日月神示の研究と実践

日月神示を中心に、神道、密教などを研究、実践するブログです。農薬不使用栽培などについても述べたいと思います。

『「聖書の暗号」は知っていた』 を買いました

2010-03-07 07:13:53 | 船井幸雄氏
<船井幸雄.comより転送>


 『「聖書の暗号」は、お見通しだった』

                  船井幸雄

 今月28日刊で徳間書店より伊達巌著、船井幸雄解説、推薦の『「聖書の暗号」は知っていた』という本が出版されます。
 先週、この本の「序文・解説・推薦に代えて」という文章を書き、出版社に渡しましたが、以下は、その冒頭の文章です。


序文・解説・推薦に代えて
 私の周辺では今、聖書の暗号がちょっとしたブームになっています。
 初めからそうだったわけではありません。
 たとえば、去年5月ある講演会で「聖書の暗号は信用できる」という話をしたところ、200人余の聴衆の全員がびっくりした顔になったのにびっくりしたくらいです。
 なぜ私が聖書の暗号に興味を持ったのか、その経緯については『二つの真実』(2009年7月17日 ビジネス社刊)という本に次のように書きました。

 2008年2月、私は中矢伸一さんと共著『いま人に聞かせたい神さまの言葉』(2008年3月31日、徳間書店刊)の原稿を執筆していました。
 その時、徳間書店の担当者から「船井先生や中矢さんのことが“聖書の暗号”から出てきましたよ。先生は経営の専門家と出ていますし、中矢さんは、日月神示を世の中に伝える人……となっています。これを解読したのが、伊達巌さん(この本の著者)です」と教えられたのです。
 私は、その時まで『聖書の暗号』についても、伊達さんのことも、まったく知りませんでした。ともかく伊達さんが解読した資料の中の私と中矢さんに関するものの一部を同書のグラビアページに掲載しましたが、これは、かなりの反響がありました。
 3000年以上前に書かれた旧約聖書の中から、これらのことがメッセージとして出てきたということですから、本当にびっくりさせられました。何千年もの昔から、21世紀のいま、私が「船井幸雄」として存在することや、生まれる年月日から、行うことまで決まっていた……というわけですから、まず「本当かな?」と思いました。しかし興味も出ました。
 そこで一応調べました。その概要は、同書の501ページから502ページにかけてと、509ページから517ページにわたって、要点だけは私なりに解説しておきました。
 ともかく、「聖書の暗号のメッセージ」は肯定も否定もできないように思いましたが、それにのめりこむほどでもない……と一応の結論をつけて、アタマのどこかに残しておくくらいの存在としてとどめておきました(転載ここまで)。

 しかし昨年2月のはじめにIT会社社長のIさんという聖書の暗号研究家から、私のことが「聖書の暗号」中に「何ヵ所も出てきますよ」と言われ、多くの資料を送ってもらい、その後3ヵ月ほど、私なりに徹底的に調べました。そしてびっくりし、肯定して、その理由を考え、対処法を考えて書いたのが『二つの真実』(2009年7月 ビジネス社刊)という著書です。
 ともかく、私は去年5月ころより、「聖書の暗号」は肯定せざるを得ない……と思ってきました。疑問をお持ちの方のお気持ちは分りますが、よろしければぜひ拙著『二つの真実』と、今回出る伊達さんの新著をお読みください。
 ところで、伊達さんのこの本の原稿をチェックしていて、やはり私の考え方がまちがいないことも再度確認することになりました。再びっくりしています。
 それにしても、いままでのわれわれ全ての人間の一人一人の生没年月日や生涯に起こることが何千年も前から決められていて、それが暗号として旧約聖書内にあった…ということに先週はあらためてびっくりしたのです。
 伊達さんの本に書かれていることは、もうすぐ書店店頭に並ぶ同書を見てもらえれば分りますが、『「聖書の暗号」は知っていた』の中で、私の知識ではまだはっきり断定して言えませんが、大事だと思ったのはつぎのようなことです。

1.「聖書」は高次元の知的存在より、現代人に今後のこと、いままでの真実、そして「正しい生き方」を教えるために「暗号」を内在したものとして書かれた。
(この「聖書」というのは旧約聖書の「モーセ五書」のことです。)

2.すべての真実が出てくる。(私の研究では1995年末くらいまでは暗号として書かれていることは100%正しかったようです。いまも99%以上正しいようです。)

3.われわれ地球人類は、ここ何万年か「闇の存在」に支配されてきたようです。その闇の存在は、「フリーメーソン」や「お金」を使って支配してきたようです。

4.最近の世界の支配者は「フリーメーソン、イルミナティ、ロスチャイルド」など、であるようです。「ロックフェラー」の名前も出てきます。

5.アメリカは、この「闇の勢力」によってつくられた国家であるようです。

6.9.11事件は、アメリカ政府の自作自演と言ってよさそうだと読めます。

7.ブッシュはもとより、オバマも彼らにより操られているようです。

8.第一次、第二次大戦、日本の戦争と敗戦、明治維新らも彼らによって演出されたものであるようです。

9.日本人が「聖書の暗号」を正しく読み解くようです。「日月神示」は大事な神示のように読めます。

10.いまのところ、生物兵器(エイズ、サーズ、新型インフルエンザ)も最近の世界の支配者によって開発されたようだと読めるように思います。

 ……などなどです。私は同じ人間として、こういうことは信じたくないので、あらためてびっくりしたのですが、同書をお読みになり、皆さま方ご自身でご判断ください。
 とはいえ、拙著『二つの真実』に書きましたように、世の中は、良い方へやはり急速に大変化しそうです。というよりすでに変化しているようです。「闇の勢力」の力は、まもなく消えてしまいそうに私は判断しています。
 ともかく「聖書の暗号」は、すべてをお見通しのようで、われわれは人として生きてきたのですが、「生かされてきた」ともいえそうです。
 リンカーンやケネディが殺された理由や日露戦争や、ソ連が出来た理由、さらにサブプライム事件の真相など、一貫した流れとして同書の記述からは判断できますし、これからの生き方も、はっきり分ります。ぜひお読みください。
 なお、「聖書の暗号」関係の本では、4月ころに前記IT会社社長の著作が、発刊されるはずですので、いよいよ歴史の真実などがはっきりするように思います。上手に活かしたいものです。
                                            =以上=

 <転載終わり>
--------------------------------

 旧約聖書のモーセ五書を、4文字づつ、また5文字づつ飛ばして読んでいくと、色々なキーワードが解析できるそうです。「船井幸雄」と「コンサルタント」が近くに出てきたり、「中矢伸一」と「日月神示」が近くに出てくるそうです。
 最初これを聞いたときには、にわかには信じられませんでしたが、多くの事例を知るにつけ、そういうこともあるかも知れないと考えるようになりました。

 聖書もモーセ五書は暗号が解析できるそうですが、新約聖書からはキーワードは出てこなかったそうです。どうも大いなる存在から、ダイレクトに降ろされた啓示にのみ、キーワードは出てくるようです。
 従って、人間が書いた小説などを、4文字、5文字飛ばしで解析しても、何も出て来ないそうです。

 そういう仕組であるなら、何も解析できない新約聖書は、神から降ろされて啓示ではなく、人間が作ったものであることが証明できてしまいます。(クリスチャンには酷な真実ですが)
 逆に、様々なキーワードが解析される旧約聖書のモーセ五書は、神からの啓示である可能性がかなり高くなったと思います。

 そういう法則があるなら、日本の国祖である国常立尊により降ろされたと言われている「日月神示」からも、モーセ五書と同じように多くのキーワードが出てくるのかも知れません。 

---------------------------------- 

 先日この記事とコメントを書きましたが、ようやく『「聖書の暗号」は知っていた』を購入しました。昨日床屋の帰りに三鷹の駅ビルの3階の本屋で見つけました。「ザ・フナイ」今月号でも、『「聖書の暗号」は知っていた』の著者であるイオン・アルゲイン氏が記事を書かれていました。その中で、聖書の暗号を解読すると、日月神示は真理であると出てくるそうです。読み終えたら感想を書きたいと思います。
 



 ●船井幸雄.com
  http://www.funaiyukio.com/funa_ima/index.asp?dno=201002004

安部芳裕氏著 『国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ』を買いました

2010-03-07 07:13:25 | 政治・社会
 <フルフォード氏のブログより記事転載>
--------------------------------


 安部芳裕『国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ』重版決定!感謝を込めて!!
 
