Cobaringの生涯学習ブログ

食事+αで若返りと健康維持の情報を公開しています。

腎臓のお勉強1

2010-09-24 19:50:00 | 日記
腎臓について復習する機会を得た。読者も一緒に勉強しよう。
__┌────┐__
\..│..腎臓..│../
/..└┬──┬┘..\
. ̄ ̄ ̄...... ̄ ̄ ̄

①健康な人では、1分間に腎臓に流れ込む血液量は1㍑。心臓から流れ出る血液の約1/5を占め。体中で最も血液の流れが多い臓器。

........┌皮質…表面
腎実質─┤
........└髄質…内側

腎実質は血液を濾過して尿をつくり、腎杯と腎盂は生産さろた尿の集合場所。

........┌糸球体
腎小体─┤
........└ボーマン嚢

腎臓の内部には、毛細血管が毛玉のように丸まってできた糸球体があり、ボーマン嚢という袋に囲まれている。

糸球体は主に皮質の中に分布しており、糸球体から続く尿細管という長い管は、皮質と髄質の中を縦横無尽に駆け巡り、尿を生産。
この腎小体と一本の尿細
管までを合わせてネフロン
................ ̄ ̄

この部分が血液を濾過してたり、尿を生産したりする。所謂腎機能の中枢。
ネフロンは、左右の腎臓にそれぞれ100万個ずつある。
尿細管の最後は集合管といわれ、できた尿を集め、腎盂に送り出す。
尿は腎盂にいっぱいになると、尿管へ流れ出していく。

【腎臓=高性能フィルター】

腎臓内には、糸球体という血液を濾過する超微細なフィルターがある。

.......血液
........▼
.......全身
........▼
..腎動脈→腎臓内
........▼
......糸球体
........▼
赤血球、白血球、高分子タンパク質など体に必要な成分以外は濾過
.....▼.......▼
.....▼..不要なものは尿
.....▼
腎静脈→心臓


腎臓病になると、濾過するフィルターの目が粗くなったり、逆に詰まったりして、糸球体の働きが悪くなる。
すると体に必要なものまで濾過してしまったり、濾過されるべきものが血液中に留まったりして尿毒症の原因となる。
腎臓病が進行して、腎不全に陥ると、機器による血液濾過「透析療法」が必要になる。

【尿の経路】
糸球体で濾過された後の老廃物は「原尿」という尿のもとになる。
原尿の中には水分のほか、電解質(ナトリウム、塩素、カリウム、カルシウム、マグネシウムなど)やブドウ糖、タンパク質の代謝物である尿素、有機酸など様々な成分を含んでいる。大人では1日に約150㍑(ドラム缶1本程度)もの原尿が作られるが、必要な成分を多く含んでいるため、尿細管を通る間に再吸収される。
最終的には1.5㍑の尿が排泄されるが、99㌫以上が再吸収されていることになる。
原尿は近位尿細管で老廃物が取り除かれるが、その80㌫が再吸収される。そのため、近位尿細管は血液のリサイクル装置とも呼ばれ、ブドウ糖やアミノ酸などの大部分が再吸収される。
次に近位尿細管の下にあるU字型のヘンレ係蹄という部分で、さらに水分が吸収され、尿の濃度が調整される。
次の遠位尿細管でさらにナトリウムや水分、塩素が吸収される一方、取り込み過ぎたカリウムなどが尿中に出される。ここで水分や電解質の量の最終的な調整が行われ、集合管という太い管に流れ込む。集合管ではさらに抗利尿ホルモン(*)の働きによって水分や尿酸が再吸収され、体に不要とされる老廃物を含む水分がが腎杯、腎盂にに集められる。これが尿管を通って膀胱に溜められ、尿として排泄される。ちなみに、途中で再吸収された水分やセウブンは、血液に戻されて腎静脈から下大動脈に入って心臓へと戻り、再び全身を流れるようになっている。
........
腎臓病になって、尿をつくる働きや再吸収の仕組みが障害されると尿量の減少や浮腫などの症状が出る。
(*)脳下垂体後葉から分泌され、水分の再吸収を促すホルモン

