goo

あと10日ですが

今度のコンサートは8日(土)、あと10日となりました。
「すぐ目の前まで来ました。自分の持てる時間と体力をこれに注ぎます」と言いたいところですが、まだその態勢に入れません。
ひとつには、継続して通している曲をなかなか棚上げできないためです。今朝はバッハの「シャコンヌ」を通しました。「ド忘れ」が1箇所、指のもつれが数箇所ありました。「10日も間をおけば、取り戻せなくなるのでは」と不安になるのです。
以前、腱鞘炎や神経の異常など大きなトラブルに見舞われたときには、何ヶ月も「もう弾けないかも」という日々を悶々と過ごしました。それでもこうしてまた弾いていられるのは、練習記録表のおかげと言っていいでしょう。予定外の曲については、記録表と相談しながら、たとえ満足に弾けなくても少しずつ間をあけていく……それを続けるしかありませんね。
次には、ユーチューブ投稿の準備のためです。「6月のアップロード」は、4月に録音したものの作業が間に合わずに、今月のアップを見送ったベートーヴェンの有名ピアノ曲です。今夜こそはかたちを整え、明後日(1日)にきっちりアップがでればと思います。これを片づけてしまわないとコンサートの本格的準備にかかれません。ほんの少しはご期待ください(笑)。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

潔く休むべき

6月のコンサートは例年、梅雨にかからなければいいなと考えて、できるだけ上旬に会場を押さえることが多くなります。
今年は8日(土)、先日5月の会を終えたばかりなのにもう2週間を切りました。
曲目は全部決まりました。今日は通院日だったこともあり、たった今全曲をやっと1回ずつ通し終えたところです。
使える時間はあとわずか、疲れはすでに来ています。練習量としては全然足りませんが、明朝の練習を効率よく進めるためには、潔く休むべきでしょう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

トレモロに再挑戦

19日に例会(コンサート)を終えたので、今週は例によってユーチューブ投稿の準備(音源作り)です。
翌20日の朝、「フェステ・ラリアーネ」の収録を試みましたが、トレモロの粒があまりそろわず収録は断念。「若い頃のようにはもう弾けないかも」という不安が頭をもたげ、ショパンの「ノクターン」(第2番)に照準を変えました。翌21日の朝にこれを何とか収録し、翌22日には「フェステ・ラリアーネ」のトレモロの部分を集中的に弾き込み、今朝あらためて収録しました。

「トレモロが若い頃のようにはもう弾けない」というのは悔しいけれど現実です。それでも取り組む価値はあります。私が一時弾けなくなった「アルハンブラの思い出」の右手指の運指を変えてまた弾いていることは、何度か日記に記しました。
私はこの「フェステ・ラリアーネ」のトレモロでも、最近獲得した自分なりの奏法を用いています(詳しくは後ほど)。そのほか「もうトレモロは弾けない」と思ったときに投げ出したいくつかの作品にまた挑んでみよう……という気持ちになっています。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

器が小さい

昨日、今月の例会(コンサート)を何とか終えました。
いつも通り「何とか」という言いまわしになるのは、例の「トルコ行進曲」が、「突っ走らないように」「突っ走らないように」とメトロノームを使って遅めのテンポで毎日弾き込んだのにもかかわらず、やはり速度は上がり、ミスがたくさん出てしまったからです。とりあえず「良かった」という声をいただきましたが、それは「ギターでこれか聴けて良かった」という意味でしょうね。
「これは大変」という曲を初めて人前に出すときには、いつも自分の器の小ささを痛感します。いえ、昨日はまだましな方でしょう。昨年の秋「テンペスト 第3楽章」を初めて弾いたときはもっと大変でした(3月例会で少しはリベンジしました)。今度はがんばります。あまり間を置かずに再挑戦するのが賢明でしょう。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

おあずけ

5月のコンサートは今度の日曜日です。コンサートが近づくと、予定している曲の練習が中心になるのはあたりまえですが、その分、その他の曲について「今弾けるだろうか」「最後に弾いたのはいつだろうか」などということが気になってきます。
練習記録表の自己評価の欄に△印が多いの「まだ何とかなる」という曲であり、×印が多いものは「これが続くと弾けなくなる」という曲です。一番困るのが空欄が続いているもので「通して弾いていないので、弾けるかどうか、覚えているかどうかもわからない」という曲です。
コンサートが近づくと、どうしてもこの空欄が増えてきます。今日の段階で「シャコンヌ」以外のバッハ作品はすべて空欄ばかり。「一生弾いて行きたい」と決めた自作曲や編曲作品にもチェックが入っていません。
これらを1曲ずつ通して空欄を埋めていけば、それだけでバテるのは明白です。それでは本番をまともに迎えられません。
「ええい、予定外の曲に空欄が多いことよりも、演奏予定曲の×印がなくならないことの方が問題だ」
そう考えて、先ほど「モーツァルトの主題による変奏曲」と「テンペスト 第3楽章」の2曲のみを通しました。どちらにも×印がついてしまいましたが、さらいなおすのはコンサートを終えてからにしましょう。それ以外の(予定外の)曲は本番が終わるまで「おあずけ」です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一石二鳥

