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来月中には

今、私の練習の中心になっている曲は、バッハの「シャコンヌ」と「太陽がいっぱい」「鉄道員」等、往年の映画音楽のいくつかです。
10日前の日記で「演奏予定がない」と記した「シャコンヌ」ですが、結局、知人だけに声をかけて集まってもらい、演奏を聴いていただくことにしました。映画音楽はそのついで……といえば申し訳ないですが、そういう部分もなきにしもあらずです。
ただし、私の場合、楽曲へのとりくみ方は、クラシックも映画音楽も同じです。
共通の難しさもあります。
私の一番の共通課題はやはり、テンポとリズムの維持でしょうね。
「自分は、それぞれの曲を、どのテンポで弾こうとしているか」をつきとめ、それらにあわせた拍子とテンポで、音階練習やアルペジオの練習を毎日確実に続けます。
右手のフォームやフレージングのチェックも必要です。
経験上、そういうことを3ヶ月も行うと、ようやく「テンポが安定してきたな」という気になります。
でも、3ヶ月後はすでに「真夏」となります。すぐ指が汗ばんでしまい、「シャコンヌ」なんて弾けっこありません。やはり、少々乱暴ですが、この曲は来月中には弾いておくことにしましょう。


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週末奔走記

一昨日の金曜日(18日)より、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の自主企画講座「中高年のためのギター入門講座」が始まりました。毎週金曜日の午後、6回連続講座です
正直なところ、先月の段階では、「そう簡単に人は集まってもらえないだろう。時間と経費、体力のロスが大きいな。やっぱり無謀な企画だったかな」と少々、あきらめに近い気持ちでいました。
でも、フタをあけてみたら、ありがたいことに、申込者は(欠席者も含め)総勢16名と一度に入りきれない人数となりました。「たくさんの方々と出会いたい」という初期の目的はなんとか達成です。これが「出会い」だけで終わるか、「つながり」にまで発展するかどうかは、私の努力次第でしょう(皆さんは熱心です)。大変ですががんばります。
昨日は昨日で、紀伊長島の某喫茶店を会場に、ソロの演奏(6弦、11弦)を聴いていただく機会がありました。概ね好評でしたが、伊勢から車で1時間半ハンドルを握った疲れがあったかもしれません。やはり名曲「アルハンブラの思い出」の仕上がりが少し雑になってしまいました。「これだけの距離を走らせるときには、手袋の選定にもっと気を配るべきだったかな」とまたあらたな反省材料ができました。
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毎年弾いていこう

今日は第3水曜日です。自宅レッスンも出張レッスンもない日です。けれど「こんな日は、1日中練習を」なんてことは、考えてはいけません。
今週の日曜日、コンサートをひとつ終えてからは、去年の今頃一生懸命取り組んでいた「組曲ホ長調」(バッハ)の第1曲目、「プレリュード」をさらいなおしています。
若いころならいざ知らず、こんな難曲を1日中弾いていたら、確実に指をこわします。
うまい具合に(笑)、明後日から「中高年のためのギター入門講座」が始まります。
これの準備と練習を交互に進め、指をあまり痛めつけないようにするしかありません。
「プレリュード」は一昨日、月曜の朝の段階では、ほとんど弾けなくなっていました。
が、何とかこの3日間でかたちになってきました。去年は、20年近いブランクがあったので、取り戻すのが本当に大変でした。「やはり、この曲も毎年弾いていかなくちゃ」と思います。
……と、ここまで書いて、「毎年、春のコンサートで弾いていこう」と決めていた同じくバッハの「シャコンヌ」の演奏予定がないことを思い出しました。「じゃあ、今度弾こう」と簡単に言えるほどやさしい曲ではありません。「春」と決めているのは、「冬は指が冷えて動かないし、夏は汗ばんで弾けない」という理由からです。となれば、「この曲(シャコンヌ)は、秋にまわすしかないな」と考えるのが自然ですが、それもどうなることやら……。
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本年度最初のコンサート

