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若気の至り

8月も今日限り……あと2時間余りとなりました。
月がかわると気になるのが、毎月作っているアルバム(手製CD)ですが、9月のアルバムは全くの「手つかず」です。
なにしろ、9月前半の2つのコンサートを前に、お尻に火がついて、すでに燃え上がっている状態です。
難しい曲は2つに抑えてあるんですが(8月24日の日記参照)、これだけ生活に余裕がないと、たった2曲でも正直きついです。
でも、少々きつい曲に挑戦していないと、あっという間に弾けなくなってしまいます。
「その曲が弾けなくなって困る」というより、その曲を弾くために、練習を重ねる……そういう苦労から目を背けると、他の曲もいつの間にか弾けなくなります。それが困るんです。
最近それがわかってきましたので、「50歳を越えて、これを弾くのはきついな」という曲を意図的に引っ張り出してきて、練習しなおすようにしています。
そのレベルの曲を今から新しく手がけるのはとうてい無理……というあたりもあります。
若い頃手がけた大曲、難曲の数々を振り返ると、「我ながらよく弾いてきたな」と思います。ただし、これらには「弾けてもいないのに」という言葉がつくのも数多くあります。
これこそ「若気の至り」ですね。
でも、「弾けもしないのに、がむしゃらに喰いついていた」若かりし頃があった、その上に、現在の自分があることは間違いなく言えます。

▽主な演奏曲
http://blog.goo.ne.jp/sh72/e/6178805b67b3d8ac1dfb713df673f660
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選挙の夜

選挙速報が激しく飛び交っています。
午後8時、投票終了と同時に流し始めるんですね、驚きました。
今日の日記は、別の内容を予定していたのですが、今日この日にあって、世の中の動きに関係ないことを書いていると「なんと、脳天気な……」と言われそうな気がしたのでひっこめました(笑)。
どうやら、政治の流れが大きく変るようですね。
国民の生活、市民の生活がどう変るかは、私には予測できません。
ただ、支持政党や主義主張に関係なく、音楽が好きな人はコンサートに行ったり、楽器を手にしたり歌を歌ったりするものです。
……と言えば、「実際にそれができる人は、わずかじゃないか」とお叱りを受けるでしょう。
おっしゃる通りです。
今のこの不況の時代にあって、安からぬお金を払って音楽を楽しもうという方は、「ひと握り」だと思います。
でも少し前は、「毎日残業があたりまえ」という時代でした(少なくとも、私の周囲はそうでした)。「お金があっても、時間はない」ということで、やっぱり、音楽を楽しむ余裕はなかったように思います。
ただ、どんな環境であれ、ものすごくいい音楽に接すれば、音楽の好きな人は、多少の無理をしてでも、音楽にお金と時間をかけるようになります。
職業音楽家の立場で、いい音楽を音楽好きな方々に提供できずして、「今の世の中は駄目だ」と愚痴をこぼすわけにはいきませんね。
……夜ふかしすると、明日の練習に差し支えるので、選挙の結果は気になりますが
寝ることにします。
おやすみなさい。

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山でできる人の輪

朝、三郷山に登り始めて(歩き始めて……ですね)、2週間がたちました。
1日も休んでいませんので、朝、一度も雨に降られてないということですね。
朝6時から7時までの間に、お会いする方々は10名弱と犬が1匹。
杖をついてゆっくりと登っていかれる方、仲良く喋りながら登ってみえる方々、「心臓に爆弾もっててね」と笑って言われる方、ラジオを手に登り切った広場で体操をしてみえる方と…いろいろです。
共通点としては、「ご自分の身体とこの時間を愛おしく思っている」ということでしょうか。
毎日ほとんど同じ顔ぶれです。
一人としてお名前はわかりませんが、少し顔なじみになりました。
もっとも、「街で会えばわからない」程度の関わりです。
「実は音楽教室やってましてねえ。よかったら、コンサートに来てください」という話ができるようになるには、もう少し時間がかかりそうです。
山の上に、ボロギターを置きっぱなしにし、登るたびに弾いたり歌ったりしていれば、そこに小さな人の輪もできそうな気がしますが、やっぱり無理でしょうねえ(笑)。
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奥の手