先週の日記で「トルコ行進曲」を「メトロノームを使って弾き込みたい」と記しましたが、同じ日に弾く「ハンガリー狂詩曲第2番」の後半でも同じように「突っ走ってしまうリスク」があることを忘れていました。どちらもピアノの原曲のようなテンポで弾くことは毛頭考えていませんが、それでなくても音階練習やアルペジオでもメトロノームを毎日酷使しているので、聴覚神経や運動神経の負荷が重なってすぐフラフラになります。
「まずいな、このまま続けると他の曲にも支障がくるし……そうだ! あれがあった」てなわけで、とっておきの練習法を使うことにしました。それは「トルコ行進曲」のテンポで「ハンガリー狂詩曲第2番」の後半を弾くことです(逆は無理)。そうすることで「トルコ行進曲」のテンポを身体が覚え、「ハンガリー狂詩曲第2番」の音をていねいに出せるようになると思います。「一石二鳥」ですね。
私はときどきこれを使います。前にはバッハの「無伴奏チェロ組曲第3番」の「ジーグ」を同じ組曲の「クーラント」のテンポで練習したことがあります。
あ、「アストリアス」を「アルハンブラの思い出」のテンポで練習するのも効果があると思います。どちらも今月のコンサートで弾くので試してみます。もう少し早く気がつくとよかったのですが……コンサートは今度の日曜日です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

1曲ずつさらいなおす

コロナ禍に入ってまもなく、教室の仕事が減って浮いた時間を使ってピアノ曲数曲のアレンジをなんとかかたちにしました。
5月のコンサートでは、これらをまとめたかたちでプログラムを作れないかとあれやこれや考えましたが、弾けなくなっている曲がわりとあって、正直なところガックリきました。
仕方がないので1曲ずつさらいなおします。このところその筆頭は「ハンガリー狂詩曲第2番」ですが、下手するとこれにかかりきりで本番を迎えることになります。
でも「それでもやるぞ」という覚悟と気合がないと、納得いくものはできっこないと思えてきました。

▽ハンガリー狂詩曲(リスト 編曲&演奏/広垣 進)
https://youtu.be/AqbDDxK0uBw

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

突っ走らないために

4月28日のコンサートに向けてバッハの「シャコンヌ」を準備するにあたって、毎日1回通して弾くことは当然のこととして、それに加えて「最低1回はメトロノームに合わせて弾く」というのを自分自身のノルマにしました。「シャコンヌ」という曲は、終始インテンポで弾くのが良いとは思いません。けれども、テンポをコントロールできなくて演奏が大きく破たんする……という失敗を、私は若い頃から何十回も繰り返してきました。「最低でもこれをクリアしなきゃ」と考えた末の方策です。
普通に(メトロノームを使わず)通して弾いたのが「1回」で、メトロノームを使ったのが「最低1回」です。つまり、自分流の(勝手な)テンポで弾く回数が半分以上になれば、テンポ感覚は改善するはずがない……と単純に考えたのです。結果は「久々に落ち着いて弾けた」と先週の日記に記した通りです。
今月のコンサートは19日(日)、あと2週間もありません。プログラムには、ご存じモーツァルトの「トルコ行進曲」を初めて入れる予定です。「シャコンヌ」以上に「突っ走って演奏崩壊」となるリスクがありますが、徹底してメトロノームを使って弾き込みたいと思います。本番で思い通りの(遅めの)テンポで弾ければ、それだけで上出来です。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

平和憲法のおかげ

今日は憲法記念日です。日本が誇る平和憲法の行方が懸念されます。今こうして音楽のある生活の中に身を置けるのも憲法のおかげだと思うのですが……。
 
              〇

今月のアップロードです。
モーツァルトの有名なオペラ「魔笛」で使われた楽曲「これはなんと素晴らしい響きだ」を主題に用いた変奏曲を、ソル、ジュリアーニ、カルリ、カルカッシといった19世紀ヨーロッパのギタリストたちがこぞって書きました。先人の胸を借りるようなつもりで作ったオリジナル曲です。主題と3つの変奏からなります。ぜひどうぞ。

▽【楽譜付き】魔笛の主題によるやさしい変奏曲(広垣 進)
https://youtu.be/t3pkuU5J8RA

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )