健康楽園。

健康に関する情報・提案を主にする。

DPC病院と急性期病院の対応。

2008-07-17 | 聴けた!imaging.
jmsの会が大阪リーガロイヤルホテルで開催されました。
特別講演は、済生会熊本病院・副院長、副島秀久さんです。
1975年、熊本大学医学部を卒業され、アメリカミシガン大学にも留学されて、2002年から副院長に就任しておられます。
演題は、「DPCの動向と急性期病院の対応」です。
熊本大学付属病院を筆頭に、国立病院・熊本地域医療センター・熊本中央病院・熊本市民病院・熊本赤十字病院があります。
その中で、現在平均入院月数が11,8日と最も短く、機能の高い急性期病院運営をなさっています。
医師147名、ナース478名・病床数400です。
熊本二次医療圏人口は70万人、病院95、診療所550があります。

熊本は、地域連携パスといって、お互いの病院同士の、患者さんの病状によっての、転院が・一番スムース。
患者さんの不安が一番少ない実践を行なっていることから、熊本モデルとされて全国に、その運営を羨望の眼差しで見られている素晴らしい地域です。

先生のお話とお聴きする期待から、質問を用意していました。
どうやって、医師会・病院・介護施設との連携、気持ちの統一が出来たのか、地域連携パス成功・実践のポイント、成功の秘訣などです。

冒頭、副島先生は、そういう質問は多くなるが、何故?地域での連携ができないのか、それが不思議だ!!!

って、先手を打たれてしまいました。

「再生会熊本病院としては、急性期病院をやってきました。どのようにやってきたかお話していきます。」
再生会熊本病院の戦略は、
唱和50年代は、「選択と集中」
診療内容の基礎固め、増築・増床の時代。
昭和60年代は、「機能分化・差別化」の時代。
急性期への胎動・病診連携開始・救急医療体制確立。
平成7年、「経営革新」の時代。
急性期病院へ特化・新組織体制の病院つくり・クリニカルパスの作成・諸制度の再構築。
平成13年からは「質の向上」
マネジメント体制つくり、医療の質の追及・理念遂行への投資実施。
これが、病院の変化です。

「熊本済生会病院、外来ガン治療センターをつくりました。もう、ガンは外来の時代です。入院から外来、そして在宅で治療していかなくてはなりません。
メタボリック・血管疾患治療から・・・・ガン治療へ方向転換。
この病院は、臨床工学士が36名もいます。
ここは、「命に別状のある病気だけをやる」っていう病院です。
だから、歯科・耳鼻科・眼科は、ありません。
そして、「責任をもって治します」という病院でもあります。
外科医と内科医がチームを組むこともあります。

この病院は、大学の講座性の延長ではありませんから、
1内・2内・3内などという医局はありません。
心臓・胃など、、、臓器に分けて外科と内科が連携します。
横に動く組織です。
とても、よく機能しています。
平均入院日数も、平成4年20日だったのが、現在11,4から11,1日に短縮されています。
でも、マジソン病院は3,5日。OECD加盟国平均は6,5日です。

急性期病院なら10日でしょう!!どんな病気でも7日で決着がつきますよ。
入院単価が7600円、外来単価2600円です。」

多治見支店に行かなければなりません。
時間切れ、続きは明日に・・・・・。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする