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続きは明後日

昨日に続いて、4時半に起き、5時になるのを待って弾き始めます。
30分間の指慣らしの後、やはり「牛を見はれによる変奏曲」の収録にあたりました。
結果、6時までの30分間、集中して取りくみましたが、残念ながら納得のいく演奏はできず、明後日への見送りを決めました。
「たったの30分で、投げ出すの?」とお思いでしょうが、本当に集中力が持続できるのはわずかな時間です。前の道の往来も始まったので、これが賢明な判断でしょう。
10分間の休憩をとり、今度は明日のコンサートのプログラムを順に通します。市内で行われる比較的短めのコンサートですが、ひと通り弾くとフラフラになりました。ですから、30分で今日の録音作業に見切りをつけた……というのは正解と言えます。
これが「今度こそ、今度こそ」とばかりに、「牛を見はれ」に固執して挑戦し続けていると、必ずや明日のコンサートにさしつかえます。
ちなみに、明日の弾き初めは、今日も録音しそこなった「牛を見はれによる変奏曲」です。今朝の少しばかりの奮闘は、あながり無意味ではないでしょう。
収録作業の続きは、夜のコンサートに備えて明日は行いません。普通に考えれば明後日の朝ですね。
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あらたな課題

4時半起床。今の季節ですと、5時ちょうどに明るくなります。
「もう音を出していい時刻だな」
外を確認して楽器をケースから出し、おもむろに弾き始めます。
いつもより丹念に指慣らしを済ませ、録音器の電源を入れます。
……何ということでしょう。1年近くこの録音器を使わなかったために、操作を一部忘れてしまっているではありませんか。説明書も見あたりません。さがせば簡単に見つかると思いますが、あいにく、録音用に立てた反響板がそれを邪魔しています。反響板を撤去すれば、その際の物音で、家族を起こしてしまいます。
「今日も無理か」
残念ですが、いたし方ありません。
実は、今日の録音作業を簡単に諦めてしまった理由が、もうひとつあります。
今朝収録しようと考えていた曲は、ナルバエス作曲の「牛を見はれによる変奏曲」。若いころから弾いてきた曲で、CDにも2回ほど入れています。コンサートには、もう何度出したかわかりません。
それほど弾きこんできた曲なのに、あらたな課題……それも極めて重要な課題がひとつ見つかったからです。「極めて重要な課題」というのは「テンポの維持」です。
手元の譜面は、「4分の6拍子」として書かれています。ところが、実際の音の動きを見ると、「2分の3拍子じゃなかろうか」というところや、あるいは「メロディーが4分の6拍子で、低音が2分の3拍子みたいだな」というところがあるんです。こういう曲は、テンポを維持させるのがけっこう難しいんですよね。
私のレベルですと、機械的にメトロノームに合わせるだけでも、ひと苦労です。
でも、がんばってやってみます。
私が録音器のスイッチを入れられるのは、この課題を克服してからになります。
「他の曲で作業開始」という可能性が、なきにしもあらずですが。
(録音器の説明書は見つかりました……笑)
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私のGW

今日から3日間(土、日、月)は、レッスン予定が全く入っていません。来週火曜日には市内にてコンサートがひとつ。その後は、ほぼ通常通りです。つまり、私のGWは今日を含めて3日間ということになります(もう、半日過ぎてしまいました……)。
教師をやっていた頃(退職前)は、毎年この時期になると、だいたい1枚ずつ、短めのCDを作りあげていました。「今しかない」という気持ちで、必死でやっていたんだと思います。
今年はというと……実は、今週のはじめに、録音作業を始められる程度に部屋を片付けたのですが、その後、出張レッスンが続いたり、我が家のキッチンの水漏れ騒動があったりして(大変でした……笑)、そちらの方は手つかず状態です。
で、かつてと同じく「今しかない」という思いが、頭をもたげてきました。
録音環境は、反響板を立てて、録音器をチェックすればセットアップ完了です。
夜になって身体が疲れ、「明日も無理だろうな」という気持ちになってしまう前に、そこまではやっておこうと思います。もちろん、部屋を作ることよりも大事なのは、練習を進めておくことです。でも「練習が進んだら収録しよう」と思うのは間違いです。「もっと練習しなきゃ」という状況に自らを追い込んでいく気概が必要です。やっぱり、日が暮れたらすぐに反響板を立てることにしましょう。
このGWの間に収録できるのは、せいぜい1~2曲です。でも、録り始めることができれば、その後の練習にはずみがつきます。明日と明後日の朝が勝負です。
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5日ぶりの日記

