健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

毛丹青さん。

2011-07-08 | 読んでみた。finding.
今年1月に雑誌「知日」を創刊した、作家であり、神戸国際大学教授でもある 毛丹青さんの記事が日経夕刊に掲載されました。
昨年秋の中国漁船衝突事件からぎくしゃくしている日中関係から、何が求められているのか?
中国の若い世代には日本のことを温かい眼差しで見つめ 日本をわかろうという思っている人もいるし、日本のことを知らずに反感を持っている人もいる。
第一号のテーマは「機械」
毛さん自身大の車好き。友人の整備工が工場に入る時にお辞儀をする。こういう行動は中国人には不思議です。
「もの」に対してどういう思いが日本人の中にあるのか、日本人と機械との関係についての特集です。
まず日本は世界で一番自動販売機がある国だという話から始めました。
6月の第三号は村上春樹さん特集。
9月には「村上春樹の心象風景」というテーマで写真展も開きます。

毛さん1987年に三重大学に留学しています。3ヶ月で資金付きの学問に疑問を感じ退学。四日市の魚取引の会社に入って、漁船に乗り込み 魚ビジネスにのめり込みます。
中国経済が発展してきて、日本へ魚を売りたがらなくなってくると、神戸の商社へ転身。
著述活動への意欲が高まってきます。
毛さんが日本で発見した小さな感動や情景を読者に共感してもらいたいと、2004年「狂走日本」を出版しました。
狂ったように日本を歩き回る  という意味でした。
毛さんは、将来日本人の若者が中国で活躍するきっかけもつくりたい、と言っています。
中国は経済は大きくなりましたが、なぜ日本の町は綺麗なんだろう?どうして日本は古い伝統を残しつつ新しいものを生み出すのだろう?
中国は日本を知らなければならない時代に入りつつあるとも言っています。

隣国をお互い理解尊重する関係を深めている毛さん。素晴らしいです。
応援したいです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする