀:TS-90S
ガイド:5cm fl=250mm + SSAG + PHD

画像処理:PDCU4 , MaxImDL , SI7 , cs5

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何故かSI7を使って処理したらフラットが全く合わなくて撃沈。
仕方ないのでPDCU4でパラメータをいじくり倒して現像し、
TIFF_16bitでMaxImDLにてダーク減算、コンポジット。
SI7でオートストレッチして色調を整え、cs5で仕上げました。
よって、フラット補正を行わずに周辺減光を抑え込む無謀。
ホントはもっとキレイなのだが・・・

結果はまあまあでしたが、改めてK-5Ⅱsって良く写るなあと思いました。

次、

M31のHDR撮影_80min Total

ISO800  -> 2 X 10min
ISO1600 -> 4 X 10min
ISO3200 -> 2 X 10min


気温が16℃もあったので、アンプカブリで4辺が赤くなってしまいました。
そんな時に限ってダークを撮るのがメンドクサクなってしまった。
よってフラット補正のみで80%トリミングしてあります。

コメント (3)
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