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ホクトマンのアドブログ

アドベンチャープログラムを愛するすべての人と、そうでもないすべての人へ。ひとりごと、今思うこと、泣き言、楽しか

【ネタバレ】思い出のマーニーを観て【注意】

2014-08-09 | 雑念
「思い出のマーニー」感想

感動は絵ヂカラの方になる。
北海道を舞台に湿原や草木、森の描写が美しい。

それとは対象的にジブリ初のダブルヒロインの魅力が物足りない。確かに表情にスポットを当てる時には、書き込んでいる。

いるのだが、何気無いシーンのキャラクターが何やらノペーっとしているのだ。

僕は「借りぐらしのアリエッティ」を評価している。あのお父さんの「借り(狩り?)」シーンは本当にかっこいいのだ。

そして小人たちから見る人間の世界は恐ろしく、また魅力的だ。

しかし今回のマーニーはヒロインたちよりも、赤いメガネの少女や意地悪なばあやの方がキャラが立っている様に感じた。

一方、
ストーリーに少しは感動した。
使い古された伏線と謎明かしには物足りなさもあるが、主人公のひねくれ少女が素直になっていく「千と千尋~」のパターンは爽快感もある。

そして夏休みに不思議な出来事で少し大人になる「ぼくの夏休み」の様なワクワクドキドキも見所だろう。

また映画制作の話になるが、
女の子通しの友情
アナと雪の女王が大ヒットして
奇しくもジブリが未来を測る新基軸を打ち出したら、二番煎じの様な形になってしまったのは残念である。

そしてマーニーの公開間も無く、
ジブリの制作部門の解体が報じられた。

悲しくも時代の流れを感じる。

そんなクリエイター達の苦悩が
マーニーやアンナに重なって見える。
誰しもが悲しい思い出や苦悩を抱える時代にシンプルに苦悩を描くスタイルが何処まで受け入れられるのだろうか?

やはりミュージカル仕立てにしたディズニーは全世界に受け入れられた。

果たしてマーニーは?

と悲しくも興行成績の話になってしまう。

映画を観て、
ストーリーや結末、キャラクターの気持ち、感情移入したいのだ。

声優の出来や、キャッチコピー、ライバル映画、興行成績なんかの話になってしまうのは正直あまり良くはない。

やっぱり僕はアニメの「アクション」が観たいのかなぁ。

ジブリならば、
ナウシカやもののけ、ラピュタに紅の方が僕は好きだから。

アリエッティも人物描写を含むアクションシーンの方が面白いからね。

マーニーは僕には大人しい映画だったなぁ。

ビデオでパヤオの風立ちぬ借りて観ようっと!