東大阪市にあるオーディオ店「ダック電子堂」が閉店されるとの情報が入る。
独自理論によるスピーカーや、これに合う真空管アンプを製造・販売していたお店です。
HPを覗くと、昨年9月8日付けで閉店処分の製品のお知らせがあった。
既にほとんどの製品は売れたような感じがする。
30年ほど前にALTEC 403AのSPを組み込んだ「マリーサ」を購入したお店で、それ以降は訪問していないが閉店と聞き、とても残念だ。
当時の店主の年齢から考えると、お店を維持していくには厳しいかもしれない。
今のオーディオ業界は厳しい経営環境にあるのは素人のあっしでも想像に難くない。
そんなことを考えていたら、ここのスピーカーを鳴らしてみたくなった。
家の中を探し回り、押し入れの奥にあるのを発見。
EMFオーディオの「Sequel-2」のプリメインアンプを繋いで聴く。
音は出るが、音楽を聴いても感動しない。
管球アンプ時代の古いスピーカーなので、真空管アンプの方が相性がいいかもしれない。
そう思って、30年前に自作した真空管アンプ(シングル・モノアンプ2台)に繋なぎかえた。
長年も灯を入れていないのでしばらく鳴らしていると、段々と良くなってきた。
ボケていた映像が徐々にピントが合ってくるような感じかな。
1時間ほど経つと、俄然良くなってきた。
20cmコーン型のフルレンジSPなので、ほぼ中音域しか出ていないはず。
データを見ると、周波数特性は70Hz~11KHzという狭い帯域だ。
それでも音楽を聴くには全く不満はない。
音に厚みと張り、スピード感があるからだろうか、音楽を聴いていて楽しい。
50年代頃のジャズを鳴らすと、「あぁ、これこれ!」と思ってしまう。
ずっ~と聴いていたい気分だ。
長年、オーディオを趣味として、感動する音楽の再生を目指してきたが道半ばだ。
「時間と費用を掛けなくとも、これで十分じゃないの?」という気持ちも生まれてくる。
このスピーカーも手放せないなぁ・・・
今もメインとして聞き込んでます
色々とやりましたが音楽の真髄を捉えてるのはこれだけ!
デジタルソースには合わないけど、そんなことは構わない。
カセットテープ、レコード盤、FM
これ程楽しい音楽を奏でるのは他には見つけれなかった
オーディオの世界って、とても深いですよね。
あっしは半世紀もドップリと浸かっていますが、未だに求めるシステムには到達していません。
知り合いには、生演奏の感動に負けない音楽再生を達成している方がおられて目標としています。
うしおさんは気に入った音楽再生システムに出合えたようですね。
色んなソフトで音楽を楽しんでおられるようで羨ましいです。