【体内環境の調整役】
水分接種過多→血液の濃度低下
.............▼
抗利尿ホルモンの分泌が低下
.............▼
尿細管に対する作用が抑えられ、水分の再吸収が減少し、薄い尿がたくさん出るようになる


大量の汗→血液濃度上昇
.............▼
抗利尿ホルモン分泌亢進
.............▼
水分再吸収活発化
.............▼
濃い尿が少ししか出ないように調整

┌──────────┐
│希釈力と濃縮力で、体.│
│の状況に応じて臨機応│
│変に対処しながら、体.│
│内の水分量を一定に保│
│っている............│
└──────────┘
また、細胞外液の電解質濃度が少しでも変化すると、細胞は正しく機能しない。
細胞外液のナトリウム濃度は0.85㌫が標準。塩分を尿として排泄させて、ナトリウム濃度が±0.05㌫の誤差の範囲内で保たれるように調整。

人間の体液のpHはは7.35~7.45(弱アルカリ性)という極めて狭い範囲に保たれなくてはならず、重炭酸イオンの濃度を調節して、体液のpHを調節。
重炭酸イオンはアルカリ性…
◆体液が酸性に傾く→重炭酸イオンを排泄しないように働く
◆体液がアルカリ性に傾く→重炭酸イオンを排泄するように働く



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ダニと奇病

2010-09-24 18:23:25 | 日記
ダニと奇病について学んだことがある。

 頭痛、関節の痛み、発熱、発疹という症状。関節リュウマチに似た症状。しかしながら感染はしない。
 1975年この奇病がアメリカ・コレチカット州で流行。
 検査をしても原因は明らかにできなかった。患者の共通点を探るとダニ(Tick)が媒介とする病原体の存在が明らかになった。ダミンマダニが介在していた。ボレリア・スピロヘータが謎の奇病を起こしていたのである。“ライム病”と名付けられた。
 ボレリア・スピロヘータはネズミとマダニの体の中に寄生して生きている生物。マダニは幼虫から成虫に成長するに従い、大型の動物に吸血する。
....
 ダニの唾液腺を通じてスピロヘータが人間の体内に入り込む。さらに血管に潜り込み血流に乗って関節や神経、脳などに侵入する。神経や免疫機能を攻撃するのである。
 体に付いたダニを取り除こうと摘まんだりすると、ダニがスポイトのような役目を果たし、多くのスピロヘータが体内に送り込まれる。
 アメリカ国内のライム病患者の発生数は100万人以上にも上るという。
 日本でもライム病患者が増えているという。
 19世紀末にはライム病が発生していたが、近代化に伴ない、減少していった。ところが、近年になって自然環境を回復させる動きが高まり、再びライム病が激増しているという。
 というのは草木を伐採することにより、ネズミや鹿が減少し、それを餌とするオオカミが減少していった。自然環境の回復に伴ない、ネズミや鹿が増えはするものの、繁殖力の弱いオオカミは増加についていけなかった。よってネズミや鹿に寄生するダニも急増し、食物連鎖の一部が欠けた状態で不自然な環境回復が進んでいったために、ダニが増え、自然消滅していったライム病が猛威を振るい始めたのである。
 日本では別の種類のマダニがライム病を引き起こしていた。シュルツェマダニが媒介していた。アカハラという渡り鳥を介して、ボレリア・スピロヘータに感染していたのである。
 厚生省はライム病を狂犬病、ハンタウィルス、レジオネラ症と並ぶ、危険度の高い感染症と判断するに至った。
............
 さらにダニが媒介する病気が復活する兆し見せ始めていた。ツツガムシ病である。肺炎、高熱、肝臓障害、循環器傷害を引き起こす。かつてツツガムシ病リッチケアの発見に伴い、治療法が確立された。
 ところが、最近になって、増加している。自然回帰の兆候によるアウトドアブームが災いしていると言えよう。
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写真写りをよくする

