くじゃくは、鳥の王“ほうおう”につかえ、王の側でいつも手助けをしていました。
それでも子供が生まれるときは、仕事の休みをもらって、妻と命の誕生を見守りました。
家族思いで、心やさしい働き者のくじゃくは王の一番の支えでした。
ふうちょう(風鳥)もまた、王に仕え、風のように飛び回り、情報を知らせました。
王は、足のないふうちょうを翼で受け止め、巣に寝かせてやるのでした。
ある日、人間達が、戦争をはじめることがわかりました。
王は、鳥たちをつれて安全そうな山奥へと向かいました。
戦争が始まりました。
しばらくすると、傷ついた兵士が迷い込んでくることがありました。
そんなとき“ほうおう”は、人間に姿を変え、くじゃくも看護師となって兵士を介抱し、
“ほうおう”が怪我に手を当てると傷が治るのでした。
狩人が入りこんできたときは、きょしちょう(巨嘴鳥)が、大きなくちばしで追い払ってくれました。
そして、その大きなくちばしでたくさんの木の実や時には草花を持ち帰り、兵士の体と心をいやしました。
戦争の終わりを知らされ、村々を見ると、火がつけられおそろしく燃えています。
くじゃくや ふうちょうは、王の使いで 水の神様にお願いし、雨を降らせました。
やがて、炎は静まり、平和がきて、みんなおだやかにくらしましたが、鳥たちにも命の終わりがきます。
“ほうおう”は活躍した鳥たちを、空に残してほしいと大神ゼウスにお願いし、
「くじゃく」「ふうちょう」「きょしちょう」は星座になりました。
南の空に光る鳥たちを後に、不死鳥“ほうおう”は再び世界をめぐる旅に出るのでした。
お待たせ。児林一輝くん(鵜の島小4年)の作品。第三弾。投稿日は07.9.9。
この構成力には、舌をまく。
足のないふうちょうをいたわる王「ほうおう」には泣かせる。
不死鳥と、限りある命の鳥たちの関係も哀切だ。
画像は十八夜の月(いまちづき)。
それでも子供が生まれるときは、仕事の休みをもらって、妻と命の誕生を見守りました。
家族思いで、心やさしい働き者のくじゃくは王の一番の支えでした。
ふうちょう(風鳥)もまた、王に仕え、風のように飛び回り、情報を知らせました。
王は、足のないふうちょうを翼で受け止め、巣に寝かせてやるのでした。
ある日、人間達が、戦争をはじめることがわかりました。
王は、鳥たちをつれて安全そうな山奥へと向かいました。
戦争が始まりました。
しばらくすると、傷ついた兵士が迷い込んでくることがありました。
そんなとき“ほうおう”は、人間に姿を変え、くじゃくも看護師となって兵士を介抱し、
“ほうおう”が怪我に手を当てると傷が治るのでした。
狩人が入りこんできたときは、きょしちょう(巨嘴鳥)が、大きなくちばしで追い払ってくれました。
そして、その大きなくちばしでたくさんの木の実や時には草花を持ち帰り、兵士の体と心をいやしました。
戦争の終わりを知らされ、村々を見ると、火がつけられおそろしく燃えています。
くじゃくや ふうちょうは、王の使いで 水の神様にお願いし、雨を降らせました。
やがて、炎は静まり、平和がきて、みんなおだやかにくらしましたが、鳥たちにも命の終わりがきます。
“ほうおう”は活躍した鳥たちを、空に残してほしいと大神ゼウスにお願いし、
「くじゃく」「ふうちょう」「きょしちょう」は星座になりました。
南の空に光る鳥たちを後に、不死鳥“ほうおう”は再び世界をめぐる旅に出るのでした。
お待たせ。児林一輝くん(鵜の島小4年)の作品。第三弾。投稿日は07.9.9。
この構成力には、舌をまく。
足のないふうちょうをいたわる王「ほうおう」には泣かせる。
不死鳥と、限りある命の鳥たちの関係も哀切だ。
画像は十八夜の月(いまちづき)。
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