健康楽園。

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茅野市神長官守矢資料館。

2011-07-19 | looking.
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奇怪な砦のような建物は、茅野市にある「神長官守矢資料館」です。
諏訪神社の近くにあります。なんと個人のお宅 守矢家の敷地内に聳えています。
1500年ほど前、大和朝廷が攻め上がって来たときに天龍川流域で戦い 敗れた部族の長でした。
背後の守屋山をご神体としていました。
建身名方命に、敗れたが この地の神長を命じられ、祭祀の実権を握りました。
のちに諏訪神社の筆頭神官を代々務め、現在の守矢早苗さんは78代目の当主です。
縄文時代以来の特異な自然信仰や祭事を現代に伝える家柄。残っている貴重な資料から内部展示がつくられています。
御頭祭(おんとうさい)。
ウサギの串刺しがあったり、鹿とイノシシも頭が75頭。鹿の肉と脳みそを混ぜて食し 篝火に照らされながら 神と一体となった祭り。
生け贄になる子供を縛った柱まであります。
江戸時代中期、菅江真澄が、書いていたスケッチをもとに再現 展示しています。
なんとも異様な、古代パワー。
何と 奇っ怪な!!!!
底知れぬ 自然信仰。日本源風景にひとつかとも感じました。

建物もすごい!!!
石の屋根を突き抜ける4本の木の柱。
黄土色の壁土での二階部分。船の切っ先のように こちらに挑みかかってきます。
うがたれたいくつもの窓。銃眼が並んでいるみたいです。
周囲を監視し 睥睨しています。

設計者は、守矢早苗さんの幼なじみ 藤森照信さんです。
鉄平石でふいてある屋根、4本の柱はミネゾウの幹、いずれも地元産です。

茅野市宮川389-1にあります。
コメント (2)
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