                       ベンジャミン・フルフォード

2月10日に発売された、安部芳裕氏の新刊『国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ』(徳間書店)がお陰様で重版決定致しました!そしてアマゾンベストセラーランキングの社会一般部門及び ノンフィクション部門堂々の第一位に輝きました。ご購読、そして宣伝にご協力してくださった方々、本当にどうもありがとうございます。引き続き広めていきたいので、どうぞご支援を宜しくお願いいたします。
これまでの集大成として、いま世界で何か起きているのか? これからどうなるのか? 私たちはどうするべきなのか?を書いております。インフルエンザのパンデミック、地球温暖化、対テロ戦争、金融危機、民主党政権などタイムリーな話題を取り上げているので、かなり親しみ易い内容になっていると思います。

全国民必読の書です。日本を守りたい方は、ぜひ読んでください!
また、日本を守るために、是非この本を一人でも多くの方に広めてください。

口コミやブログなどで宣伝していただければ幸いです。是非是非皆様のご協力をお願いいたします!!

 「国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ」

現在起きているグローバルな危機は世界政府を樹立するために引き起こされている可能性があるように思えるのです。本書でその論拠を述べていきますが、その先に見えてくるのは日本の滅亡です。
森喜朗元首相は「日本は神の国」と発言してマスコミからバッシングを受けましたが、この認識は決して間違ってはいないと思います。日本人は古来、八百万の神を崇める神道の思想を持ち、森羅万象に神が宿るという考え方でした。その神道の祭司が天皇であり、天皇による国家統治が国体でした。世界標準ではなくとも独特の伝統と文化、世界観と価値観を持った貴重な存在です。その日本がグローバリゼーションの波に飲み込まれ、遠くない未来に滅亡するかもしれません。そして、この地を統治するのは中国共産党になるでしょう。できればその事態を阻止したいというのが今回の著書を執筆した目的のひとつです。

もうひとつの目的は、エスタブリッシュメントが目指す世界政府とは一部の国際金融資本家と知的エリートが絶対的な権力で民衆を支配し、家畜のように管理・コントロールする社会だからです。超資本家による独裁的警察国家と言ってもよいでしょう。権力に従属して生きることは、自ら判断・決断する必要がなくなり、その方が楽で良いと思う方もいるかもしれませんが、私はそんな世の中に生きることは人間としてのプライドが許さない。
歴史を学び、世界の事件や時流を日々観察していると、この先に何が起きるか、ある程度は予測できるようになります。実際、私はかなりの確率で未来予測を言い当ててきました。おそらくこのまま行けば、私の嫌な予測は当たってしまうでしょう。本書により、私と同じようにこの流れを阻止したいと思う人が一人でも増えてくれれば、これに勝る喜びはありません。

 <転載終わり>
-----------------------------

 先ほどアップした私の記事の続きになります。インフルエンザのパンデミック、地球温暖化、対テロ戦争、金融危機、民主党政権などについて書かれた著書だそうです。是非その真相を知りたいと思いました。近々読みたいと思います。


------------------------------

 昨日、「聖書の暗号」と一緒に安部芳裕氏が書かれた『国際銀行家たちの地球支配/管理のしくみ』を買いました。ちょっと読んだところでは、民主党の政策をいくつか具体的に批判していました。
 安部氏はロスチャイルドを批判されていますが、副島隆彦氏は全ての悪はロックフェラーだと言われています。むしろ副島氏はロスチャイルドを弁護しているようにも聞こえますので、安部氏とは全く反対の意見に思えました。
 とにかく先ずは全て読んでみたいと思います。とても面白そうな本です。 



 ●ベンジャミン・フルフォード氏ブログ
  http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/

「実体験sita癌治療に関して」 抗癌剤を使うと死期が早まる  副島隆彦学問道場より

2010-03-06 10:28:29 | 知られざる真実 & 真逆の世界
 <副島隆彦学問道場の掲示板より転載>
---------------------------

「実体験sita癌治療に関して」

投稿者:えいちゃん投稿日:2010/03/02(Tue) 21:04:09

 副島先生のお言葉に甘えて、癌医療に関してもう一言いわせていただきます。
 実名で投稿したいところですが、賤しくもまだ当院は保険診療の恩恵を賜っており、今後保険医を取り消されるおそれがありますので、混合診療が解禁になるましばらくの間はペンネームでの投稿をお許しください。

 昨日、阿修羅掲示板「クスリ地獄」のコメントにも掲載させていただいたように、私は勤務医時代に数百人の癌患者を抗癌剤や放射線治療で死に追い遣ってきました。もちろん、専門医として「治療マニュアル」に準じて適正に治療し、当時意図的に殺戮を企てたのではありません。
 3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)が、BSC(ベスト・サポーティヴ・ケア)や養生中心の自助療法より劣るばかりか、養生もなにもしない患者よりも短命になるとは、つい最近まで知りませでした。
 当時は抗癌剤投与後数か月だけでも癌が縮小した症例をモルモットのように集めて論文にしていました。
 すぐ後には必ず患者様は亡くなられますので、たとえ遺族に「ありがとうございました。」とお礼をいわれても、偽りの業績がいくら増えても、いつも達成感のない罪悪感と無力感に苛まれていました。

 数年前に開業してからは手術適応がある初期の癌患者においても、標準的な3大療法は行わない決意をしました。 
 養生や代替療法で、すべての皆様が快方に向かっていったわけではありませんが、抗癌剤を投与するより、患者の皆様は明らかに生活の質を落とさず、生き生きとした笑顔で長生きしていることを、癌から生還された患者様に教わりました。
 癌拠点病院に3大療法の旨味だけ吸い取られた挙句に、「もうここでの治療はない」と放り出された末期癌患者でも、自助療法に気付かれた後癌が縮小を始め、何年も以前より元気に生活されている方も何人かおられます。

 癌の浸潤による血管や気導、消化管の狭窄や脳幹などの重要な臓器が圧迫され、あきれめきれない一刻を争う緊急時には、難度の高い手術に望みを託す場合もあるでしょう。
 しかし最近ではレントゲン技術の進歩と供に、無症状で取らなくても増大しそうにない微小な腫瘍まで取ってしまうケースが多く、「私の腕で○例の患者を救った。」などと難解な技術や症例を誇示したり、「癌はすべて取りきったので、これからは何を食べてもいい。」という不勉強な医者がまだ存在するようです。

 医療はマスターベーションのような学問やサイエンスどまりでは意味がありません。「科学的に議論しろ」という頭のよさそうなサイエンティストぶった医者は、毎日患者に触れたり、顔色をうかがい肌や五感(六感)で病態を察知したりすることはまずありません。
 機械の部品交換のように、目や画像で確認できる病巣だけをターゲットにした末端治療だけでは、いずれまたどこからか癌は再発をしてきます。
 先の御投稿のように、「この治療で治る見込みがあるのか」「なにもしない場合に比べて、余命(サバイバル・タイム)延長など、この治療は有効性が認められているのか」「重篤な副作用や致死に対してどう対処するのか。」を対等な立場で、治療前に医師に問いただすことが大切です。

 「夢の新薬」を待たれている患者様のお気持ちはすこし分かりますが、厚労省もFDAの如く新薬をスピード認可することには慎重になっていただきたいと思います。逆に有害な薬の認可をどんどん取り消していくことが数十兆円の医療費削減につながると思います。
 癌治療後1か月以内に死亡した症例は死因にかかわらず、すべて報告し公表する制度にすれば、医療サイドを処罰するまでもなく、自らの戒めになって確実に不要な治療は減っていくでしょう。「○○癌の病院ランキング」などという虚偽の症例数を競うランキングがガラガラと崩れ落ちるかもしれません。