今練習しているパッヘルベルの「カノン」で一番苦労しているのは、決めたテンポを維持させることです。
規則正しい和音進行をベースに、さわやかなメロディーが乗っているこの曲のことですから、テンポは特に大事です。
でも、どれだけ「落ちついて弾こう」と思っていても、少しずつ少しずつ「前のめり」になってしまい、気がつけば、いつもせわしない曲になってしまっています。
それで、奥の手を使うことにしました。
「奥の手」と言うほどこのことはありません、実に単純な方法です。
この曲で設定したテンポ(四分音符=72)と同じテンポで、毎日の音階練習とアルペジオの練習を行うことにしたわけです。
(他のテンポでももちろん行いますが、このテンポで意識的に多く繰り返します)
半月ほど、これを続けたところ、弱点は多少改善されてきたような気がします。
要するに、身体に曲のテンポを覚えこませることができればいいわけでして、他もいろいろと考えられます。
同じテンポで歩くとか、同じテンポで呼吸するとか、同じテンポで心臓を動かせるとか……これは無理ですね(笑)。
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お世話になっています

我が家の買い物で、近くの八百屋さんに寄ったところ、店内でA4サイズの「ギター教室/広垣 進」の室内掲示用ポスターが目にとまりました。
私が直接依頼したお店ではないので、この春、知人に預けたうちの1枚と思われます。
この種のものは、ご負担を伴いますので、たくさんは刷っていません。
ありがたい話です。
けれども、あろうことか、昼前でお客さんは多く、私の後にもレジ待ちの方が並んでみえたので、「お世話になっています」のひとことが言えませんでした。
また折りを見て(お客さんの少ない時間帯に)おじゃまし、お礼を言ってくることとしましょう。
それにしても、こうした温かいご支援の輪の中で、音楽活動をさせていただいていることに、ただただ、感謝するばかりです。
そして、もっともっといい演奏、いいレッスンをして、これにお応えしていかなきゃと思います。
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3時間の値打ち

「もうタイムリミットを過ぎている……」
やっと、「松阪ギターを楽しむ会第2回コンサート」のご案内を発送しました。
ありがたく6月の第1回コンサートが満席でしたので、この方々と、松阪地区のギター関係団体にお送りするのをあわせ、約30通もありました。
次々回以降にも備えて、宛名ラベルも作りました。
それで、作業開始から投函までであわせると、3時間以上もかかっています。
けっこうな所要時間です。
この「3時間」が「必要な時間」であったか、あるいは単なる「ロスタイム」であったかは、当日(9月5日)のお客さんの入り具合をみないとわかりません。
そして、それは、とりもなおさず第1回コンサートの演奏の出来不出来が大きく影響しているはずです。
3ヶ月後には、第3回コンサートの発送作業が待っています。
このときに、「お知らせさえすれば、たくさん来ていただけるはず」と思えるよう、まずは第2回コンサートを成功させなければいけません。
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何が大事か

今やっと、8月のCD「道化師の踊り」の投函準備が完了しました。
今日、レッスン(鵜方駅前)に向かう途中でポストに寄れると思います。
しかし、「まもなく完成します」というお知らせを出してから2週間以上がたっていますね。
「締め切り日」の翌日あたりで発送できるのがベストでしょうが、今回もやたらと時間がかかってしまいました。
「発送作業が大変だった」というよりは、「他の実務に追われて、なかなか手がつけられなかった」というのが正直なところです。
でも、このあたり、CDの申込者数が少しずつ減ってきていることと、あながち無関係ではなさそうです。
「現在つながっている方々を大事にできずに、いったいこの先、どうするの?」とあらためて思います。
実はこのことは、私の音楽活動全般を通じて、大きなウィークポイントとなっています。
関係者への連絡よりも広報活動に時間を裂いてしまうことしかり、練習よりも実務を優先してしまうことしかりです。
何事も、優先順位を考えることが大事ですね。

