散々言っていたので書かねばならぬ。
友人の10周年記念パーティー。
なんのっ?
やっぱり僕は、そういう場所の居心地が極端に悪い。ジェームス・ボンドの様に華麗に目的を遂行したいのだが、僕には“消す”ターゲットも近付くボンドガールもいない。
受付を済ませて、主役におめでとうと伝えたら一気に手持ちがブタになった。
知ってた。
こんな気持ちになる事は行く前から分かっていた。
そして会場にはもう10年近くの久しぶりな人がチラついている。
共通の話題もない顔見知りの人達ほど気まずい事はない。
愛想笑いで一瞬を乗り切り、相手の気まずさも察知して話すこともストップした。
やっぱりパーティーはダメだ。
本人におめでとうと言うだけでいい。
終了後、メリケンパークまでひとりで歩いて世界一のツリーを眺めた。






寒さが心地よく周りのカップルに冷ややかな目線を投げつけて帰路にたった。
「参加したんだから!」
その「折角」が僕をさらに萎縮させた。
この問題は僕自身の問題である。
影の世界で生きる僕は永遠に西田ひかるになれない。
羨ましさと尊敬の念が渦巻いた。
友人の10周年記念パーティー。
なんのっ?
やっぱり僕は、そういう場所の居心地が極端に悪い。ジェームス・ボンドの様に華麗に目的を遂行したいのだが、僕には“消す”ターゲットも近付くボンドガールもいない。
受付を済ませて、主役におめでとうと伝えたら一気に手持ちがブタになった。
知ってた。
こんな気持ちになる事は行く前から分かっていた。
そして会場にはもう10年近くの久しぶりな人がチラついている。
共通の話題もない顔見知りの人達ほど気まずい事はない。
愛想笑いで一瞬を乗り切り、相手の気まずさも察知して話すこともストップした。
やっぱりパーティーはダメだ。
本人におめでとうと言うだけでいい。
終了後、メリケンパークまでひとりで歩いて世界一のツリーを眺めた。






寒さが心地よく周りのカップルに冷ややかな目線を投げつけて帰路にたった。
「参加したんだから!」
その「折角」が僕をさらに萎縮させた。
この問題は僕自身の問題である。
影の世界で生きる僕は永遠に西田ひかるになれない。
羨ましさと尊敬の念が渦巻いた。