 医者などの治療家はあくまで、患者に生きる活力・エネルギーを与えたり、患者の自然治癒力を上手く引き出すためだけに存在しえます。
「自分が治してやった」と言う傲慢な医者は論外です。
 いくつになっても「自分はまだまだ」だと治療を探求し続け、既存の医療を捨てる勇気をもって改革していける意識が治療家には必要だと思います。

 誰もが病気の宿命と養生や自己治療ができることに目覚めることによって、われわれ医師たちが廃業してしまう未来を楽しみにしております。


 <転載終わり>
---------------------------------

 先日ご紹介しました医師(ハンドルネームおじいさん)と同じで、こちらのえいちゃん氏も患者のことを第一に考える真の医師だと云えます。こういう謙虚でまともな医師が日本にはまだいるというのがびっくりです。
 ほとんどが金儲け第一主義の医師ですから、患者を救うというよりも、とにかく薬をバンバン出します。医者に行くと、帰りには薬局で山盛りの薬をもらいます。実際は薬を買っているわけですが、私たちが支払うのは3割分なので、それほど高いとは思いませんが、実際はその2倍の費用を国が私たちの税金を使って支払っているわけです。 
 私たちの税金、つまりサラリーマンなら保険料を毎月天引きされています。自営業の方やパート・アルバイトの方も国民健康保険料を払っているわけです。ただ薬代が安く感じるだけです。 

 特に後期高齢者(いかにも官僚らしい思いやりの無い呼び方です)と呼ばれる先輩方は、負担金が1割の方が多い(3割の場合もある)ため、薬代をあまり気にしない傾向があるでしょうが、結局は国民の税金で支払っているわけです。

 医者の儲けから考えると、薬を患者に販売することが一番儲かる仕組みになっているそうです。先日のおじいさん氏が言われるように、医療行為は床屋さんの工賃と同額とのことですので、真面目に施術するより、ちょっと診察して、「はい終わり。薬出しときます。以上!」という方が儲かるわけです。いかに薬を多く出すかが、儲けを左右するわけですので、施術は5分くらいちょこっとして、とにかく薬をバンバン出すことが大事になるわけです。

 私たちが支払うのは、3割又は1割のため、それほどの負担に感じないところが、医療制度を抜本的に改革できない盲点ではないかと思います。結局は自分たちの税金で支払っているわけです。もし、直接10割負担となれば、誰でも高いと思うはずです。
 風邪を引いて、病院に行き、5分くらいちょこっとみてもらって、「はい、5000円です。」と言われれば、誰でも何て高いんだろうと思うはずです。このへんのカラクリが上手いですね。厚生労働省の官僚と、製薬会社(特に外資)、医師の三つ巴の巨大利権構造が、根本原因です。巨悪の三位一体。この謀略は国民には気づかれない、上手い仕組みになっているわけです。悪は隠れてしかできないのです。というか、気づかれない。(悪が一番怖いのは、情報公開です。12年前に気付きました)

 そんな巨大利権の中にあって、どの医師も普通に、当たり前に抗癌剤を投与し、薬をバンバン出している中で、おじいさん氏やえいちゃん氏のように医療の本質を見ることができる方がおられることに驚きました。普通の人は、周りの人がそうなのだから、何も疑問すら感じないものです。こういう状態も真実に気づかない原因だと思います。

 ・みんながやってるから
 ・以前からやってるから
 ・毎日やってるから 
 ・先輩から教わったから

 だいたいこんな感じで、5分くらいちょこっと患者を診て、薬出しときますと云って流れ作業のように患者をこなす毎日。インフォームドコンセントなどと言われて久しいですが、結局ほとんどの医師が説明もロクにしないのが現状です。説明している時間があれば、薬を出した方が儲かるわけですから。こうして、毎日患者をドンドンこなして行くのが日課になるわけですね。

 更にえいちゃん氏は、耳を疑いたくなるような大事なことを言われてます。

『昨日、阿修羅掲示板「クスリ地獄」のコメントにも掲載させていただいたように、私は勤務医時代に数百人の癌患者を抗癌剤や放射線治療で死に追い遣ってきました。もちろん、専門医として「治療マニュアル」に準じて適正に治療し、当時意図的に殺戮を企てたのではありません。』

→「治療マニュアル」というのがあって、医師はその通りに行うわけです。(何かマックみたいですね)


 『3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)が、BSC(ベスト・サポーティヴ・ケア)や養生中心の自助療法より劣るばかりか、養生もなにもしない患者よりも短命になるとは、つい最近まで知りませでした。』

→「3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)は、なにもしない患者よりも短命になる」
これは、びっくりですね。先日船瀬氏の記事の通りです。抗癌剤を使うとガンになるというのは、やはり本当のようです。笑えない冗談のようですが。


 『すぐ後には必ず患者様は亡くなられますので、たとえ遺族に「ありがとうございました。」とお礼をいわれても、偽りの業績がいくら増えても、いつも達成感のない罪悪感と無力感に苛まれていました。』

→3大標準療法(手術、抗癌剤、放射線)後、必ず患者は亡くなるとのことです。ガンの手術をしても亡くなることが多いということです。


 『数年前に開業してからは手術適応がある初期の癌患者においても、標準的な3大療法は行わない決意をしました。 
 養生や代替療法で、すべての皆様が快方に向かっていったわけではありませんが、抗癌剤を投与するより、患者の皆様は明らかに生活の質を落とさず、生き生きとした笑顔で長生きしていることを、癌から生還された患者様に教わりました。
 癌拠点病院に3大療法の旨味だけ吸い取られた挙句に、「もうここでの治療はない」と放り出された末期癌患者でも、自助療法に気付かれた後癌が縮小を始め、何年も以前より元気に生活されている方も何人かおられます。』

→「手術適応がある初期の癌患者においても、標準的な3大療法は行わない決意をしました。」つまり、初期のガンであっても、手術はしない方がいいということです。
「抗癌剤を投与するより、患者の皆様は明らかに生活の質を落とさず、生き生きとした笑顔で長生きしていることを、癌から生還された患者様に教わりました。」抗癌剤を投与すると吐き気も出るので食べることに喜びも無く、髪も抜けてしまい、身体はいつもだるくて、やる気も起きないそうです。抗癌剤を投与しない方が、笑顔になれるので、ガンにはいいわけです。

 抗癌剤 < 笑顔と美味しい食事 

抗癌剤を投与するとガンになるわけですから、笑顔で美味しく食事をしている方が身体にはいいわけです。あまりに皮肉すぎますね。

 おじいさん氏やえいちゃん氏のような立派な真の医師が増えて欲しいですが、現在は巨悪の三位一体の前ではごく少数派です。私たちが知られざる真実を、知ることが、真の医師復活の第一歩だと痛感しました。 

 現状の医療現場のことを思うと、悲しい気持ちになってしまいますが、最後のえいちゃん氏の言葉で救われる想いがしました。そしてあまりの謙虚さと人間の大きさに深い感動を覚えました。

「誰もが病気の宿命と養生や自己治療ができることに目覚めることによって、われわれ医師たちが廃業してしまう未来を楽しみにしております。」



 ●重たい気持ちで書く掲示板
  http://soejima.to/


 ●インフォームド・コンセント
  http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%83%89%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88

「日月神示は海外から広まる!?」 中矢伸一氏

2010-03-05 20:11:03 | 日月神示の実践

 「日月神示は海外から広まる!?」


先週の本欄でも書きましたように、22日(月)は、英国スピリチュアリスト協会
でも最高峰の実力の持ち主と言われるキース・ビーハン氏とお会いし、対談し
てきました。

ほぼ6時間にわたり、日月神示を中心にいろいろとお話をすることができ、
大変興味深く有意義な対談となりました。
ビーハンさんは、日月神示の全巻本(会員の研鑽用として頒布している
『完訳 日月神示』)を初めて手にした時(お会いする数日前です)、触れた
だけでそれが大変に価値のある書物であることがわかったといい、その時に傍
にいた方の話によると、一時間半もずっと手を触れて集中したままだったそう
です(ビーハンさんは、一時間半もそうしていたとは全然気づかなかった、
自分には数分に思えたと言っていました)。

