東町中の中で一番「ありがとう」の言葉が聞かれる場所。それは購買部のパン販売所ではないでしょうか。毎日百人近い子どもたちの注文を見てパンの袋詰めを行いクラスごとに仕分けします。そして昼休みの大混雑。それでも「ありがとう」の声が途切れないのは、高橋さんのお人柄でしょうか。
ある生徒がパンを買いに来たときに「ごめんね。昨日は注文してくれたパンが無かったから、別のパンを入れたでしょう、あれでよかった?」と高橋さんが声をかけておられました。「おばちゃん、そんなことまで覚えてるん?」という子どもの声に、「そうよ、注文のパンがなかった時には、これで気に入ってもらえるかな、ごめんねと思いながら入れているのよ」というお返事でした。
私はこの会話を聞きながら、プロの仕事とはこんな仕事を言うのか、と考えるとともに、一人ひとりを大切にする心を教えて下さっているように思えました。途切れることなくケースの上に飾っているお花にも、子どもたちを迎える温かさを感じ、人ごみにもかかわらずホッとすることができるのです。(生徒指導部だより「千里馬」9号1998年6月4日)
ある生徒がパンを買いに来たときに「ごめんね。昨日は注文してくれたパンが無かったから、別のパンを入れたでしょう、あれでよかった?」と高橋さんが声をかけておられました。「おばちゃん、そんなことまで覚えてるん?」という子どもの声に、「そうよ、注文のパンがなかった時には、これで気に入ってもらえるかな、ごめんねと思いながら入れているのよ」というお返事でした。
私はこの会話を聞きながら、プロの仕事とはこんな仕事を言うのか、と考えるとともに、一人ひとりを大切にする心を教えて下さっているように思えました。途切れることなくケースの上に飾っているお花にも、子どもたちを迎える温かさを感じ、人ごみにもかかわらずホッとすることができるのです。(生徒指導部だより「千里馬」9号1998年6月4日)