健康楽園。

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チョン ミョンフン、アジアフィルハーモニー管弦楽団2013。

2013-08-01 | Weblog
「音楽は国境や文化を越えて、相互理解に役立つ」との信念を実現しているチョンミョンフンさんのライブ、はじめて行きました。
ベルリンフィルから樫本大進さん、ドレスデンシュターツカペレから有希マヌエラヤンケさんと、大物コンサートマスターはじめ、夏のオフシーズン1週間、このツアーのために集結する名手たち。
絢爛豪華な夏の祭典となった。
ワーグナーの「タンホイザー」序曲では、まさに中間でのヴァイオリンソロは樫本さんの独壇場。
「トリスタンとイゾルデ」より前奏曲と愛の死。
とにかく、弦楽合奏と木管が素晴らしいので、たっぷりと「愛の死」のクライマックスを楽しみました。
休憩をはさんで、
ブラームス交響曲4番。これが、素晴らしかった。第一楽章から魅了されてしまった。ホルンの咆哮と弦の力強さ。
チェロ、ビオラ、バイオリンのピッチカート合奏ではじまる第二楽章、その後に来る、甘美なとろけるメロディーはバイオリンがむせび泣きました。こころに残る名演。
第三楽章はが、こんなにダイナミックに演奏されたのをはじめて初めて聴きました。ともすると繋ぎの楽章としてさらりと演じてしまうのだが、まったく違った。
第四楽章は、とてもめずらしい形式で創られていて、パッサカリアという、たった8小節の主題が30もの変奏曲となって連なって演奏される。
12変奏のフルートソロもよかったし、なんといっても24-ーー30までの変奏、コーダがすごかった。
一瞬の静寂から轟音の終結。
私たちは、いつまも拍手。
アンコールは無しで、楽員が舞台から消えても拍手、スタンディングは続き、とうとうチョンミョンフンさんは、タキシードの脱いだ、白いシャツで、樫本さんたちと、舞台に現れて、答礼。
夏の、わずか1週間だけのアジアフィルハーモニーとの名残りを惜しんだのでした。
コメント (4)
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