パレートの誤算 | |
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祥伝社 |
生活保護に関しては,時々大きくマスコミに取り上げられます。その一つが生活保護の不正受給に関するものであり,もう一つがガスと電気を止められ,おにぎりも食べることができなかったとするものです。
生活保護制度のほとんどは適正に運用されていると思うのですが,一つの制度でどうしてこうも両極端のニュースが流されるのであろうか。そして極端なニュースを流すときには,適正に運用されている部分はあまり触れられていないような気がします。
この本は,中身を読むこともなく,ただ作者が柚月裕子ということだけで買ったのですが,選択に間違いはありませんでした。市役所の生活保護担当者の苦労もひしひしと伝わってきます。
仕事に貴賤はありませんが,確かに陽の当たる仕事もあれば陽の当たらない仕事もあります。共通して言えることは,仕事をしている人たちは,皆さん一生懸命です。もちろん主婦の方も。
私は単行本で読みましたが,ネットで検索したところ文庫本も出ていました,単行本と文庫本とでは帯の紹介文が違います。