今日は上天気です。
「久々に三郷山を歩こうか」と思いましたが、きっと舗装工事(昨日が予定日)が入っているでしょう。
5日ぶりの日記になります。

1)右手のタッチを見なおしました。
18日(日記参照)以来、右手の指の動きを、意図的に大きくしたり、小さくしたりしながら練習を進めています。私はこれらを、それぞれ「第3関節をよく動かして勢いよく弾く」「第2関節を少し曲げた状態で(緩めずに)弾く」ととらえていますが、いずれの奏法も長短あわせもっているような気がします。
私自身の出す音色としては前者の方が好きです。ただ、こちらの場合、指の振りが大きいために、ミスを乱発する危険性をはらんでいます。特に、冬場、指が冷えた状態のときは駄目です。全く指のコントロールがきかず、「演奏を中断して逃げ出したい」とさえ思うような悲惨なステージもあり得ます。
これに対し、後者の方は、ミスタッチが少なく、いくらかは安全運転となります。指の動きが小さいために、速めのテンポをとることも可能です。でも、ともすれば、レガートに弾くことを忘れてしまいます。
演奏活動を続ける以上は、ベストな音色をもとめるのは当然です。
でも、いつもベストコンディションで弾き始められるという保証はありません。
「会場がやけに寒い」「指慣らしの時間をもらえない」といった場合、「それでも、ある程度は弾ける」という術(すべ)を知っておく必要もあるわけです。

2)部屋を片付けました
日が長い(早い時刻から明るくなる)今の季節のうちにやりたいことがあります。
それはCD制作の再開です。手製CDの制作が止っている理由は2つ……ひとつは、ご近所さんとの関係に配慮して極端な早朝に音を立てることを自制してきたこと、あとのひとつは、機器(パソコン)の都合をつけられなかったことです。
前者については、今の季節なら大丈夫です。今朝なども、5時半にしてまわりは充分明るく、車も動きはじめ、「朝っぱらから音をたてて」と言われる筋合いではないでしょう(部屋の前は道路です)。
機器の問題については、完全には解決はしていません。知人から譲っていただいた今のマイパソコンは(頑張って接続、設定作業を進めればいいのかもしれませんが)まだ使えません。でも、この春、我が家の生活スタイルが変わり、リビングにあるメインパソコンを使える時間が増えました。これで何とかなりそうな気がします。
「1枚作るとすれば、梅雨にはいるまでの時期だな」
そう思って昨日、時間をかけて部屋を片付け、反響板を立てられる状態にまでこぎつけました。

以上です。
ほか、この間に「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の4月例会(コンサート)を終えていますが、1)の「タッチの見なおし」を再確認する場になりました。
内容が重複するので、活字にするのは遠慮しておきますね。
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つまり手弁当

いい季節になりました。この時期はコンサート情報も多く、「コンサートニュース伊勢」印刷配布版の紙面が全然足りません。そうなると、どうしても自分のコンサートを優先させることになります。でも、どうか「けしからん」というお叱りを受けることがありませんように……そもそも、「印刷配布版」の印刷にかかる経費は、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」から出ています。交通費(ガソリン代)はどこからも出ません。つまりは「手弁当」です。…しかし、毎年同じ日記になりますね(笑)。
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練習曲第1番

久々にヴィラ・ロボスの「練習曲第1番」を弾いてみました。
本当に久々です。もう10年以上も弾いていません。当然、ろくに弾けなくなっています。
弾けなくなった原因は、自分なりによくわかっています。
「年をとって、指が動かなくなった」というよりは、右手のフォームが変わったためでしょう。
ギターを始めて今年でちょうど40年になりますが、その間に、自分の出す音への欲求は変わってきました。
つまり、「右手の指の動きを小さくして、速いパッセージを軽々と弾く」ということに、あまり魅力を感じなくなり、かわって「指の動きが大きくなっても(すなわち、遅めのテンポであっても)、のびのびとしなやかに弾きたい」という気持ちになることが多くなったのです。
ふと思いました。
「ここ2~3年、冬場になると『指が冷えて弾けません』という言い訳をしてしまうことが、多かったような気がするが、もしかすると、それは、体質が変わったからというよりも、弾き方が悪かったせいかもしれない」
つまり、「無駄な指の動きが小さくなれば、『冷え』の影響も、ある程度減らせるのでは」という発想です。
音楽的欲求が変われば、当然、弾き方も変わります。
ただ、加齢とともに、いつしか「速く弾くことを否定するようになってしまった」……そんな気がしてなりません。
年とともに、ゆったりと落ち着いた音楽をもとめるようになるのは、ごく自然なことです。
でも、若いころのような弾き方も、できないよりは、できた方がいいに決まっています。
何年も弾いていないのに、「練習曲第1番」の運指は、今も完璧に覚えています。
手元にある、こんないい教材を使わない手はありません。
決めました。今日から、緩急の2種類のテンポでこの曲を1度ずつ弾くことを、毎日の練習のノルマに組み入れることにしましょう。若いころそうしていたように。
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図書館で楽譜書き