ビーハンさんは「サイコメトリー」と言って、具体的な「物」や「人」から
イメージを感じ取る能力に秀でた方です。試そうとしたわけではないのですが、
今回その能力を目のあたりに見させて頂いて、私もびっくりしました。
彼とは様々なことについてお話ししたのですが、日月神示の内容と彼の説いて
いることは一致することばかりで、お互いに大変驚きました。
「日月神示には普遍的な真理が書かれてあります。これをもっと広めねばなら
ないし、またこれからそうなるでしょう」ということを言われました。
人々の間で、それを受け入れる「準備が出来てきた」からなのだそうです。
またビーハンさんは、大本から日月神示に至るこの霊的な流れに自分もご縁を持
たせて頂いて本当に感謝しますと何度もおっしゃっていました。非常に謙虚な方
でもありました。
彼との対談は、5月にまた来られた時にもう一度収録を行う予定で、その後に書
籍化の作業に入ると思います(版元は徳間書店です)。ぜひ楽しみにお待ちください。

また、今月の『たまゆらpremium』にはジュード・カリヴァン博士との対談の後編が
載っていますが、博士とは先週から昨日にかけて、日月神示発祥の地・麻賀多神社を
皮切りに、香取神宮、鹿島神宮をまわり、そして伊勢神宮に参拝しました。
これから博士が来日されるたびに日本の様々な神社や古代遺跡をまわることになって
います。
そしてこの模様はDVD化され、海外のメディアにもプロモーションされる予定です。

どうも私の活動範囲が日本のみに留まらなくなり、外国の方を相手にする機会が、
少しずつではあるものの、多くなってきたようです。

そこで思い出すのは『富士の巻』第25帖の次の一節です。

「外国から早くわかりて、外国にこの方祀ると申す臣民、沢山出来るようになって来るぞ。
それでは神の国の臣民、申し訳ないであろがな」

これから本当に、そういう展開になってくるのかもしれません。


--------------------------------

 失踪した人や犯人を、超能力を使って捜すというテレビ番組を、以前何度か見たことがありますが、中には本当に捜していた人が見つかる場合があります。失踪した人がかつて住んでいた部屋に入り、超能力を使って居場所の地図を書いたり、キーワードが出てきて、それがきっかけで実際に見つかったこともありました。テレビがやらせでなければ、すごいことだと思いました。

 イギリスではスピリチュアルについては、日本よりかなり市民権を得ているそうです。日本では江原氏などがテレビで活動されているので、最近はあの世のことや、前世のことを話しても、頭ごなしに変な人と言われることは少なくなってきたようです。

 超能力を使って、犯人を捜したり、行方不明者を探し当てるということは、大変すごいことですが、ビーハン氏が中矢伸一氏監修の「完訳日月神示」に触れただけで、大変価値のある書物だということが解ったのは、それにも増してすごいことだと思いました。どのように感じたのかは、ビーハン氏しか分かりませんが、尊い何かを感じたのかも知れません。

 ビーハン氏の他にも、物理学者でスピリチュアリストのジュード・カリヴァン博士も日月神示について大変高い評価をされています。先週今週と、カリヴァン博士は中矢氏の先導で、日月神示が降りた成田の麻賀多神社を皮切りに鹿島神宮、伊勢神宮、榛名神社などを廻られたそうです。そこで、日月神示の古里のような縄文神道やそれ以前の神道について、霊感を働かせて、何かを掴もうとされておられるようです。

 世界でも有名なカリヴァン博士や、ビーハン氏たちが日月神示について高い評価をされ、今後研究されるとなれば、日月神示は外国でも多くの支持を集めるようになると思います。
 外国人は納得すれば、どんどん行動する人が多いと中矢氏は言われています。反面、日本人は理解し、納得する人はいるのですが、行動や実践に対してはやや腰が重いように思います。
 そういう意味では、日月神示で云われているように、外国から先に理解し行動する人が多くなってくるのでしょうか。「外国から早くわかりて、外国にこの方祀ると申す臣民、沢山出来るようになって来るぞ。それでは神の国の臣民、申し訳ないであろがな」
 それも近いように思います。



 ●日本弥栄の会
  http://www.nihoniyasaka.com/

「20%も減少している税収」 Nevadaブログより

2010-03-04 07:51:34 | 政治・社会
 <Nevadaブログより記事転載>
------------------------------

 「20%も減少している税収」

財務省が3月1日に発表しました今年度1月までの税収(一般会計)累計は23兆7015億円と1年前に比べ19.8%減少しており、まさに激減してきているのが分かります。

2010年1月の税収は1年前に比べ9%マイナスの3兆2410億円となっており、主な内訳は以下の通りです。

所得税 -15,4%(1兆5344兆円)
消費税 - 9.7%(  7101億円)

今、日本は猛烈な勢いでデフレが進んでおり、今後消費税も減少するでしょうし、リストラが進んでおり、所得税も減少し続けます。

税収に赤信号が点灯しており。この3月・4月・5月には日本の財政には重大なリスクが出てきています。


 <転載終わり>
---------------------------

 今年度の税収が、昨年の約20%減収だったそうです。20%というのは、未だかつてないほどの減収だそうです。
 確かにこの1、2ヶ月だけでもJALやウィルコムをはじめ、さくらや、キンカ堂など有名な企業が倒産していますので、所得税収も当然減少します。所得税を給料から天引きされているサラリーマンが少なくなるわけですので、所得税収も少なくなるのは当たり前です。

 また、デフレはどんどん進んでいますので、消費税が減収となるのも当然です。我が家も、今まではほとんど100円ショップなどは行かなかったのですが、行ってみるとそれなりの品々があるのでびっくりしてます。スーパーの「3足1000円」の靴下も、100円ショップの靴下もそれほど違いはないように感じます。

 また、100円ショップでは、イヤホンも100円ですし、小さいスピーカーも100円で売ってました。全て見ているわけではありませんが、かなりの品揃えですので、100円ショップだけでもある程度は間に合ってしまうように思います。
 これでは、他のお店は太刀打ちできませんので、売上は激減し、店じまいしてしまうお店も多くあると思います。

 ザ・フナイ3月号の聖書の暗号の記事には、6月から更に経済が悪化し、最終的には日本のGDPは今の1/3になってしまうと予測しています。日本のGDPは約500兆円ですから、170兆円まで減少すると予測されています。当然税収も1/3に激減してしまいます。
 そして、多くの人々が農業に従事せざるを得ないようになってくると予測されていました。第2次世界大戦後の日本で、農業が盛んになったのと同じ様相になってくると出ています。また、WebBotでも農業に回帰していく人が激増すると予測されています。この二つは面白いほどにシンクロしています。

 いずれにしても、今年は大きな変化があるようです。2008年9月のリーマン以降、世界各国はバンバン各通貨を印刷しまくって焦げ付きを補填してきたので、何とか株も持ち直し、ドルも国債も表面上は体裁が整っているように見えます。ただ、それもいよいよ限界に近づいてきたようです。6月、7月まであと少ししかありません。

 世界経済が破綻すれば、それこそ一握りの米にも泣くこともあるようです。ただ、我が国は、第2次世界大戦後の食糧危機も乗り越えてきたのですから、今の私達にもできないことはないと思います。私達の祖父や祖母、父や母などの諸先輩たちの苦労を思い、一人一人が努力をすれば、嬉し嬉しのミロクの世を実現することも不可能ではないと思います。金のいらぬ世に変わるために資本主義が崩壊するのであれば、むしろ「よし」として受け入れていきたいと思います。



