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記録表をつける目的

9月のコンサートは6日(日)です。あと10日となりました。
8月の会と同様、窓を開放して冷房の効きが悪くなることを想定し、技術的にあまり難しくない曲を中心に、曲数も少なめに用意しています。
実は、新型コロナウイルスの終息がまだ見えてこないので、今度の冬も暖房の効きが悪くなることが予想され、やはり難しい曲はプログラムに入れにくくなります。
これまでも「シャコンヌ」「悪魔の奇想曲」の2曲は「夏は指が汗ばんで、冬は指が冷えて弾けない」と考えて、コンサートで弾く時期を絞ってきました。この分では「アルハンブラの思い出」「アストリアス」など、一年中弾いてきた数多くの曲も同様に考えないといけません。
演奏予定のない曲はどうしても普段の練習でご無沙汰してしまいます。「アルハンブラの思い出」でも「アストリアス」でも何ヶ月も弾かなかったら確実に弾けなくなります。私の場合、それを避けるために簡単な練習記録表をつけていると言っていいでしょう。もっとも、「アルハンブラの思い出」に至っては「毎日弾かないと弾けない」どころか「昨日弾けても今日は弾けない」ということさえあるのです。
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ひとつ終えました

今月のコンサートを終えました。
このコロナ禍にあって11人も来てくれました。
今日のコンサートでは、「猛暑」と「コロナ」を想定してプログラムを組みました。
「猛暑が何日も続き、体力がかなり落ちているだろう」
「それでも換気のため、エアコンがあまり効かない状態で、半袖シャツ着用で弾くことになりそう」
早い話が、技術的にあまり難しくない曲を中心に、曲数も少なめに組んだわけです。
予想通りこれは正解でした。この時期にこの条件のもとで、気合いだけで弾き切ろうと無理をすれば、結局「苦しい音楽」をお客さんに聞いていただくことになります。
不本意と言えば不本意ですが、これ以上考えても仕方ありません。
今日こそは11時までに床に就き、明朝からの練習に備えたいと思います。
9月の会は6日(日)です。たった2週間しかありません。
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これから先、何ができるのか

今日はまた暑いですね。
お盆休みはみなさんいかがいかがでした?
私の方は、つい先日亡くなった母の初盆の供養がひと通り終わりました。
あたりまえですが、今年ほど命について人生について考えた盆休みはありません。
母は長生きしてくれました(享年91歳)が、父は72歳、祖父にいたっては49歳で亡くなっています。祖母が今の私と同じくらいですね。
「自分の寿命はあとどのくらいかな」……平均寿命(日本の男子で81歳くらい)までと考えればあと18年。さほど遠い先ではありません。いえ、「元気にギターを弾いていられるのはいつまで」と考えれば、その日は「遠い先」どころか「まもなく」あるいは「すぐ」かもしれません。
確かに今、私は元気にギターを弾いています。ギターは弾いていますが、まだそこに「自分の音楽」はわずかしかありません。これから先、自分に何ができるのか、そこに自分の音楽はあるのか、そしてそれが多くの人に受け入れてもらえるようなものかを、この夏こそはつきつめたいと思います。
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演奏予定のない曲は

今月のコンサートは来週末、あっという間にあと10日余りとなりました。
今日あたりから毎日、基本練習をひととおりこなすことと、予定している曲のすべてを通すことがノルマになります。
実はこれだけでもけっこう大変でして、日が近づくにつれて、だんだんと他の曲を弾く余裕がなくなり、いつも本番を終えた頃には、それらがろくに弾けなくなっています。40年間も弾いてきた「アルハンブラの思い出」しかり、「アストリアス」しかりです。長年の積み重ねで、時間をかければある程度取り戻すことは可能ですが、「ろくに弾けない」状態から「ある程度弾ける」状態まで、やっととり戻したところでコンサートの当日を迎えてしまうのが常です。
これでは駄目です。プログラムに載せない曲もある程度弾ける状態で維持できていなきゃ、結局いつも中途半端な仕上がりになってしまいます。
当面、ここ何年間か私が毎日つけている「通し練習の記録表」をもっと活用することにしましょう。それぞれの曲について「〇」「△」「×」のどれかを自己評価でつけているだけの簡単な記録表です。演奏予定のない曲については、印がついていないもの(通し練習を休んでいるもの)を優先し、次いで、前日に「×」がついたものを弾くようにしていきます。こうすることで、「しばらくご無沙汰してしまう曲」をグッと減らせるのでは……という計算です。
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あと2週間を切りました

暑い日が続きます。
今月のコンサートは22日です。あと2週間を切りました。
「この時期に人を集めるの?」というお叱りをいただくかもしれませんが、ご心配には及びません。
20名以内にしてと会場からは言われていますが、チラシの配付枚数は10枚足らずです。そんなに集まるわけがないのです。通常は50名も入る部屋をゆったりと使い、窓を開け放して、ギターの音だけを聴いていただきます。
それでも新型コロナウイルス等の感染がご心配な方は、また機会にどうぞ。
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少しでも前に進むには

フェイスブックにコメントをいただいたので、今日も「アルハンブラの思い出」の話になります。
「アルハンブラの思い出」は難しいです。40年以上も弾いているのに、いまだに失敗することの方が多いです。
若いころはもっと弾けていたような気もしていましたが、多分それは思いこみでしょう。きっと、若いころもろくに弾けていなかったのに「弾けていない」ということがわからなかったのだと思います。
つまり、音の粒がそろわないどころか、全然出ていない音があちこちにあっても、指を動かすことばかりに気をとられて、指が速く動くようになっただけで「弾けた」という気になっていたのです。
今はどうでしょう。出ていない音はわかります。わかるから「いつまでも、こんな弾き方をしていちゃ駄目だな」と思います。でも「わかるようになっただけましかな」とも思います。わからなかったら前進はありません。
少しでも前に進むには、出てほしい音がどうすれば出てくれるか、実際に出てくる音、出てこない音を集中して聴きながら、指のかたちや動きはどうか、力の入れ方はどうか、爪の長さは適当か、速度は妥当かなどとあれこれとさぐり、課題の解決に向けて練習を積むばかりです。練習にもどります。
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ちょうど1週間

母が静かに逝って、今日でちょうど1週間です。
さすがにこの1週間は、思うように練習時間がとれませんでした。
毎日最低限の基本練習といくかの曲の通し練習だけはしていたので、 演奏技術が大きく落ち込んでいることはないと思いますが、問題は、毎日弾かないと調子を維持できないような、微妙なコントロールを必要とする難しい曲の仕上がりです。
私がその筆頭にあげるのは、かの名曲「アルハンブラの思い出」です。
こう書くと「プロでもそうなの?」と言われるかもしれませんが、難しいものは難しいのです。ですから、母が亡くなる前日までそうしていたように、また毎日弾くことにします。
私のフェイスブックに何人かの知人からいただいたメッセージには、「やるだけのことはやったので、もとの生活にきっと早くもどれると思います」と返信しました。

昨日、東海地方にも「梅雨明け」が発表されました。いよいよ本格的な夏です。
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