鹿児島市の司法書士喜山修三のブログ

相続や売買の不動産登記,会社設立や役員変更,債務整理,成年後見等を業とする司法書士事務所の所長の法律や日々の雑感を掲載。

懇親会

2019年05月18日 | Weblog

 昨日,鹿児島県土地家屋調査士会の総会のあとの懇親会に参加した。先週は,とある企業の研修会のあとの懇親会に参加した。いずれの会でもお酒を飲んでいない。

 少し前までの私の習慣からは考えられないことである。懇親会ではとことん呑む。懇親会でお酒を飲まないのはあり得ないと思っていた。正確にはまだ飲めないから飲まないだけであるが,昨日は帰宅した後で,仕事に関連した本を読むことができた。なんだか得をした気になった。

   懇親会ではとことん呑む,というのではなく,呑まずに帰って本を読む,というパターンもありだな,ということをこの歳になって知った。気づくのが遅すぎたか?

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そして,バトンは渡された。瀬尾まいこ著

2019年05月15日 | Weblog

 

 先日の世界陸上の400メートルリレーは残念であった。3走まで一番できていたので,4走の桐生選手にスムーズにバトンが渡されていたら,多分金メダルだったのではないか。そう,このときの世界陸上では,バトンが渡されなかったのである。

  「生まれたとき。私は水戸優子だった。その後,田中優子となり,泉ヶ原優子を経て,現在森宮優子を名乗っている」(5頁)  主人公の森宮優子は,お母さんが2人いて,お父さんが3人いる。それは,実のお父さんが再婚したり,お父さんがその再婚相手と離婚した後に,優子が一緒に住んでいたお母さんが再婚したりしたためである。まぁ,その詳しい流れは本書を読んで頂ければおわかりになる。

 両親が離婚すると,子供はぐれて不良になる物語が多いが,優子は新しいお母さんやお父さんに過不足無くかわいがられ,そつなく相手と一緒の生活をしていくという,なんとも不思議な物語です。

 そういえば情景描写も少なく,会話と心理描写が中心である。こういう物語の作り方もあるんだなぁ,と感心させられた。新しい手法は若い人によって産み出される。なんて,偉そうなことを書きましたが,それほど本を読んでいるわけではありませんので,軽く聞き流して下さい。武士の情けで!

  物語の終わりはハッピーエンドです。やはり物語は明日に希望が持てるようなものがいい。本屋大賞にハズレなし。今年もそう思った。 

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痛風と読書

2019年05月13日 | Weblog

 令和になって,早13日。テレビではそろそろ沖縄・奄美の梅雨入りの時期が話題になっている。連休が6日月曜日まであったので,すでに月半ばである。

 平成から令和に代わる時期はまるでお祭り騒ぎであった。元号が代わることがそれほど嬉しかったのだろうか。テレビで,お酒を飲んで騒いでいる人たちを見ると,「単にお酒を飲む口実ではないの」と突っ込みたくなる。きれば,私も「去りゆく平成に乾杯!!」「これから迎える令和に乾杯」と友人たちと,あるいは家族で心ゆくまでお酒を飲みたかった。しかし,現実は左足の痛みに耐えて,静かに平成を見送り令和を迎えた。正しく耐え難き痛みを,痛み止めを飲んでひたすら耐えていた。あ~~悲しい。

  忘れもしない4月26日金曜日に,人生2回目の痛風の発作があった。その前日は,ある仲間たち一緒に,大いに飲み。そして歌って楽しい5時間を過ごした。ところが,それから2週間あまり,痛みをこらえながら生きてきた。楽しい時間5時間,痛い時間2週間,まったく割が合わない。  それまでは,毎日1万歩以上歩いていたのに,発作が起こってからというもの10メートルを歩くのもやっとである。老人が,横断歩道をゆっくり,ゆっくり歩く気持ちがよく分かった。  

 痛い時期があまりに長いので,一時は「本当に良くなるときが来るんだろうか」と不安な気持ちになったりしたが,今日からはだいぶ痛みが弱まってきた。  このように書くと,痛くて辛いことだけで何一つ良かったことはなかったように思われるかも知れませんが,やはり物事はそんなに単純ではない。良かったことも,一つや二つはあるものです。

 まずどこにも行けなかったので,結構本を読むことができた。元気なときは家の中にいるのがもったいない気がして,本を読む気になれないが,動くことができない時は読書が唯一の楽しみになる。  また,禁酒をしていたら,2週間で2キロ近く痩せた。これは全くの想定外であった。まったく動いていないので,太ったかなと,半ばおびえつつ体重計に載ったら,体重が減っていた。普段,呑むときにいかに食べていたかが証明されたようなものである。

  これからは,週2日の休肝日を護って,二度と痛風の発作に苦しまなくていいような飲み方をしようと,心に誓った5月13日の夜である。

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