教育相談室 かけはし 小中連携版

ある小学校に設置された教育相談室。発行する新聞「かけはし」が、やがて小・中3校を結ぶ校区新聞に発展しました。

非常ベルへの対応

2011年05月20日 | 生活指導
《位置づけ》
1.非常ベルが鳴るということは、「誰かが命にかかわる非常事態が起きた、または起きようとしていることを連絡しようとしている」という認識を職員および生徒全員が持つ
※非常事態=火災・事故・事件・または生徒職員が何らかの助けを求めている場合が考えられる
2.非常ベルが鳴れば、どんな場合も臨機応変の対応が職員および生徒全員がとれるようにする
3.以上を踏まえ非常ベルへのイタズラを無くすとともに、互いの安全と命を尊重する姿勢を養う

《対応マニュアル》
01 非常ベルが鳴る
02 職員室で非常ベルの鳴った場所を確認する
03 a放送指示する職員(全体指揮)を決め緊急放送を行なう
   「全校生徒の皆さんに連絡します。ただいま○館○階○前の警報が作動しました。生徒の皆さんは静かに放送の指示を待って下さい。非常ベルを押した者はすぐに職員室に連絡して下さい。」(2回繰り返す)
    全体指揮は放送終了から時間を計測し2分間待つ(2分は職員室から一番遠い教室から走らず急ぎ足で職員室に来る時間の1分40秒を上回る)
  bその他の職員は携帯電話を持ち現場に駆けつけ①非常事態が生じているのか②非常ベルを鳴らした者を確認し押した理由を確認する③非常ベルを押した者が分からない場合は周囲の者から状況を把握する
  c間違い・あるいは明らかな機械の誤報が把握できた場合→その内容を全体指揮に連絡する
  d非常事態が把握された場合→全体指揮に連絡
   把握できなかった場合→全体指揮に連絡
      └何らかの異常事態が起きていると想定する
04 全体指揮による緊急放送
  c「ただいまの非常ベルは間違いでした。生徒のみなさんは次の(授業・終礼など)の用意をして下さい」
  d「ただいまから避難します。先生方は各ポイントに立ち生徒の避難を誘導して下さい。全校生徒の皆さんは、先生の指示のもとに運動場に避難して下さい」
05 避難開始 全体指揮は時間を計測する
06 避難終了
   生徒指導部から講評
07 避難に要した時間については時間を繰り下げて授業を実施する

《準備》
1.放送マニュアルはマイクの前に貼り付け、誰でも放送できるようにする
2.避難訓練の際にこの方針を生徒に連絡する