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まだまだ

私事ですが、音楽をやっている時間よりも、年老いた母の介護に関わっている時間の方が長くなってきています。今朝も午前3時半に起きていながら練習らしい練習は2時間余り。
これでも公立学校の教師をやっていた頃よりは、かなり多くとれていると思います。2時間もとれるのだから、まだまだできることはあるはず、まだまだ前へ進めるはずです。
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1曲で充分

私の練習記録表はだいたい月に一度くらいのペースでチェックする曲目をさしかえます。
今日から新しい表になります。これまで「エリーゼのために」と「乙女の祈り」を並べてありましたが、「乙女の祈り」のところに「アルハンブラの思い出」を持ってきました。
ピアノで超有名なこの2曲「エリーゼのために」と「乙女の祈り」をギターで常時いい演奏できるようにしておくのは至難の技です。「やめときゃいいのに」という声にあらがって、「エリーゼのために」ばかり弾いてきた結果、この曲がやっとかたちになってきました。そのかわりに「乙女の祈り」がろくに弾けなくなってしまいました
が、こんな無理は当分控えることにします。演奏効果から見れば「エリーゼのために」1曲でもう充分です。「乙女の祈り」にかける時間と労力は、無理なくギターの響きを出せる楽曲に注ぎましょう。
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凡人の私にできること

4日(月)のコンサートを聴かれた知人からのメールに「どうしたらあんなにたくさんのレパートリーが維持できるのかな」という一文がありました。
私もあのチェンバロ奏者(中川岳さん)には脱帽です。もっとも、才能のある若い音楽家が目一杯努力してできていることを、還暦も過ぎてなお生活に追われている今の自分に同じことを望むべくもありません。
今夜は久々のホテルライブ(志摩観光ホテル)です。人と自分を比較して滅入っている場合ではありません。凡人の自分がありかたくいただいている目の前のこの仕事を大事にしなきゃと思います。
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いつまでも若くはありません

昨晩、「品川聖&中川岳デュオ<バッハ・ツアー>伊勢公演」を聴いてきました。この地では珍しいチェンバロとヴィオラ・ダ・ガンバによる演奏会です。
曲目はバッハ作品ばかりで、ギターでもおなじみの「前奏曲、フーガ&アレグロBWV998」もありました。若いころ2度ほどコンサートで弾き、あまりの難しさに、長い間遠ざかっていた曲です。この曲をチェンバロで軽々と演奏されるのを聴き、「やはりやめておこう」と再確認した次第です。
いつまでも若くはありません。他の楽器のために書かれた、およそギター的でない楽曲にやたらとしがみつくよりは、ギターにしかできない音楽、ギターで弾かれるのがより効果的な音楽をもっと追求しなくちゃと思います。
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心配すべきは

今週は福祉関係施設での訪問演奏がふたつ入っています。
 ホテルライブをやっている関係で、一般の方々がよく耳にする楽曲をたくさん手がけていますので
「弾く曲があるか」という心配はしていません。心配すべきは「ひとつひとつの曲の仕上がりはどうか」という点です。やはり「たくさんあるから」と呑気に構えていないで、曲をしぼりこみ、集中的にとりくまなければと思います。
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最大の収穫

11月になりました。
昨晩、伊勢市クラシックギターを楽しむ会主催「秋の夜長にギターの音」を終えました。
わずかばかりの常連の皆さんに支えられての音楽会となりましたが、私自身の中では大きな意味がありました。
最たるものはバッハの「シャコンヌ 二短調」を、足台と使って、目だった破綻もなくかつ思い切って弾けたことです。この長大な曲を足台を使って弾けば、腰の痛みと体幹の疲労を引き起こして最後まで集中できなくなり、使わずに弾けば、タッチが安定せずミスを乱発する……というのがあって、近年「足台使用の可否」がネックになっていました。それがフォームと曲想を見なおすことでいくらか解決できたかと思います。
「60歳でシャコンヌを弾く」というのをひとつの目標に掲げて「還暦記念コンサート」でミスの多い演奏を披露し、「この曲にしがみつくのはもうやめようかな」と迷い始めてから2年。やっとふっきれたような気がします。いつまでも弾き続けられる曲ではありません。でも今は投げ出す時期ではありません。それがわかったことは最大の収穫です。
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