 ●Nevada
  http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/


 ●ザ・フナイ
  http://www.funaiyukio.com/thefunai/

平和祈念展示資料館に行きました

2010-03-03 22:29:00 | 日月神示関連の情報
 <転送>

平和祈念展示資料館
-戦争体験の労苦を語り継ぐ広場-


親から子へ、子から孫へ。
恩給欠格者、戦後強制抑留者、引揚者の体験の労苦を。
 
  先の大戦では、国民一人一人が多大な苦しみを味わいました。その中で、戦局が悪化する状況で戦地に赴き過酷な戦争体験をされた方、シベリアに強制連行され酷寒の地で過酷な労働を強いられた方、戦後海外からやっとの思いで着の身着のまま祖国に引揚げてきた方などの労苦も忘れてはならないものです。


その戦争体験の労苦を風化させず、次の世代へ。
  平和祈念展示資料館は、当時を物語る資料、写真、絵画、スケッチなどを数多く展示。御家族で、親子で、お友達とまたお一人ででも是非御覧になって、戦争体験の労苦と、平和の尊さを語り継いでください。
場   所 新宿住友ビル31階(住友三角ビル)


・ JR、小田急線、京王線、営団地下鉄丸ノ内線、都営地下鉄大江戸線「新宿駅」下車 西口都庁方向徒歩10分、
・ 営団丸の内線「西新宿駅」下車 徒歩5分
・ 都営大江戸線「都庁前駅」下車 徒歩1分 地図

開館時間 午前9時30分~午後5時30分(入館は午後5時まで)
12月の休館日
 12月 3日(月)
 12月10日(月)
 12月17日(月)
 12月25日(火):12月24日(月)の振替休館
 12月28日(金)~31日(月)
1月の休館日
 1月1日(火)~4日(金)
 1月 7日(月)
 1月15日(火):1月14日(月)の振替休館
 1月21日(月)
 1月28日(月)

2月の休館日
 2月4日(月)
 2月12日(火):2月11日(祝)の振替休館
 2月17日(日):新宿住友ビル全館休館日
 2月18日(月)
 2月25日(月)

お問い合わせ先 平和祈念資料センター調査企画課
03-5323-8710

-------------------------------

 本日、知人に誘われて新宿の住友三角ビル48階で常時開設している「平和祈念展示資料館」に行きました。
 山手線や中央線の電車広告で、この平和記念展示資料館については目にしていましたが、左翼の観点の展示ではいやだなと思い、二の足を踏んでいました。ところが、民主党の事業仕分けの対象にされているとのことで、近々この展示が無くなると聞いたので、終了する前に行ってみることにしました。

 実際に行ってみると、自虐史観や左翼の観点からの展示ではなく、第2次世界大戦の悲惨さを後世に伝えたいというものに感じました。
 シベリア抑留の強制労働と、劣悪な生活環境で5万人以上の日本人が命を落としたそうです。ジオラマや等身大の人形などが展示されてあり、当時の様子が手に取るように解るほど、生々しいものでした。改めて、戦争の悲惨さと愚かさを思いました。誰でも思うように、二度と戦争は起こしてはいけないと痛感しました。

 靖国神社にも15回以上は参拝させていただき、遊就館にも2度参りましたが、今日と同じように戦争の愚かさを感じました。

 戦争は軍人だけが死ぬわけではなく、当然子供やお年寄りも亡くなります。戦争に賛成する人は誰もいないのに、一部の人たちの思いによって、戦争は引き起こされます。日本にいれば戦争は65年前の遠い過去のことですが、アフガンやイラク、パキスタンなどでは今でもテロにより亡くなる方も多くいます。また、世界恐慌になれば、戦争に活路を見出すという愚かな考えが出て来る可能性もあると思います。
 恐慌になり、喰えなくなれば、ごく普通の人たちでも戦争に賛成する可能性もないとは云えません。ヒットラーもドイツ国民により選挙で選ばれたと聞いたときは、びっくりしました。冷静と言われるドイツ国民がヒットラーを選んだのです。喰えなくなると、人間は正気を失うのかも知れません。マスコミの煽動も大きな要因でもあると思います。

 今の日本では、誰も絶対戦争など起きないと、また起こさないと思ってますが、恐慌が何年も続いて喰えなくなれば、マスコミの煽動に乗ってしまう国民もいるかも知れません。
 今日の平和祈念展示資料館は、日本人が狂気に万が一陥った際に、正気に戻してくれる展示だと思いました。



 ●平和祈念展示資料館
  http://www.heiwa.go.jp/siryoukan/siryoukan.html

「1000円のセブンスター」 近未来の現実をシミュレーション イーグルヒット

2010-03-03 06:51:57 | 政治・社会
 <イーグルヒットより記事転載>
----------------------------


【食糧長者への道】1000円のセブンスター2010年3月 1日 18:15
これは、近未来に起こりうるであろう現実をシミュレーションした寓話である。



※ ※ ※



今から数年前の2009年夏頃、リーマンショック後の経済危機は峠を越したと思われる」・・・そうした楽観ムードが日本だけでなく、世界中を覆っていた。

しかし、当時の日本人のどれだけの人が想像しえたであろうか?

不況によるデフレから一気にインフレに襲われるとは・・・。



タバコ増税によって1箱1000円の「セブンスター」から、1本50円のタバコを大事そうに取り出し、それに火を付けるサラリーマンの表情の視線の先には、本日発売の求人誌の募集広告があった。

【正社員募集:要マネジメント経験のマネジャー募集 平均月収18万円(当社32歳マネジャーの所得モデル)】



正規社員(正社員)と非正規社員の所得格差が大きな社会問題になったのは随分前の話だ。中小企業を中心に非正規社員を雇い入れることで人件費を抑え、正規社員の給与水準までも下げられたが、今を思えば、マシなほうであった。

デフレは体力のない中小企業を次々と倒産に追い込んでいった。大手同士の合併が相次ぎ、メガ企業が誕生する一方、あぶれた大手・中堅は、突如襲ってきたインフレに為す術もなく、コスト増を余儀なくされ、収益を圧迫、賃金カットやリストラなど人件費削減を断行した。



インフレと共に給料もあがればよい。だが、会社に利益が生まれない以上、下がることはあっても上がることはなかった。いや、失職すれば収入ゼロである。

そして、輸入食品の価格上昇は、やがて生活必需品や野菜、穀物など日糧品にまで及び、公共料金も値上げも相次いでいた。自ずと物が買えない低所得者層から餓死する者さえあらわれ始めている。



辛うじて会社に勤めることのできるサラリーマンたちの表情は一様に冴えず、ため息だけが漏れてくるようだった。

社内には「生きていけるだけまだマシだ」という下流意識が充満し始めている。

しかし、それでも会社の存続は厳しくなっている。

多くの企業でとり組んでいるのは、高止まりしている中高年の年収を、いかに半分以下に下げるか。経営層の中高年いびりは日に日に熾烈さを増し始めた。



「もう給料は上がらない・・・それだけでもきついのに、この物価上昇。まさかこの俺がこんな貧乏な気分を味わおうとは...」

果たしてリーマンショックによる金融危機でも、ここまでひどかっただろうか。忍び寄る不安と恐怖の影に怯える日は、いつ終わるのか。

贅沢な嗜好品となったタバコを吸えるのは、今日が最後だろう...。



【続く】


 <転載終わり>
-----------------------

 現時点では荒唐無稽なことのように思われますが、今年の7月から経済状況は激変すると云われてますので、年末にはこの記事に近い状況も避けられない可能性もあるかと思います。資本主義が崩壊するのですから、今までのような大量生産・大量消費という経済から、循環型の自然に優しい経済に変化さざるを得ないようです。その先にミロクの世があるように思います。意識を変えれば、とても嬉しい世の中になるのではないでしょうか。




 ●イーグルヒット
  http://eagle-hit.com/

 「悪化が続く中国経済」 Nevadaブログより

2010-03-02 12:45:30 | 政治・社会
 <Nevadaより記事転載>
---------------------------

 「悪化が続く中国経済」


中国経済の悪化が統計でも明確になってきており世界経済は牽引役がいない状態になりつつあります。

【中国製造業購買担当者景気指数】 52.0(-3.8)

