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1曲くらいは独奏を

ここのところ、入浴後、床に就くまでのわずかな時間を使って、少しずつ教材(初心者向き編曲譜)の作成に励んでいます。
眠くなったら「続きは明日」と決めこんで、簡単に中断するので、ほんとうに少しすつです。
それでも、昨晩は「夕焼けこやけ」を9割がた書き(今日の昼間に仕上げ)、今日は「泉のほとり」(エステン)を書きました。
今日の「泉のほとり」は小学生の女の子、Mさんの「はじめての独奏曲」になるといいな……と思って、「これ以上は無理」というほど、やさしく書きました。Mさんのために書きましたが、多分、年輩の生徒さん方も弾いてくださるでしょう。「1曲くらいは、独奏を手がけたい」というのは、老若男女を問わず、初心者の方々が必ず抱く夢ですからねえ。
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満員御礼

昨日は、伊勢市クラシックギターを楽しむ会の第51回例会「夏は来ぬ」でした。
「例会回数を年間4回にしぼりこみ、その分、実務と練習の両方をしっかりと準備する」という方針を打ち出して、初めての例会です。
結果を言いますと、小さな小さな部屋ですが久々に「満員御礼」となりました。かなりの時間を費やしましたが、資料をそろえて、市教委等公的機関の後援をとりつけてポスターを作成し、図書館や公民館に貼っていただいたのは正解です。
「この宣伝方法だと、初めてのお客さんが多いだろう」という予想をたてて、曲目は、おなじみの曲を中心にもっていきました。いわゆる「大曲、難曲」はひとつもありません。これも正解です。概ねいい雰囲気で帰っていただけたように思います。
ただ、今回のようなコンサートばかりやっていたら、「いつのまにか、バッハが1曲も弾けなくなっていた」ということにもなりかねません。「自分の勉強」という機会は、あえて非公式のごく小さな会を企画することでかなり保障できていけるのはと考えます。
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やさしいのを書きますよ

「弾きたいんですが、どうも難しくって……」と、新しい生徒さんが今日持ってみえたのは、ご存知の唱歌「夕焼けこやけ」の(独奏の)編曲譜です。
たしかに難しそうです。私もかなり気合を入れて練習しないと弾けそうにありません。
「これでレッスンをするのは、かなわんな~」と思って、「ずっとやさしいのを書けますよ。それでやりませんか?」と言ってしまい、かくて、また宿題がひとつ増えました(笑)。
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ゆりかごの歌

「アメイジング・グレイス」に続いて、「ゆりかごの歌」(草川 信)の独奏用編曲譜を作りました。ト長調で2コーラス分弾き、ハ長調を経てダ・カーポします(曲の初めに戻ります)。
「1曲くらいは、独奏曲をモノにしたい」というレベルの方を想定して、やさしく書きました。
ハ長調に転調しているので、「Fコードは避けらないかな」と、(Fが出てくるとお手上げ……という生徒さんが多いので)心配していましたが、代わりにAmが使えました。完全5度の澄んだ響きが多く、心地よく弾けます。教材として書きましたが、一番よく使うのはきっと私自身でしょう。
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演奏者としての課題

昨日は、大台町でのコンサート。忙しい中時間を作って、私の教室に通ってくださるNさんが主宰されている会です。私と、ここのところ伊勢で共演していただいているYさん(ギター)とIさん(リコーダー)による3人のジョイントコンサートです。
自分の演奏についての反省をしますと……プログラムのほとんどが伊勢で演奏してきた曲ばかりで、「家でなら、目をつむっていても弾ける」程度に手慣れた曲を並べたつもりですが、それでも、調子が出てくるまでに時間がかかってしまいました。
私の演奏者としての一番の課題はこれです。ひとつひとつの曲をていねいに仕上げていくことは当然ですが、現実の場面では、むしろ、コンディションを短時間で整える具体的な方策をいくつか持っていることの方が大事になってきますね。昨日もそれを強く感じました。
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もう少し念入りに

