教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

優しさのメッセンジャー

2006年08月24日 | 読者の声
脚本家の坂本博さんが、ご自身のブログ『求心空間 徒然雑記』の中で、私の文を次のように紹介をしてくださいました。過分なお褒めの言葉。特に、優しい視点は持ちつつも目の前の子供たちには決して優しくなかった私の行動を知る卒業生たちは、目を回すのではないでしょうか。しかし、皆さんにもお知らせいたします。

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 中学校教員の方が運営されているブログ『東町3丁目小学校教育相談室「かけはし」小中連携版』から、亀田興毅記事(8月3日)にトラックバックをいただきました。おじゃましてみると、走り書きした私のコメントとは違って、「亀田選手もまだ19歳の少年。マスコミが作りあげたスタースポーツ選手」との捉え方をされ、『教育者の優しい視点』を感じました。

■東町3丁目小学校教育相談室 かけはし 小中連携版
 ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小中3校共通の校区新聞に発展しました。

■「奇跡の判定勝」?~亀田人気を考える【同ブログ8月3日記事】

このほか、同ブログでは教育を観点に、社会的な話題から身近な出来事までいろいろな記事があります。ふと目についたのが「プロの仕事」(8月4日記事)でした。購買部でパンを販売している方の人柄と仕事に対する心がけを、さり気ない行いから伝えた記事です。人として当たり前のことですが、少なからずの人が忘れているのでは、と改めて考えさせられるものです。

■プロの仕事【同ブログ8月4日記事】

 ──人の基本は「ありがとう」と「ごめんなさい」が素直に言えるかです。

 私は教育者ではありませんが、脚本やコンピュータ(システム設計)の分野では後継者にその考え方や技術を伝えたいと、育成の立場もとっています。ただ、その分野のことを云々する前の問題として、礼儀とコミュニケーションのあり方をまず提示します。記事『ヤリ・デキ・ガンバ』(2月20日)でもふれたように、チームワークを重んじないやり方には納得がいきません。
 最近は「それは私(僕)の自由でしょう」との反論を聞きますが、それは自由ではなく「自分勝手」だと受けとめるときもあります。自由と自分勝手には天地の差があります。自由とは、明治維新のころからいわれるとおり「自らを由(よし)とする」が納得できる意味であり、自分勝手は単なる「わがまま」にすぎないのです。

 私の云々は理屈(考え方)です……。ところが紹介したブログ『東町3丁目小学校教育相談室「かけはし」小中連携版』には比べようもない現実があります。それを根強く伝えようとするエネルギーがあります。「生涯学習」といわれる時代に、人のあるべく姿、優しさにふれてみたくなったら、このブログを訪れてみるといいでしょう。見つめるべく道が見つかるかもしれませんよ