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図書館で楽譜書き

今日は、「出張レッスンのない火曜日」です。こういう日は、他の用事も入りにくいのでしょう、普段以上にゆったりと時間が流れます。
ふと思いついて、市立図書館へ行って楽譜書きをしてきました。
楽譜なら自宅でも書けるのですが……そこは、受験生と同じで、「いい雰囲気の中で、集中してとりくめるかな」と思ってのことです。
はたして作業ははかどりました。
曲は、今年新しく発表した「シャコンヌ ハ長調」です。
明日、我が家のレッスンにお越しいただく熱心な生徒、Nさんに何度か所望されてやっと重い腰をあげた次第です。
もっとも「書きました」とはいっても、メモのような略記の譜面です。
真面目に書いていたら、一日かかっても仕上がらないでしょう。きっと、この週末のコンサートに支障をきたします。
いえ、手抜きはしていません。「高音弦は、各自の練習課題に合わせた音の配列を考える」と添えましたが、これは当初からそう書く予定でした。
ところで、この曲の原曲となっているアルペジオの練習曲(カルリ作曲)ですが、若いころは見向きもしなかったのが、最近は自分の練習によく使っています。「指を動かすため」というよりは、「右手のフォームを矯正するため」です。
音階にせよ、アルペジオにせよ、はたまた曲を弾く場合にせよ、若いころは、時間さえかければ弾けるようになったものです。
でも、50歳半ばとなった今では駄目です。そもそも、長時間集中して練習することが無理になっています。
ただ、日頃から左右の指のかたちや力の入れ方、動かし方などを入念にチェックし、ロスのない弾き方を獲得していけば、若いころと同じように……曲によっては、若いころ以上に弾けることがわかってきました。
そうです、そのための練習に使っているというわけです。
話はもどりますが、この目的からすると、今日やっと書いた「シャコンヌ」よりも、カルリの原曲の方があっているような気がします。
「シャコンヌ ハ長調」はコンサート用ですので、「フォームをなおすこと」よりも「曲として仕上げること」に夢中になってしまいます。
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