今日は前から約束していた。
「ホクトマン、大阪に行くから会ってください」
この言葉は僕が生きている間に聞く事ができる最も美しい言葉のひとつなるだろう。
兵庫の片田舎からどの様に大阪へアプローチするのかを試行錯誤した。約束の時間と滞在時間を考え、車でアプローチして駐車場を検索した。
その大阪に向かう車の中でLINE電話がなる。
Bluetoothで電話をとる。
すると別の誘い、
「ホクトマン、会えますか?」
1日に2回も美しい言葉を聞く事ができた。
京都に向かうんですけど、京都で紅葉見ませんか。何という誘い文句だろうか。
半分冗談かもしれないが、その魅力的な言葉に惹かれて電車に乗り換えて嵐山に向かった。
大阪の約束には時間がある。
車は駐車場に置き、阪急電車に乗り込んだ。予期せぬ京都。行き当たりばっ旅に心が踊った。
嵐山駅で彼らは待っていた。
食事に行き、嵐山の奥にある竹林を見よう!と歩く。


常寂光寺の紅葉を観にさらに奥へ。






もう終わりかけの紅葉だが静かに秋の終わりを嗜んだ。
そのまま「祇園」に市バス
わらびもち「ぎをん徳屋」へ

暗くなり小雨がパラつく風情ある四条通りでお別れした。大阪に戻らねばならん。
1時間後の約束ギリギリ
飛び乗った阪急の到着は約束の時間の3分前。
そして1時間後、無事に会えた。
グランフロントで食事。
懐かしのベトナム想い出話から現在の活動や悩みまで。
ベトナムで面談した彼女から目覚めた様に目標設定をして進む姿に感動した。
あっという間に東京行き夜行バスの出発時間になった。
「あと10分です」「んっ?」嘘だろおい!
バスターミナルまで10分は何となくギリだろ?
出発時間を聞かなかったのは僕が悪いのだが。
2人でウメキタの歩道橋を走る!
たどり着いた。バスを見つけられない。
発券所のおじさんに聞くと、その時間にバスはないという。
どうやら出発場所が違う。
そもそもバス会社が違う。
そこから10分かかるという。
おじさんは親切に道案内をしてくれた。
遠くで「タクシーに乗って行きなさい!」と叫ぶおじさんを尻目にお礼も言わずにまた走り出す。
ロッカーから荷物を取り出した。
ボストンバッグは僕が持って走る!また走る!
彼女は逆方向へ走る!
「そっちじゃないんじゃない?」と僕。
キョロキョロした後、僕が指し示す方向に走り出した。
バスを逃したら、泊まって朝東京に帰るという。
なんか申し訳なくなって、その走る姿と一緒に焦っているシチュエーションに僕は笑顔がこぼれる。
彼女の背中に背負ったリュックの口が大きく開いていて中から折りたたみ傘が落ちた。
気づかず走る彼女!
僕は傘を拾って追いかける。
急に立ち止まる。「携帯…」
ガサゴソ探す。
「ありました!」
なんやねん!
また走り出す。彼女の後ろ姿を見ながら僕はまた幸せを噛み締めた。
寒い夜の大阪を小走りで汗をかいている想い出は忘れられない。
前の方で大きな声で彼女が叫ぶ。
「いつもこうなんですー!」
か、かわいい!
ベトナムから3ヶ月。久しぶりに会った別れを惜しむ暇もなく走りながら走馬灯の様に思い出がよぎる。
たどり着いたターミナル。手続きをするとバスは待っていた。
「乗れましたー」
その時の笑顔。
本当に魅力的な人。
また忘れられない日になった。
「ホクトマン、大阪に行くから会ってください」
この言葉は僕が生きている間に聞く事ができる最も美しい言葉のひとつなるだろう。
兵庫の片田舎からどの様に大阪へアプローチするのかを試行錯誤した。約束の時間と滞在時間を考え、車でアプローチして駐車場を検索した。
その大阪に向かう車の中でLINE電話がなる。
Bluetoothで電話をとる。
すると別の誘い、
「ホクトマン、会えますか?」
1日に2回も美しい言葉を聞く事ができた。
京都に向かうんですけど、京都で紅葉見ませんか。何という誘い文句だろうか。
半分冗談かもしれないが、その魅力的な言葉に惹かれて電車に乗り換えて嵐山に向かった。
大阪の約束には時間がある。
車は駐車場に置き、阪急電車に乗り込んだ。予期せぬ京都。行き当たりばっ旅に心が踊った。
嵐山駅で彼らは待っていた。
食事に行き、嵐山の奥にある竹林を見よう!と歩く。


常寂光寺の紅葉を観にさらに奥へ。






もう終わりかけの紅葉だが静かに秋の終わりを嗜んだ。
そのまま「祇園」に市バス
わらびもち「ぎをん徳屋」へ

暗くなり小雨がパラつく風情ある四条通りでお別れした。大阪に戻らねばならん。
1時間後の約束ギリギリ
飛び乗った阪急の到着は約束の時間の3分前。
そして1時間後、無事に会えた。
グランフロントで食事。
懐かしのベトナム想い出話から現在の活動や悩みまで。
ベトナムで面談した彼女から目覚めた様に目標設定をして進む姿に感動した。
あっという間に東京行き夜行バスの出発時間になった。
「あと10分です」「んっ?」嘘だろおい!
バスターミナルまで10分は何となくギリだろ?
出発時間を聞かなかったのは僕が悪いのだが。
2人でウメキタの歩道橋を走る!
たどり着いた。バスを見つけられない。
発券所のおじさんに聞くと、その時間にバスはないという。
どうやら出発場所が違う。
そもそもバス会社が違う。
そこから10分かかるという。
おじさんは親切に道案内をしてくれた。
遠くで「タクシーに乗って行きなさい!」と叫ぶおじさんを尻目にお礼も言わずにまた走り出す。
ロッカーから荷物を取り出した。
ボストンバッグは僕が持って走る!また走る!
彼女は逆方向へ走る!
「そっちじゃないんじゃない?」と僕。
キョロキョロした後、僕が指し示す方向に走り出した。
バスを逃したら、泊まって朝東京に帰るという。
なんか申し訳なくなって、その走る姿と一緒に焦っているシチュエーションに僕は笑顔がこぼれる。
彼女の背中に背負ったリュックの口が大きく開いていて中から折りたたみ傘が落ちた。
気づかず走る彼女!
僕は傘を拾って追いかける。
急に立ち止まる。「携帯…」
ガサゴソ探す。
「ありました!」
なんやねん!
また走り出す。彼女の後ろ姿を見ながら僕はまた幸せを噛み締めた。
寒い夜の大阪を小走りで汗をかいている想い出は忘れられない。
前の方で大きな声で彼女が叫ぶ。
「いつもこうなんですー!」
か、かわいい!
ベトナムから3ヶ月。久しぶりに会った別れを惜しむ暇もなく走りながら走馬灯の様に思い出がよぎる。
たどり着いたターミナル。手続きをするとバスは待っていた。
「乗れましたー」
その時の笑顔。
本当に魅力的な人。
また忘れられない日になった。