goo

駆け込み案内はがき

会場の駆け込み申請を見送った旨を、昨日の日記に記しました。
「郵便料金も上がるしなあ……そうだ、あれを今度の案内に使おう」。「今度」というのは、4月13日の例会「春のうららの音楽会」のことです。
今日は、これまで年賀状の書き損じ葉書と交換してもらった50円の官製はがきが、たくさん残っていたことを思い出し、それを使って、以前の参加者宛のお知らせ葉書を作りました。
2円切手を必要枚数買いこめば、4月以降も使えますが、私のことです。買いに行くこと、1枚ずつ貼ることが億劫で、結局そのままになることは目に見えています。
レイアウト等、以前使った年賀状のデータを再利用することを試みましたが、やたらと時間がかかってしまいそうで、また、次々回以降のコンサートのお知らせも少しは入れたかったので、結局文字だけの味気ないものになりました。
でも、「主催;伊勢市クラシックギターを楽しむ会」のところに、会の角印を押したら、何となく値打ちが出てきました(笑)。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

駆け込み申請見送り

まもなく4月、消費増税となります。
私の教室では、レッスン料に増税分を上乗せ……ということはしません。「しません」でなくて「できません」ですね。苦しいところです。
非営利の市民活動団体である「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の運営にも、少なからず影響が出てきます。普段使っている市民活動センターの利用料金が値上げされる……というのは、たしか市の広報で見ました。印刷代は聞いていませんが、どうなんでしょうね。ただでさえ余裕のない会の財政がますます圧迫されることは必至です。
実は今、会場予約のいくつかが、「仮予約」の段階で止まっています。
「3月中に正式申請すれば、4月以降の利用でも、改定前の料金で部屋が使えます」と聞いていたので、今月中に申請まで済ませるつもりでいました。あわせて、印刷作業もその日に行う予定でした。
でも、やめました。このセンタ-とは別な会場予約の関係で、4月になるのを待たずには作れないチラシがひとつあるんです。
今日明日のうちに申請して、現行の部屋代を払ってきたとしても、センターまでの往復が2回と1回では、ガソリンも時間も体力も違ってきます。「駆け込み申請も得策じゃないな」と計算した次第です。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

一番の得策は

ずいぶんと暖かくなり、三郷山のモクレンが咲き始めました。
一昨日、コンサート終演後の話です。
「後半、トレモロがきれいでした」と、なじみのKさんからひとこと。
「ありがとうございます」と普通にお返事しましたが、後半でトレモロが出てくるのは、自作「パガニーニの主題による演奏会用練習曲」の第5変奏のみでして、「アルハンブラの思い出」は前半プログラムの2つ目です。
そう、かなり力点を注いで準備したはずのこの名曲は、今回もまた不本意な部分をいくらか残してしまいました。
普段、この曲を家で練習していると、たいてい、若い頃よりはずっとよく弾けています。
それにもかかわらず、たびたびこういう結果を生んでしまうというのは、特にこの曲の場合、コンディションを整えるのが、若いころよりもずっと難しくなってきたということなんでしょう。
「指の調子が出てくる前にこの曲を弾くのは、やめておいた方がいいな」
「この曲は、後半にもってくればよかったな」
……でも実は、プログラムの最後あたりにこの曲を持ってきて、それで失敗したことも何度かあります。私くらいの年齢になると、一人でワンプログラムを弾き終える頃には、すでに立っていられないほど疲れてしまっている……ということも珍しくないのです。
やはり、これほど、コンディションに左右されやすい曲は、プログラムに載せずに、アンコール用に準備しておくというのが、一番の得策かもしれませんね。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

またまた運指変更

一昨日、確定申告をかろうじて(提出締切日です……笑)出してきました。ようやくこれでひと区切り、春から先の活動準備に腰を入れられます。
で、今日また、「アルハンブラの思い出」(タレガ)の運指を変えました。
40年間も弾いてきた曲の運指を今頃になって変えるというのも、何だか妙な気もしますが、さらなる新しい発見がない限り、当分、今日考えた運指で弾くことになるでしょう。
「ここは、この響きの方がいいな」「ここは、こちらの弦の方がラクに弾けるな」と思ったら、ほとんどの場合、譜面に書かれている運指よりも、自分の考えた運指の方を優先することになります。それが音楽表現というものです。
「タレガの楽曲の運指は、完成されたものであるから変更すべきではない」と、言い切る方もみえますし、私自身も長い間それを信じて疑いませんでした。でも、特にここ2~3年というもの、自分の指や普段弾いている楽器の特性に目を向けて練習を続けているので、「今の自分の指や楽器では、こちらの方が無理なく弾ける」という確信がもてる場合があります。そういうときは、むしろ「タレガの作品であっても、絶対変更すべき」という気になります。
今度の日曜日、私がかつて運営に関わっていたサークルの皆さんにこの曲を聴いていただく機会があります。「偉そうにブログに書いていたわりには、たいしたことないね」と言われなくてもいいように、今日考えた新しい運指で迷いなく弾けるようにしておかなくちゃなりません。…練習にもどります。


コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

だれでも思いつく練習法

この春も、名曲「アルハンブラの思い出」の演奏予定が2~3回入っています。
最近の練習では、この曲と同じテンポ、同じ運指、同じ拍子でアルペジオ練習をする……という方法を取り入れています。
こういうときに決まって使うのは、カルリのよく知られたハ長調の練習曲です。これを、3拍子に書きかえて、32分音符でpamipami……と弾くわけです。当然「アルハンブラ」と同じく、p(親指)で弾く低音は、1小節に6回出てきます。これで高音弦3本の音の粒をそろえて弾くことができれば、この曲のトレモロはグッときれいになるはずです。
速度は「4分音符=66」で、多分ほかの方より少し遅めです。
でも、アルペジオの練習としては、かなり速いテンポです。
1週間ほどこれを続けていますが、トレモロの音の粒をそろえるのに、一定の効果が出てきたような気がします。
「だれでも思いつきそうな練習法なんだけどな。どうして今までやってこなかったんだろう……」と、これまで膨大な時間をかけてきたことを、ちょっぴり後悔したりして……。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

今日は3月11日

今日は3月11日、東日本大震災からちょうど3年です。
テレビではたくさんの番組が震災関連の特集を組んでいます。
「今の自分に、いったい何ができるかな」
私は、力もカネも、知名度もない一介のギター弾きです。
教室経営もままならない私が、復興につながるような大きなお金を右から左へ動かすことは到底無理です。
そんな私が唯一できるかもしれないのは、話のタネをまくことです。
去年はこの日から「花は花はの変奏曲」というギター曲を作りはじめ、約1ケ月ほどで完成させました。
昨年1年間、行く先々でこの曲をプログラムに入れましたが、それに比べると、今年はこの曲の出番があまり多くはありません。出番は少なくても、いつもいい演奏ができるように調整しておきたいと思います。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

夏はまだ来ぬ

「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の次々回例会を、6月22日(日)の午後、「夏は来ぬ」と題して開催します。二重奏とソロで、いつものパートナー、明和町のYさんに手伝っていただきます。
明日の晩が、それにむけての最初の練習日……といっても、選曲その他の相談となります。
で、私のほうで、コンサートのタイトルにあわせて「夏は来ぬ変奏曲」というのを作りました。
もちろんテーマがご存知の唱歌で、これに変奏を3つ付けました。第2変奏はマイナー、第3変奏はワルツです。コーダはなく、テーマに戻って曲を終えます。
例によって、メロディーとコードネームしか書かれていない簡略譜ですが、これでも、繰り返すたびにパートが入れかわれば、二重奏らしくなるという計算です。
今日は一日中、小雨が降ったりやんだりで肌寒く感じました。明日は、また真冬並みの寒波が来るとのことです。なかなか暖かくなりませんね。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

例会回数をしぼりこむ

昨日、「伊勢市クラシックギターを楽しむ会」の3月例会「春一番! ギターコンサート」を終えました。常連さんのほか、初めての方も少しみえ、冷え込みもなかったので、比較的気分よく弾けたように思います。
土曜の夜の「例会」としては、これが最後となります。
「最後」と言いましたのは、実は、新年度より、年間の例会回数を「日曜午後の4回」にしぼりこみ、その分、演奏準備と広報活動をしっかりしよう……ということを打ちだしているからです(大事なことですが、ブログに書くのが遅れました。関係のみなさん、ごめんなさい)。
考えてみれば、「練習と宣伝を毎月両立させます」というにも無理があります。
「年間4回くらいなら何とかなるかな。それに4回だと、それぞれのプログラムに季節感をもたせられるし」ということで、会の発足満5周年にして、思い切った改革に踏み切ることになりました。
ただ、これだけの回数では、私の場合、レパートリーを維持していくことが難しくなります。そこは、また別な方策を考えるとしましょう。たとえば「友人、知人だけに声をかけて集まってもらい、聴いていただく」みたいなささやかな場、いわば「非公開コンサート」であっても、その目的は充分にかなえられるわけですから。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )

遅ればせながら合掌

今日から3月です。昨日は4月並みの陽気でした。今日は少し寒いかも……という話ですが、たいした冷え込みはないでしょう。
「現代ギター誌3月号」で衝撃的な記事が目にとまりました。
我が愛器の製作家、 松村雅亘さん(大阪府茨木市)が1月末に亡くなったというのです。
享年71歳。若すぎます。
松村さんとは、今から40年近くも前、私の最初の師、酒井康雄先生(現中部日本ギター協会会長)を通じて今の愛器を作っていただいた時からのお付きあいとなります。楽器や音楽以外のことも含めて、「自分の人生に最も影響を与えてくださった方の一人」ということも言えます。楽器の修理や調整に工房を訪ねた後は、必ず「もっと練習したいな」という気持ちを抱いて、深夜、伊勢の自宅まで車を走らせたものです。
いつかお墓参りに行ってきたいと思います。
でもその際には、「マツムラギターとともに、ここまできました」という活動報告を、胸を張ってできるようにしておかなくちゃなりません。
松村さんへの恩返しは、我が愛器でできる限りのいい演奏、いい指導を提供し、ギターという楽器の素晴らしさを、世に広めていくことでのみ可能となります。
「もっと練習したいな」という気持ちになりました。遅ればせながら合掌。
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )