究極のダイエット（もうデブとは言わせない，でもまだ小太りです）。

　「私は，この２ヶ月間で７キロも痩せました。それも何の努力もせずに！」　あなたも，この方法を真似してみませんか？何しろ，なんの努力もいりませんから！！

　もし私が経験した方法を他の人から誘われたら，迷わず拒否します。確かにたいした努力をすることなく，痩せることはできたのですが，私の経験したダイエットは，あまりにも痛かった。
　
　私は，８月に虫垂炎（盲腸炎）で入院したのですが，その日から，飲み食いのすべてが禁じられました。結果，３日間で３キロも痩せました。半年間かけて１キロも痩せなかったのに，１日に確実に１キロずつ減っていく，驚きであるとともにある種の快感でした。
　
　その後「災い転じて福となす」のたとえ通り，朝食と昼食にお粥を食べるという涙ぐましい努力（本当は，たいしたことなかったのですが）により２キロの減量に成功しました。私の意志で減量したのは，この２キロだけです。

　とりあえず５キロ体重が減ったので，私なりに満足していたのですが，災難は突然やってきました。

　１０月のとある日,愛妻と福山雅治主演の「容疑者Ｘの献身」を見ての帰り，お腹の右下に痛みを感じ（実は，その日の朝から違和感があったのですが，夜にその違和感が痛みに変化しました）病院に行ったところ，再び虫垂炎で入院することになりました。

　この２回目の入院で３キロ減ったのですが，最も体重が減ったときには６６キロ台になったので，「このまま体重が減り続けるのではないか」と思い，ドッキリしました（体重が激痩せし，体重が増えないといった人の悩みが，少しは理解できるようになりました）。その後若干増加したので，今は６７キロ台に落ち着いています。

　ところで，体重が減ったことにより，ウエストが７センチ細くなりました。今まで，ビア樽だったお腹が，やっと二段腹になることができました（一般的には，二段腹になったことを悲しむのでしょうが，世の中に，二段腹になったことを喜ぶ人間もいるのです）。

　今回７キロも体重が減ったので，当然懸垂ができるようになっているだろうと思って鉄棒にぶら下がったのですが，残念ながら１回もできませんでした。懸垂って思った以上に力がいります。

　現在のささやかな夢は，もう少し体重を落として，子供たちに，私のバク転と大車輪を見せることです。

　今から数年前，城山観光ホテルで，フォーリーブスの北公次さん（当時５５歳位だったと思うのですが）の見事なバク転を見て大変感激しました。
　
　そうです，目標は北公次です。目指せ北公次！！♪　ニッチもサッチもどうにも，ブルドッグ♪　ワオッ！！