教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

進路指導『二年後への手紙』過去・現在・未来の自分をつなげる取り組み

2013年03月05日 | 進路保障
第三学年の取り組みについて

実施時期 手紙の記載   一年の三学期
     手紙の受け取り 三年の12月

取り組み 学年目標「学ぶ力・はたらく力・仲間と手を結ぶ力」について説明する

三年生になった自分をイメージし、2年後の自分に手紙を出す
     書く手紙の内容は
      ①今の自分の学習・クラブ活動などの目標を書いたうえで、中学校生活の目標は達成できたか
      ②今、抱えている悩みは解決できたか
      ③今のクラスに馴染んで生き生きと頑張っているか
      ④目の前に迫った進路について、取り組めているか

目標   三年生になった自分自身を励ます
     中学校3年間での自分の成長・変化を振り返る
     目前に迫った進路について大きな視点で見直す

取り組んでみて
 一瞬、教室は静まり、やがて笑顔に変わり、友人と見せ合う者もたくさんいた。自分の手紙なのに、「感動した」と言っている者も多くいた。担任とは高校に受かるかどうか、といった懇談をしている時期なので、今一度中学校生活を振り返ったうえで、どのような高校生活を目指すのかを考えるきっかけになったと思う。

感想文  
【男子】一年生だった頃の僕と、今の僕とを比べて変わったなぁというところもありました。一年生の頃の僕はあまり勉強せず、陸上部に入った理由も特になかったので、部活も特に楽しいと思いませんでした。だから「夢を持っていない」と手紙に書いていました。今の僕は部活をやめたくないと本当に思い、実際に10月まで続けました。昔の僕よりは、夢を何かしら持っていると思います。ただ昔の僕は今の僕がちゃんと勉強しているか心配だったそうですが、昔の僕の期待ほどには勉強していません。これを機会に昔の僕からの手紙を励みにして、さらに頑張りたいと思います。
【女子】すごく感動しました。昔の自分はすごくがんばっていたのに今の自分はどうだろうと考えさせられるところもありました。同時にもっとがんばろうと思いました。これから辛くなったら、この手紙を読もうと思います。


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