気になっていた宿題のひとつ、「アメイジング・グレイス」の編曲譜がほぼできてきました。「とりあえず完成かな」と思ったのが、昨日の夕方ですが、夜寝る前に見ていたら、ミスを1箇所発見。さらに、今日見てみたら、「おかしくはないけれど、こちらの方がいいな」という修正箇所がひとつ。まだ、出てくるかもしれません。
ひとつ楽譜ができてくると、あちこち「できました!」というお知らせを入れ、印刷配布したい衝動に駆られますが、今までに何度もそれで失敗しています……つまりは、その後にミスや修正箇所が見つかるのです。もう少し念入りにチェックした方がいいでしょうね。早いところ自分のレパートリーに入れるつもりで練習してみることにします。
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年に一度の大仕事

今日は大阪まで足をのばし、日本ギタリスト会議の「音楽大賞」の審査に行ってきました。年に一度の大仕事です。といっても、私が関わったのは第二次予選のみでして、他の先生方に申し訳なく思いますが、体力にあまり自信がなく、集中力の切れた状態で出場された皆さんの真剣勝負をさばくことはできません。
私がそんな仕事をお受けしているのは、とりもなおさず、これが大きな勉強になるからです。
「若いころの情熱を思い起こし、今の自分ができること、すべきことを考える」という点では、今日は一年でいちばん勉強になる日とも言えます。
今日の画像は京阪電鉄の守口市駅、この日記は近鉄の松阪行き快速急行の車内で打っています。
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慌ただしい週

大変慌ただしく、一週間が過ぎました。
4日(水)は、今年の「南伊勢町生涯学習講座」の「やさしいギター教室」が始まりました。会場に行くまでは、受講生の方々の顔ぶれがわからず(つまり、みなさんのギター経験が未知数なため)、とりあえず、最近書いた「シューベルト子守歌」「星の世界」の二重奏編曲譜を持っていき、「合奏体験」みたいなことをやってみました。「このメンバーなら、この程度はクリアしていただける」とひと安心。でも、逆に「もう少し欲張ってもいいな」という感想を受け、「今度までに、また何か書いてきます」とお約束しました。
5日(木)は、楽器店のレッスンで、これまで別の先生のクラスにみえた方ですが、この先生が急逝され(合掌…)、私のクラスに編入していただきました。最近手がけてみえる曲の名をいくつか挙げられましたが、私のレパートリーになっているものはひとつもありません。私の手元に楽譜があるのがタレガ編の「ラ・パロマ」だけです。「じゃあ、当面これにしましょう」と、簡単に決まってしまいました。「来週までに弾けるようになるかな」と内心は少し不安だったりして……(笑)。
6日(金)は、私の教室の「グループ式個人レッスン」……結局、ほかに呼び方がみつかりません……に新しい生徒さんを4人も迎えました。1人あたりのレッスン時間は短いですが、大事な生徒さんに変わりはありません。2本のギターをあずかって「次回までに、駒(の弦受け)を削っておきます」とお約束しました。
こんな風にして、だんだんと自分を忙しくしていき、最後は身動きがとれなくなります。昔からそうです(笑)。
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引きかえす勇気を持つ

6月になりました。
一昨日は志摩市内でのコンサート、昨日は「第6回小さなギター交流会」(主催;伊勢市クラシックギターを楽しむ会)がありました。
どちらの会場も残響は少なめで、どこかしら蒸し暑さが残っていました。とちらの会にも「アルハンブラの思い出」が弾ければいいな……と考えて用意していきましたが、当日、その場になって見合わせました(志摩では時間も押していました)。負け惜しみに聞こえるかもしれませんが、弾かなくて正解だったと思います。演奏中「こんなに汗ばんでいては、弾けっこないな」と感じていましたので、無理をして弾いていれば、今頃はきっと後悔しているでしょう。
もちろん、私もギターを仕事にしている人間のはしくれですから、「アルハンブラくらいは、いつでも弾けなくちゃ」とは常々考えていますし、練習は続けています。それでも、コンディションを作りきれないことも多くあります。特にこの曲の場合、加齢の影響は大きいと思います。どれだけ練習してあっても、「今日は無理だ。こちらの曲を弾いた方がいい」と思ったら、迷わずそちらを選択すべきでしょう。
「一流の登山家は、目の前に目指す山の頂があったとしても、そこから引きかえす勇気を持つ」と言われます。これは、どこ世界でも言えることじゃないでしょうか。
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