昨日、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の本年度最初のコンサート、「春のうららの音楽会」を開きました。
おりしも「第50回例会」「当会発足5周年」という大きな節目で、それにふさわしく、リコーダーの井村律子さんにお手伝い願いました。「お手伝い」と言いましても、後半が全曲リコーダーとギターのアンサンブルですので、「今日の主役は彼女」ということになりますね。(実際、好評でした)
その関係で私のソロのほうは、いつもより少なめで7曲。
「少ないから、少しはラクかな」と、当初はタカをくくっていましたが、1曲1曲に時間をかけて取り組んでいると、次から次へと課題が明らかになってきて、結局「7曲でも、けっこう大変だ」と思うに至りました。
普段のソロコンサートでは、10曲を割ることはまずありません。
「いかに、無理をしているか」ということになりますね。
かといって、一人でワンプログラムを弾き通せるくらいでないと、演奏の機会はまちがいなく減ってしまいます。
少々しんどいですが、好きでやっている活動です。がんばるよりほかはありません。

実は、この春より、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」のコンサートのかたちが大きく変わり、「例会」は、日曜の午後2時半から、年間4回だけ開催……ということになります。実務と練習の両方をきちんとしようと思えば、これまでのように毎月行うのは無理です。
その他、「特別企画」「臨時企画」などは、できる範囲で考えます。
「ずいぶんと減るんだな」と言われそうですが、ごく個人的な小さいものを別に考え、ていねいに取り組んでいくことで、レパートリーは充分維持していけるはずです。
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論文問題に思うこと

STAP細胞の論文をめぐる問題が、世間を賑わせています。
昨日行われた、理化学研究所の研究ユニットリーダー、小保方晴子さんの会見を見て、「真摯な姿勢に好感をもった」という方も多いのではと思われます。私自身、それに近い感想を持ちました。でも、科学の世界に生きる方々の声は、やはり厳しいですね。
「200回成功させたなら、200回分の記録があってしかるべきだ」という言葉が言っているように、彼女の行く手にはまだまだ大きな壁があるようです。
門外漢の私にはわからないことばかりで、これ以上の言及はさけたほうがいいかと思いますが、一連の報道を見て思ったことがあります。それは、「いくらいいものを作っても、それを世に伝え、認めてもらえなければ何にもならない」という、大変厳しい現実がそこにある……ということです。
いえ、「彼女、大変だな」と言っている場合ではありません。
音楽の世界でも、それを仕事にするなら、当然、そのくらいの厳しさが要求されるわけで、この点、私にはまだまだ甘さがあります。
「家では、もっとうまく弾けているのに、本番になるといつもだめだ」
「自分はこうやって練習したけど、レッスンではそれがちっとも伝わらない」
教室を開いて、すでに5年にもなるのに、演奏でも指導でも、そんなふうに、環境や相手のせいにしてしまう部分が、恥ずかしいかな、心のどこかにあります。
「こんなことをやっていれば、自分は一生、三流のギター弾きで終わるぞ」
「できない理由を考えるのではく、できる方法を考えよう」とは、学校に勤めていた時分、先輩教師から何度か言われたことばです。今の仕事にあっても、この言葉はそっくりそのままあてはまります。

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今すべきこと

「いい加減に腰をあげなきゃ」
ここのところ、今年のアルバム(手製CD)のことが気になっています。去年、最初の1曲「花は花はの変奏曲」(自作)を収録したのが今のこの時期だったんです(結局、この日の演奏に納得がいかず、この曲はアルバムには入りませんでした)。
「まだ、無理だろうな。でも録りはじめてみないことには……」というわけで、昨日の午後、録音機のスイッチを入れ、モーツァルトの子守唄」「シューベルトのセレナ-デを録ってみました。
結果は、日記に書くまでもありません(書きますが……笑)。
リズムやテンポの乱れ、音の粒の不揃い等あって、「まだまだ」という段階です。
ただ、昨日も朝の4時ころから練習しているので、「疲れていたから」という言い訳は少しはできるとは思います。けれども、「昼間のうちから、こんなに疲れているようではいけない」ということも、シビアに考えないといけません。
若いころから、練習時間は多い方だと思います。でも、練習の効率という点では、「どうしようもないほど、低いのでは」と思いあたるふしもあります。
つまりは、日々、基本的な技術練習にかける時間がやたらと多くなってしまい、「技術練習だけで疲れてしまって、音楽と向かい合えない」という状況によく陥るのです。
私がギターを始めたころ、NHK教育テレビのギター教室で、阿部保夫先生が「練習時間の3分の1くらいは、基本練習にあてましょう」と言われていたのを思い出します。私の場合はむしろ、「3分の1くらいに抑える」という方針で練習を進めた方が妥当かもしれません。そのためには、「すでにできていること」「がんばっても無理なこと」に時間をかけすぎていないか、もっとよく考えることです。

話をもとにもどします。今年のCD制作はあせらない方がいいでしょう。
今は、「かたちに残すこと」よりも「力をつけること」の方が大事です。
今朝は、CDのためでなく、今度のコンサート(13日)のために録音機を使いました。録ってみたのは「かざってくださいこの花を(自作)」「さくら変奏曲」「花(瀧廉太郎)」「モーツァルトの子守唄」の4曲です。それぞれに、演奏上の課題は見つかりました。
部屋の残響は抑えたままです。今の状態で作る音源は、「商品」にはなりません。
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一番の問題は

今月のコンサート(13日)のプログラムには、「モーツァルトの子守歌」と「エリーゼのために」が入っています。
言わずと知れたこのふたつの名曲を私が手がける場合、共通な課題があります。
それは「テンポやリズムの維持」です。「またか」と言われそうですが、自分の一番のウィークポイントなんだから素直に認めるより仕方ありません。
譜面の上では前者が6/8拍子で、後者が3/8拍子です。
6/8拍子や3/8拍子、あるいは3/4拍子など、「3拍をたばねる」(表現が難しい……)のは、私に限らず苦手な人が多いようです。レッスンをしていると、「私よりも年上の方なら、ほとんどがそうじゃないかな」と思ってしまうほどです。
「日本人は農耕民族だから、4拍子や2拍子でないと難しい」ということを聞いたことがあります。たしかにそんな気がしますね。(騎馬民族だと6/8拍子や3/8拍子に強いのでは……という理屈です)
で、「きっちりとメトロノームを使って、練習してみよう」と考え、テンポを考えてみましたら、うまい具合に、どちらも「8分音符=108(付点4分音符=36)」で弾こうとしていることがわかりました。これを使わない手はありません。

・メトロノームの数値を「108」にし、3拍子で音階練習とアルペジオ練習をする。
・メトロノームの数値を「36」にし、3連符と6連符の音階練習、アルペジオ練習をする。
・メトロノームの数値を「108」にし、この2曲を弾く。
・メトロノームの数値を「36」にし、この2曲を弾く。
・メトロノームの打音音量を強くしたり弱くしたりして、この2曲を弾く。
・メトロノームのスイッチをON/OFF交互にして、この2曲を弾く。

……等々、あれやこれやと考え、「これだけこだわったら、少しは効果あるんじゃなかろうか」と、いくらか期待もしながら練習を進めています。
ただ、一番の問題は、他の曲を練習する時間がなくなってしまうことです(苦笑)。
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今日は4月1日

今日は4月1日で、一般的には「年度はじめ」ということになりますが、私の活動でいいますと、今日が「年度はじめ」になるのは、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」だけでして、他(ギター教室、ほのぼの合唱団)はすべて、正月が「年度はじめ」です。
で、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の今年度の最初の仕事が、6月に考えている「小さなギター交流会」の会場予約でした。
すでにいつもの市民活動センターが予約満杯でしたので、今日を待って、その次に使い慣れた福祉健康センターへ行き、一番料金の安い(笑)部屋を、第1希望である6月1日(日)で押さえてきました。
と、このとき、事務室の方に呼び止められました。
「ほのぼの合唱団さん、無料利用団体登録の更新手続きがまだですね」
「ほのぼの合唱団」は今、シーズンオフなので、メンバーが集まる回数が少なく、私のほうまで関係書類が届いていなかったのです。
「すみません。すぐ書いてきます」と言って福祉健康センターを出てきたものの、「まとまった時間が必要だな」と、内心あせっています。想定外の仕事が舞い込むと、その分、練習時間が削られてしまうのです。
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