これで2ケ月連続のマイナスになっていますがこの2ケ月は中国の旧正月前であり本来ならもっと良くて良い筈なのです。

先日の香港でもそうでしたが中国人の消費へのマインドは我々がマスコミを通じて聞かされている内容とはかなりかけ離れています。
今や中国人は我々が『期待する』消費をしなくなりつつあるのです。

中国消費景気を当て込んで製造され中国に溜め込まれた製品在庫・原材料が日本をはじめ世界中に流れ込めば世界の経済はガタガタになります。

金融市場はこの変化を未だ読み取っていませんがいずれものすごい歪みとして表面化する筈です。

 <転載終わり>
---------------------------

 中国人が秋葉で、家電やパソコンを買い漁っている様子が、テレビで放映されることが最近多くなっているように思います。確かに秋葉でも、新宿でも中国人(もしかしたら台湾人かもしれませんが)をよく見かけますので、爆買いをしているのかも知れません。

 しかしながら、このNevadaの数字が示すように、中国人の購買力は少しづつ減速しているようにも思えます。下記の朝倉慶氏の分析の通り、アメリカの余った金が中国でバブルを引き起こし、最後は爆裂するという見方が正しいように思えます。

 一方、副島隆彦氏は中国はあと5年でアメリカを追い抜き、世界の覇権を握るだろうと言われています。

 私個人としては、朝倉氏の予測通り中国はインフレに陥り、農民工などの低所得者は食料の購入も満足にできない可能性が高いと考えています。今年1年を見れば、結果は明らかになると思います。(7月には大きな動きがあるとも言われています。)

 また、中国では1日に300回もの暴動が起こっています。1年間で10万回という考えられない回数です。1994年は1万回(日本人は毎年0回)でしたが、毎年どんどん回数が増えてくるとのことです。このことを見ても、中国が世界の覇権を握る前に、内乱で分裂してしまうのではないかと予測しています。

 アメリカがダメになったので、日本は中国しか頼れる国はないように報道されますが、肝心の中国はアメリカよりも危ういかも知れません。


<朝倉慶の記事>


インフレの波は中国から?
 FRBのバーナンキ議長はマネーを有り余るほどに印刷しましたが、まだアメリカ本土ではインフレは起きていません。というのも有り余ったマネーは中国やブラジルへの投資という形になって新興国にバブルを輸出している形となっているからです。ですからこの流れの延長上にインフレがあり、今回世界中を覆うことになるであろう激しいインフレの波はまず、その発展の一番手の中国から火が上がるというわけです。そして仮に中国の物価が制御できないようになると、いよいよ世界経済のコントロールが難しくなる、と考えているのです。13億人の人口は巨大な力の源泉ですが、反面、一度歯車が狂った場合はコントロールが効かなくなるのです。物価が急騰して食べられなくなる人達が溢れる事態を想像してみてください。それが中国全土で発生したら? 中国で景気を冷やすための金融緩和はできません。8%成長を義務づけられているのです。失業者の氾濫は許容できません。いざ物価が上昇したら舵取りが極めて難しいのです。そしてシンクタンクAEIはそのことを予見しているのです。
 それだけではありません。米当局とも近い情報サービス会社、ユーラシア・グループは「2010年の最大のリスクは米中関係」と報告したのです。もう完全にシュミレーションはできていると言っていいでしょう。アメリカはこれから来る世界的な未曽有のインフレが襲う混乱を意識し始めているのです。それが中国から発生すること、そのことが世界経済の方向性を不確実にかつ難しくすると思っているのです。今、世界は新興国の爆発的な需要に助けられ、景気回復の足取りを歩もうとしているように見えます。その機関車の中国についにインフレの波が押し寄せ、結果、経済政策に支障を来たし、収集不能の状態に陥ると思っていることでしょう。ですからそれをみて、今、対中国政策の舵を切り替えたのです。そろそろ喧嘩を始める時、これから大混乱になって中国が弱ったときにアメリカは中国に対して牙を剥くでしょう。その時の役者はオバマかヒラリーかはわかりません。「肉を切らして骨を絶つ」、アメリカは自らの犠牲が伴うのはわかりきっています。戦うということは自らも傷つくのです。アメリカは覚悟を決めたのです。そして準備を始めました。勇ましいグーグルの姿はアメリカ国家そのものです。ついに、米中、生き残りをかけた覇権争いの幕は開いたのです。


 <中国の暴動>

【鄭州/中国 24日 AFP】中国中部河南省(Henan province)鄭州(Zhengzhou)で23日、警察車両がバンに衝突、バンの運転手が死亡した。怒った人々がこの警察官を襲撃した。中国はかつて、独裁による秩序や監視で有名であったが、徐々に共産党の容赦の無い管理は影をひそめ、近年は社会構造が悪化しつつある。最近公開されたデータによると、民衆暴動の件数が2004年の7万4000件から2005年は8万7000件に増加した。1994年には僅か1万件程であった。写真は、私服の警察官を襲う群衆。(c)AFP




 ●Nevada
  http://blog.livedoor.jp/nevada_report-investment/


 ●朝倉慶氏の記事(船井幸雄.com)
  http://www.funaiyukio.com/money2/


 ●中国の暴動
  http://www.afpbb.com/article/disaster-accidents-crime/crime/2038947/423151  


 ●民主主義にはほど遠い中国
  http://keywalker.afpbb.com/headline/search?q=%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%80%80%E6%9A%B4%E5%8B%95&type=text&sort=date

「ジョセフ・スタック自殺宣言」 ヤスの備忘録より

2010-03-01 07:43:35 | 政治・社会
 <ヤスの備忘録より記事転載>
--------------------------------

 「ジョセフ・スタック自殺宣言」

いまこの文書を読んでいる人々はなぜこんなことが起こったのかと自問自答していることだろう。答えは、これには複雑な背景があり、長い間かけて出した結論なのだということだ。この文書はすでに何カ月も前から書き始めていた。私は、自分の病んだ精神を治療する目的で文書を書くことにした。もちろん、この文書にはいかに世の中が腐っているのか証明する膨大な数の例が出てくるはずだ。しかし、私の頭は怒りで爆発しそうになり、洗練された文章で考えを述べることができなくなったため、私にとって文書を書くという行為は退屈でいらいらさせるものであった。文書を書くという行為に治療効果があるのかどうかは分からない。ただ、必死なときには同じく必死な手段が必要なのだ。

子供のころからわれわれは、法による統治がなくなったら、無政府状態となり社会は存在しなくなると教えられてきた。悲しいことに、一人一人が国家のために献身するならば、国家は万民の正義の守護者となってくれるはずだとわれわれは信じ込まされてきた。さらにわれわれは、この国には自由があり、そうした建国の父が作った原理と原則は命をかけても守る抜くべきだと洗脳されてきた。みなさんは覚えているだろうか。そのうちのひとつは「代表権なしの徴税はない」という原則だ。大人になってからの私は、これらの原則がまったくのゴミであることを学びなおすはめになった。現在では、このような原則の擁護に立ち上がるものたちは、気が触れたか、裏切りものとしてのレッテルが張られることだろう。

私のような働く人々で、払った税金の見返りにあづかったといえる人は一人もいないだろう。私の人生で、私のような働く人々の利益を代弁して議会で投票した政治家は一人も見たことがない。これは確信をもって言えることだ。政治家は、私のような働く人々の声を聞くことにはまったく関心がないのだ。

なぜ一握りの貪欲な略奪者たちがこれほどの非道を続けられるのだろうか。そして彼らの乗った強欲な列車は、いつ彼ら自身の犯したばかな間違いの重みに耐えられなくなりつぶれるのだろうか。だが、そうだとしても、連邦政府は即刻彼らの救済に乗り出すことだろう。そして、製薬会社や保険会社を含むアメリカ医療保険システムという冗談がある。彼らは、毎年何十万人もの人々を殺し、彼らのおかげで障害をおった人々の屍から金を盗み取っている。しかし、この国の指導者は、(金融業者のような)自分たちの金持ちの仲間を救済するが、(われわれのような普通に働く人々を)気にかけることもない。そして議会の政治家ども(盗っ人、嘘つき、自己中心的なゴミども)は、医療保険の問題がいかにひどいか、それこそ何年も何年も議会で討論しているだけなのである。彼らにとって、企業の利益が流れ込む邪魔を死人がしない限り、なんの危機も感じないのである。

そして正義だと?冗談もやめてくれ!