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カノン

昨日の続きです。
9月のアルバム作りは、難航が予想されます。
実は、9月のコンサートにむけて練習しているもののうち、少々きついのが2曲あって、それに時間をとられているんです。
ひとつは、ジュリアーニの「大序曲」(12日の日記参照)、もう1曲は、パッヘルベルの「カノン」であります。
「だったら、その2曲をCDに入れれば?」ということになりますが、やはり、CDに入れやすい曲とそうでない曲がありまして、そのあたりは「企業秘密」なので(笑)、詳しい説明はできませんが、早い話が、その2曲とも、私の作るCDには無理なわけです。
パッヘルベルの有名な「カノン」は、タイトルの通り、いくつかの楽器群が、「フーガ」のように「先に登場したメロディーを追いかける」わけですから、そもそも原曲通りの音の「絡み」がギター1本で出せるわけがありません。
けれども、この曲のもつメロディーラインや和音進行、リズムは魅力的で、あまり「カノン」らしくなってないけれど、それらしく面白い音楽になっている……というアレンジがけっこうたくさんあります。
そういう類の譜面を使っている、と思っていただいて間違いないでしょう。
ギターでよく弾かれる作品に、バッハの「プレリュード、フーガ&アレグロBWV998」てのがありますが、これの「フーガ」の響きを思わせるアレンジです。
言葉での説明には限界があります。
音に残せたらいいと思いますが……やっぱりCDに入れるのは無理です。
お近くの方は、コンサート会場へぜひどうぞ。

▽松阪ギターを楽しむ会
http://blog.goo.ne.jp/matsusaka-guitar

▽伊勢市クラシックギターを楽しむ会
http://blog.goo.ne.jp/ise-guitar
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これが正攻法

朝の三郷山を歩くようになって、今日で8日目になりました。
一日も欠いていません。
……ということは、朝の録音をずっと休んでいるわけでして、それはそれで心配です。
休むも何も、まだ9月のアルバムの方向性が全く定まっていません。
9月には、第1週「松阪ギターを楽しむ会」、第2週「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」と連続してクラシックギターのコンサートが入っています。
「とにかく、この2つで弾く曲を仕上げる。その中で、何曲か収録できれば、それらを核ににして、次のアルバム作りを考える」というのが正攻法でしょうね。
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こま切れの睡眠時間

今日は土曜日ですが、家の近くでは、やはり道路工事が派手に行われていまして、昼間の練習はちょっと無理です。
パソコンを打ったり、宛名書きをしたりくらいのことはできますので、今月7日よりはましですが(日記参照)。
練習は今晩……ですが、今晩は、「ほのぼの合唱団」のレッスン日です。
クタクタに疲れて帰り、それでも、練習しないわけにはいきませんから、少し仮眠してから練習して、それでまた夜更しになって、それでも、翌朝は家族の誰よりも早く起きて三郷山に登ることになります。
……という具合で、睡眠時間は「細切れ」(こまぎれ)にならざるを得ません。
ナポレオンしかり、レオナルド・ダ・ヴィンチしかり、短時間睡眠でことをなしえた方々はみんな「仮眠」のとりかたが上手かったと聞きます。
今春、公立学校の教師をやめてから、睡眠時間のトータルは少しも増えていませんが、仮眠の回数は増え、多少なりとも身体はラクになりました。
「ダ・ヴィンチ」は、通常の人の「仮眠」のような睡眠を6回ほどとり、トータル1時間半で一日をまわしていたと聞きます。
そこまでもいかなくても、その3倍(4時間半)くらいに抑えることができればと思いますが、やっぱり私のような凡人には無理でしょうかねえ。

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