今日は、「出張レッスンのない火曜日」です。こういう日は、他の用事も入りにくいのでしょう、普段以上にゆったりと時間が流れます。
ふと思いついて、市立図書館へ行って楽譜書きをしてきました。
楽譜なら自宅でも書けるのですが……そこは、受験生と同じで、「いい雰囲気の中で、集中してとりくめるかな」と思ってのことです。
はたして作業ははかどりました。
曲は、今年新しく発表した「シャコンヌ ハ長調」です。
明日、我が家のレッスンにお越しいただく熱心な生徒、Nさんに何度か所望されてやっと重い腰をあげた次第です。
もっとも「書きました」とはいっても、メモのような略記の譜面です。
真面目に書いていたら、一日かかっても仕上がらないでしょう。きっと、この週末のコンサートに支障をきたします。
いえ、手抜きはしていません。「高音弦は、各自の練習課題に合わせた音の配列を考える」と添えましたが、これは当初からそう書く予定でした。
ところで、この曲の原曲となっているアルペジオの練習曲(カルリ作曲)ですが、若いころは見向きもしなかったのが、最近は自分の練習によく使っています。「指を動かすため」というよりは、「右手のフォームを矯正するため」です。
音階にせよ、アルペジオにせよ、はたまた曲を弾く場合にせよ、若いころは、時間さえかければ弾けるようになったものです。
でも、50歳半ばとなった今では駄目です。そもそも、長時間集中して練習することが無理になっています。
ただ、日頃から左右の指のかたちや力の入れ方、動かし方などを入念にチェックし、ロスのない弾き方を獲得していけば、若いころと同じように……曲によっては、若いころ以上に弾けることがわかってきました。
そうです、そのための練習に使っているというわけです。
話はもどりますが、この目的からすると、今日やっと書いた「シャコンヌ」よりも、カルリの原曲の方があっているような気がします。
「シャコンヌ ハ長調」はコンサート用ですので、「フォームをなおすこと」よりも「曲として仕上げること」に夢中になってしまいます。
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30年来のお付き合い

今夜は志摩市でのコンサート。
もう6年目にもなります。年に2回、大学時代の先輩、Kさんにお世話していただいている会です。
たいていは、自分のソロの他、いつものパートナ-であるYさんとの二重奏を持っていくのですが、今回は……というよりは、今回特に、Yさんのお仕事が忙しく、実現と相成りませんでした。Yさんは某自治体の公務員で防災担当……といえば、どなたにも了解していただけるでしょう、とにかくそういうご時世です。
代わって、地元志摩市のKさん(代表のKさんとは別人)との二重奏が実現する運びです。
このKさんとのお付き合いは、Yさんよりも長く、初めてお会いしてからすでに30年以上がたちますが、居住地が異なることもあって、二重奏を組んだことは一度もありません。今回が初めてです。
会代表、先輩のKさんのお付きあいも同じくらいの長さなります。
考えてみれば、お二人とも、自分の家族との付き合いよりも長いんですね。
……まだありました。今日も持っていきます、松村雅亘さん製作のギターとも30年来のお付き合いとなります。で、今日の私のソロの弾き初めは、ヴァイス作曲の「ロジー伯爵の墓のために」。この愛器で、初めて人前で演奏した曲です。そうです。「この曲とのお付き合いも30年来」ということになりますね!

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眠気の元凶

一昨日の続きになります。
今朝は5時起床……これまでなら「朝寝坊しました」と日記に記していた時刻です。
今日は、「5時半頃に弾き始めよう。身体を冷やすのはよくないので、5時より早くは起きないようにしよう」と自分に言い聞かせての起床です。
はたして5時半、外が明るくなったことを確認して弾き始めます。
眠気はきません。そのまま1時間、集中して練習したところで、後まわしにしてあった家の仕事を15分ほどで片付け、再度部屋にもとります。
でも、このたった15分の間に、身体はいくらか冷えてしまったようです。「弾けなくなったな」と、やむなく暖房を少しだけ強くすると……案の定、すぐに眠気が襲って来ました。それで、暖房を再度弱め、残りの30分間のすべてを機械的な技術練習だけに使いました。
やはり、眠気の一番の原因は「身体を冷やすこと」だったようです。
原因がわかれば、対処療法がとれます。
「これで、冬じゅう悩まされてきた、眠気の元凶を断ち切ることができるかもしれない」
そう思うと、心がずいぶんと軽くなってきました。
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生活を再度見なおす

寝不足がたまっています。昨夜は、「眠くて練習にならない。10分くらい仮眠しよう」と午後9時半に床についたもの、目を覚ましたのは午前2時。夜中に入浴をすませ、長いメールを打ってから(深夜に音を立てるのは自粛し)寝なおしたところ、起きたのには、すでに6時前になっていました。もちろんまわりは明るいです。
「しまった! もう弾き始めなくては」
私は、ここ何ヶ月かは「朝起きてすぐ練習」という生活サイクルを組んでいません。ご近所さんの声に配慮し、音を立てるのは家の仕事が一段落してからにしています。実はこの冬、このことでどうしようもなく困ったことがあります。それは「眠気」です。つまり、ギターを持った時には、すでに身体全体が冷えきってしまっていて、暖房を入れると、すぐに強烈な眠気が襲ってくるのです。
ところが今日はそれがありません。身体を冷やすことなく弾き始めたために、暖房は弱くてすみ、最初から最後まで集中して練習できました。
どうやら、自分の生活サイクルをもう一度見直した方が良さそうですね。
つまり、「朝は家の仕事を極力減らし、自分の練習を優先させる。そのために、夜できる(朝の)仕事は夜のうちにすませる」ということです。
ただし、それができるのは、日が長くなった今の季節だからです。「秋から冬にかけて、どうしていこうか」…それはその時までに考えるとしましょう。
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