また、アメリカの税のシステムや法体系に潜む巨大ななぞをどうやったら合理的な人間が説明できるのか?現在のシステムはあまりに複雑で、最高の学者でも理解することができないはずだ。しかし、すべての人が専門家にも理解できない法を順守すべきだとし、無慈悲にも被害者に責任を負わせるのだ。税の申告書の最後に署名をしなければならないが、自分が何に署名しているのか分かっている人はほとんどないはずだ。税の徴収ほど強制力のあるものはない。これこそ全体主義以外のなにものでもない。

私はどうしてこのようになったのか?

私が経験したアメリカの悪夢は80年代から始まった。私は(小学校から大学までの)16年に及ぶ教育の過程で、普通に英語の読み書きができるはずだというばかな幻想をもってしまった。あるとき私は、税について勉強し、ディスカッションを行っているグループを紹介された。特にこのグループは、カトリック教会のような堕落した世俗的な組織が金持ちになることを支えている「税の控除」の規定を勉強の対象にしていた。われわれはもっとも優秀な税理士の助けを借りながら、大きな組織が行っている税の控除の申請を自分たちも行った。むろん、宗教組織が行っているように、神の名前を使って儲けた金を政府に隠すような不正な行為はわれわれはまったく行っていない。われわれは法を順守し、すべてを透明にするように注意した。

巨大な宗教団体は正直に生計をたてている人々を食い物にしているが、これが可能となっているのも法がそれを許しているからである。われわれはこうした法を再評価しようとしたのだ。しかし、こうしたことを通して私が学んだのは、法にはかならず二通りの解釈があるということである。それは、大金持ちのための解釈と、その他の人々のための解釈である。ところで、化け物のような宗教団体は法の執行者であり、異端審問は現代のアメリカでも生き残っているのである。

こうした活動のおかげで、私は大変な犠牲を払うことになった。4万ドル強の支払いと10年という時間だ。これで私の老後の資金はゼロになった。これで私は、完全なウソの理念のもとに建国された国に住んでいることをよく理解した。さらに、私がどれほど純粋であり、また多くのアメリカ人が、目の前のあまりある証拠をすべて無視して、「自由」に関するゴミのような思い込みを信じ続けることがいかにばかげた行為であるのか気づいた。

最初の大きな失敗からまだ十分に回復していない1984年ころ、私は技術者となるための学校を卒業し、夢であった独立したエンジニアになるための最初の一歩を踏み出した。

私は父から困難な問題に取り組み、これを解決することを喜びとする性質を受け継いでおり、そのため独立したエンジニアになることを夢見たのだ。私はかなり早くからこの性質に気づいていた。

しかしながら、自立することが重要であるとの認識は、私がペンシルバニア州ハリスバーグの大学生、アパートに住んでいた18歳から19歳のころの体験からきている。私の隣の部屋に住んでいたのは80歳を越える老人で、彼女は退職した鉄工所の工員の妻であった。彼女の夫は鉄工所で30年間働いたので、年金と医療保険を手にするはずだった。しかし、鉄工所の経営陣の無能と堕落した組合のため経営は行き詰まり、この企業の年金資金はすべてなくなった。彼女は生活保護にたよるほかなくなった。

この状況はお笑い沙汰でもあった。なぜなら、わたし自身当時は貧乏で、何カ月もパンとピーナツバターだけで暮らしていたからだ。彼女の話を聞いた後、私は自分のことなど忘れ彼女に深く同情した。私たちは互いの境遇を話し合ったが、彼女がパンとピーナツバターで栄養を取るよりは、キャットフードを食べた方が健康によいと聞いた時はぎょっとしたものだ。私はいくらなんでもそこまでできなかったが、大企業を信頼することなく、自分と自分の未来には自分が責任をもつべきだとの決心ができた。

80年代には私は、ソフトウェアのエンジニアとして自立した。すると、コンサルタント会社のアーサー・アンダーセンと当時のニューヨーク州知事、パトリック・モイニハンのおかげでわれわれのような自営業者に適用される1706条項が1986年の税法改革で導入された。

<中略>
(これから長々と1706条項が自営業者にとって不当な状況であるのか続く。米国の国税に特化したあまりに専門的な話題になるので割愛した)

1987年には私は、500ドルと少なくとも1000時間を使い、あらゆる議員や知事にこの条項の不当性を訴えたが、だれも私の訴えに耳を貸さなかった。彼らの多くは、私が彼らの時間を無駄にしているとのことだった。さらに私は、この不当性を訴えてくれるあらゆる専門家の会合に参加した。しかしわれわれの努力は、この時期の規制緩和で勢いづいた銀行の介入ですぐに挫折した。そしてこの時期、私の所得はどんどん減っていた。

何カ月もの努力の末、私は内国歳入庁から1706条項は適用しないとの確約をもらった。これが得た最大の成果だった。しかしすぐにこれはすべてウソであることがはっきりした。1706条項は私に適用され、私は厳しい状況におかれた。

このため、私の老後のために貯めていた貯金はゼロになった。私に常識があったのなら、この時点でエンジニアを止めるべきだったのだろう。

だが私は毎週100時間働き忙しくなった。そうしたらすぐに90年代初めの不況がロサンゼルスにやってきたのだ。政府は南カリフォルニアにある米軍基地の閉鎖を決定した。この結果、この地域の経済は大変な打撃を受けた。若い家族の住んでいた多くの家は住宅ローン会社に差し押さえられた。だがこうしたローン会社は、これが政府の方針によって引き起こされたということで、政府から補助金をもらったのである。ここでまた私は老後のための貯金を失った。

一年後、離婚が成立し、なんとかビジネスをたち直そうと努力した。その結果、なんとか仕事も軌道に乗り始めた。そしたらITバブルの破綻と9・11の経済の落ち込みがやってきた。政府はすべての航空機の飛行を禁止し、その後何カ月にもわたってサンフランシスコ空港のような特別な施設のセキュリティーが強化された。この処置で、私が顧客と会うためのコストが跳ね上がり、顧客と直接会うこともできなくなった。なのに政府はここでもまたわれわれの税金を使い、競争力のなくなった航空会社に資金援助したのである。これで私のビジネスもだめになった。老後の資金はわずかに残ったが。

この時期に、私はカリフォルニアを去りテキサス州オースティンに引っ越すことを考え始めた。それで実際に引っ越したわけだが、オースティンは人々が極端にプライドが高く、またエンジニアの仕事がなかった。仕事を探すのにこれほど大変な思いをしたことはない。なおかつ、契約料もITバブルの崩壊の前に得ていたレートの三分の一になった。なぜなら、契約料は3つか4つの少数の企業が決定しており、こうした企業は経費削減のため人件費の引き下げを行っていたからである。なぜこうしたことになったかというと、そもそも司法省が国民のことなどまったく無視し、自分たちのような金持ち層を利する政策を行っていたからだ。

私は生きるために自分の貯金を取り崩すほかなかった。この年は出費が多いにもかかわらず、まったく収入がなかった。なのでこの年は私は税の還付を申請しなかった。なぜなら収入がまったくなかったからだ。しかし、内国歳入庁は私に同意しなかったのだ。さらに彼らは、不満を法的に訴える期限に間に合わないように、私に通知してきた。裁判所に不満を申し立てたが、期限が過ぎており法的な手続きはもはや取れないといわれた。こうしたことのため、私はさらに10000ドルを支払うはめになった。

そしていまに至っている。ビジネスがだめになったから、私は公認会計士を訪れたが、彼らのもとに二度と行くことはないだろう。私はここで再婚し、内国歳入庁が記録に残っていないと称する所得、および弾き方がまったく分からないピアノとともに暮らしている。長い間考えたあげく、私は専門家の援助を得ようと決めた。だがこれが大きな間違いの元であった。

