蹴球放浪記

緩まない、緩ませない。
横着しない、横着を許さない。
慌てない、「だ」を込める。

なんと、まあ、殺生な。

2008-12-22 19:58:08 | Hiroya's Note

明日はJユースの準決勝。
今年は東京の強いほうと弱いほう、大阪の強いほうと弱いほうが
いわゆる「たすきがけ」で対戦とのこと。

いくらなんでもトップでもおんなじ週にこのカードダブらせるかよ、
日程君でもそういう殺生な真似はしないよねぇと過去の記録を調べてみる。

・・・やってた。
2005年シーズン、13節。
水曜ナイターでときおと桜大阪が味の素、ガンバと1969が万博で当たってた。
というか、ガンバが1969を力いっぱいぶん殴って、という試合に味の素が
かすんで見えた、という印象が。
よくよく考えると、この4つにとってある種の転換点になった試合なのかなぁ。
桜大阪はこの試合、負けかけた試合をぎりぎりで引き分けた。
ときおはこの試合、勝っていた試合を取り損ねた。
ガンバはいままで負けっぱなしの1969を初めて「殴り殺す」ことができた。
1969は今まで得意にしていたガンバに初めて「殴り殺された」。

このあと、1969を殴り殺したガンバは自分の「走ってぶん殴る」スタイルを
迷いながらもきちんと自分のものにして、最終的にこのシーズン、
念願の銀皿を取り、そこをジャンピング・ボードにして
今シーズンのACLからCWCにつながる段の上がり方につながった。
ガンバに殴り殺された1969はずるずると堕ちていって次のシーズン、
地獄を見て、われらが愛媛にもぼこぼこにぶん殴られて、
さらに次のシーズンはそういう惨めな思いをしたくない、とお金を使いすぎて
上に戻ってきたけれど、その反動でまた逆戻り。
桜大阪は銀皿争いのカオスさにこの試合を機に巻き込まれ、
ぎりぎりまで銀皿に近いところにいたけれど、
最終節長居でこの試合の意趣返しを受け、その引っ掛かりを抱えて
次のシーズンをたたかったおかげで地獄を見、
今シーズン、やっと地獄から抜け出すきっかけをつかんだ。
ときおだけは相変わらず欲のないフットボールをして上にも上がらず、
さりとて下にも下がらず、時々足を引っ張る天邪鬼。

自分はその日、いったい何をしたのか記憶がない。
わかっているのはお金がないこと。