税の申告書が戻ってきたとき、すべての書類はきちんとしていると楽観していた。税理士の計算結果は私の結果と一致していた。しかし、彼は私の妻の1万2千700ドルの収入を見落としており、彼はこの見落としを私の申告書を調べている最中に言ってきたのだ。これで彼は、自分のことしか考えていたことが明らかとなった。

私は内国歳入庁に収入のすべてを明確にしておかねばならなかったが、この見落としでそれもかなわなくなった。

私は大恐慌のとき、裕福な銀行家が全財産をすってしまったことを知り、ビルの窓から飛び降り自殺をした話を思い出した。しかし60年後、金融業者はこの問題の解決策を見いだしたのだ。それは政治的に何の発言権もたない中産階級から彼らの資産を盗み、自分たちの損失を埋め合わせることだった。要するに、金持ちが犯した間違いの尻拭いをすべて貧乏人にさせるというわけだ。

アメリカ連邦航空局は墓石(無用の長物)のような機関であるといわれる。だが、ブッシュ前大統領と彼の率いる一味が支配した8年間で、すべての政府機関が墓石のような状態になっている。死者が出ない限り、なにも変わることなどないのだ。政府組織は下から上まで偽善で満たされており、彼らは自分たちがつくウソと同じくらいに安っぽい存在に成り下がった。

堪忍袋の尾が切れたのは私が最初ではない。人々は自由のためには自らの命は捧げなくなったといわれるがそれはそうではない。黒人や貧乏な白人以外でも命を捧げる人間はいるのだ。過去にはそうしや人々が大勢いたことだろうし、私の後に続く人々もきっと多いことだろう。しかし、私の命を捧げることなくして、現状はなにも変わらないことだけは確かである。私は、政府が私の人生を引きちぎるのをただ眺めていることを止めると決意したのだ。また、私の周囲で起こっていることを無視しないと決意したのだ。そして、かならず大きな変革が起こるなどという幻想は信じないことに決めたのだ。もうたくさんだ。

いまゾンビーのような状態になっている多くのアメリカ人が覚醒して反乱を起こし、その数が当局が無視できないほど大きくなることを私は期待する。私のこの行動が二枚舌の当局を刺激し、彼らがより厳しい規制を加えることで、傲慢な政治家の実態が暴かれることを真に望む。私はこれまでの人生で、暴力は何の解決にもならないと信じようとしてきた。しかし、暴力こそ唯一の解決策なのだ。この国を支配するトップエリートはこのことをずっと知っており、これまで私のようなバカを騙し続けてきたのだ。

一度、精神錯乱の定義を読んだことがある。それは、同じ行動を何度も繰り返しながらも、結果が異なることを望むことだとあった。私はやっとこうした錯乱状態に終止符を打つ決心をした。当局や内国歳入庁のみなさん、私の肉の塊を受け取り、よく眠ってください。

共産主義者の信条:各人の能力に応じて献身し、各人の必要に応じて与えよ。

資本主義者の信条:各人の騙されやすさに応じて献身し、各人の貪欲に応じて与えよ。

ジョー・スタック(1956年~2010年)


以上である。最初は自分の個人的な状況を延々と語りながらも最後に「私はこれまでの人生で、暴力は何の解決にもならないと信じようとしてきた。しかし、暴力こそ唯一の解決策なのだ」と結んでいる。そして、「かならず大きな変革が起こるなどという幻想は信じないことに決めたのだ」とも言っている。

これがあまりにおろかな行為であることは間違いない。追随者が出ないことを願うばかりだ。だがこの文書を読むと、金融危機とその後の不況でどれほどアメリカの中産階層が追い詰められているのか伝わってくるのも事実である。

この文書への共感と支持が多いことは、多くのブログやBBSの反応で分かる。むろん、この事件ひとつでスタック本人が望んだように「ゾンビーのような状態になっている多くのアメリカ人が覚醒して反乱を起こし、その数が当局が無視できないほど大きくなる」ことはないだろう。だが、この事件とこの文書は、アメリカの中産階層がもち続けている潜在的な怒りに、ひとつの表現の形を与えたことは確かだと思う。

いま多くの占星術師が6月26日の月食からこの夏いっぱいにかけての大きな社会変動を予想している。それは、新たな経済破綻とともにやってくる社会不安である。特にそれはアメリカで起るとされている。そのような可能性は本当にあるのだろうか?起るとするなら、スタックが表現したような中産階層の怒りが背景になることは間違いないだろう。

 <転載終わり>
----------------------------

 スタック氏が命を落とすまで追い詰められてしまったことは、大変気の毒だと思いますが、今後これに続く人が出ないことを望みます。根本的な解決方法にはならないことは、自分でもよく分かっていながらの飛行機突入が、一層哀れさを増すように思いました。
 
 ●ヤスの備忘録
  http://ytaka2011.blog105.fc2.com/

「2月18日の小型機突入事件に見るアメリカ経済の悪化」 ヤスの備忘録より

2010-03-01 07:42:03 | 政治・社会
 <ヤスの備忘録より転載>
------------------------------ 

現在のアメリカの状況

さまざまな数値から見て、アメリカ経済は少しづつだが明らかに回復してきている。少なくとも主要メディアではそのような報道が主流だ。

だが、ラジオのローカル局やネットラジオなどを聞いているとまったく違った光景が見えてくる。実質的には20%を越えているのではないかといわれる失業率、ならびに300万件を越す住宅差し押さえ件数などどん底にいる多くのアメリカ人の政府に対する恨みが聞こえてくるのである。そのような声を聞くと、景気はどんどん悪化しており、回復どころではないというのが正直な実感だ。

静かなアメリカ人

しかし、そのような状況にあってもアメリカ人は比較的に静かである。ティーパーティーと呼ばれる保守派や右翼の抗議運動が昨年以来全米各地で起っており、昨年の9月12日にはワシントン大行進と呼ばれる200万人の大集会が催されたが、こうした運動は平和的で合法的に行うことを基本方針としているため、暴動や反乱などの暴力的な事態にはまったくいたってない。そうしたこともあってか、ティーパーティーの政治的な影響力はあまりないと言われている。むしろ、ティーパーティーは沈静化する方向に向かっているともいわれている。

一方、これからの情勢を大きく変化させる可能性もある事件が最近起った。それは内国歳入庁ビルの小型機突入事件である。

2月18日の小型機突入事件

すでに10日も前の事件なので忘れかかっている読者も多いかもしれない。2月18日、テキサス州オースティン市の内国歳入庁に小型機が激突し、パイロットを含む3名が死亡した事件が起った。

突入したのは、53歳のソフトウエアーエンジニアのジョセフ・スタックであった。不況で収入を失った犯人が、内国歳入庁を恨んでの犯行であった。突入前スタックは、家族をホテルに移した後、23万ドルの自宅に放火し全焼させている。


自殺宣言

もしこの事件がスタックのビルへの突入だけで終わっていたのなら、たいした事件にはならなかっただだろう。だがスタックは死ぬ直前「ジョセフ・スタック自殺宣言」なるものを自らのサイトに掲示していた。事件の直後、サイトは当局によって閉鎖され、文書も削除されたようだが、この文書は閉鎖される前にコピーされ、いまではFOXニュースチャンネルはじめ、多くのブログで読むことができる。それが以外に大きな共感を広めつつある。

情勢の変化のきっかけとなる重要な文書となる可能性もあるので、ほぼ全文を訳出することにした。以下である。

 <転載終わり>
--------------------------------

 小型飛行機が建物に突っ込んだ事件は、ニュースで知っていましたが、その背景にはアメリカ経済の益々の悪化で苦しむ庶民の姿があったとは、思いもよりませんでした。

 この事件の背景を知るには、スタック氏の自殺宣言を見なければ解りませんので、次の記事でご紹介します。


 ●ヤスの備忘録
  http://ytaka2011.blog105.fc2.com/