2010-09-24 10:19:17 | 日記
_/_/写真写りをよくする方法_/_/

標題について学んだことがあるが、常に実践とはなかなかいかない。ただ興味のある人は必見です。
日本の大企業の87.3㌫が代一次審査で履歴書による書類選考を行っている。さらに書類選考のとき、証明写真が採用を左右する可能性を秘めている。
「採用に関する容姿の重要性」の実験が大手企業2社によって行われた。顔写真つき出願書類で選考を行ったAグループ、顔写真だけで選考を行ったBグループを比較したところ、結果がほぼ一致したという。このことから就職試験で採用するかの判断は写真による人物の印象が大きな影響を与えることが明らかになった。
........
 就職対策セミナーの才木弓加氏によると、現在の日本での就職活動においては履歴書の証明写真がとても重要だと言う。選考で差がない2人が残った場合証明写真が最後の決め手となることがある。実は証明写真から明るい印象を受けることができるかどうかを見ているという。明るい印象は「親しみやすさ」や「プラス指向」をイメージさせる。つまり証明写真から明るい印象を与えることは選考時にプラスの要素になると言える。
☆ 明るい印象を与える写真テクニック
●スピード写真を利用する場合…街中に多く存在するスピード写真。頬から顎にかけて暗い影ができやすい。表情が落ち込んで性格も暗い印象を与える。これはスピード写真に設置してあるフラッシュの位置が被写体より上方にあるためである。被写体の暗い部分を明るくするための太陽光を反射させるレフ板を使用するのが望ましいが、スピード写真内に持ち込むことは容易ではない。レフ板の代わりに白いハンカチなど白い物を置くことで光を反射させることができる。顔がはっきりした写真が期待できる。さらに紫外線をカットするファンデーションを塗ることも効果的である。
無表情になり暗い印象の写真になるのを避けるには、誰かに話しかけていることを想定して撮影に臨むことが有効である。

● 証明写真を見る人に明るい印象を与える方法…第三者が顔写真によって判断する再に必ず見るところがある。それは「目」である。男女100人に10人の顔写真を見てもらった。10人の中で明るい印象を受けた人を一人だけ選んでもらい、次ぎに同じ写真の目だけの写真を選ばせたところ、ほぼ同一の結果が得られた。つまり明るい印象を受けるには「目」が非常に重要な基準になっていることが明らかになったのである。それではどのような目が明るい印象を与えるのであろうか?
①大きく開かれた目…同様の実験で、一人の女性の中から一番明るい印象を受ける目の写真を選ばせたところ、ほぼ全員、目が最も大きく写っている写真を選んだ。つまり大きく開いた目は明るい印象を与えるのである。しかし、無理に開くと驚いているような表情になってしまうので、鼻から大きく息を吸い込むとよい。これは鼻から息を吸い込むとで、交感神経が作用し、まぶたにあるミューラー筋が収縮し、目が大きく開くと言う。
②瞳孔が開いた目…瞳孔以外はほぼ同じ表情をした写真で同様の実験をしたところ、瞳孔が開いた状態の写真をほぼ全員が選んだ。人は自分が興味のあるものを見たとき瞳孔が開くという性質がある。つまり、自分に対して強い関心を寄せているという印象を与える上で重要なのである。もちろん光が入ると収縮、光が入らないと拡散するという性質があるのはよく知られている。スピード写真で撮影する時にはしばらく目を閉じてから開けることで瞳孔が開いた状態で簡単に撮影することができる。

このようにスピード写真で撮影する場合でも、証明の効果や人間の心理を理解すれば好印象を与えることが可能なのである。

☆スナップ写真の綺麗な撮り方
① 1人のアップ…人間の顔は左右対称ではない。美しく引き締まったほうを強調するとよい。咀嚼回数の多いほうの筋肉が引き締まっているため、子がおになり美しく引き締まった顔になっている。ガムなどを噛んでみて無意識に噛んでいるほうは咀嚼回数が多いほうなので確認してみるとよい。
② 1人で座った状態…足の置き方で大きく印象が異なる。足を少しずらして前に出すことで、すらりと長く見える。
③ 1人で立つ…正面だとスタイルが悪く見える。足を片方,前にずらし体を斜めにする。顔はカメラに向ける。手も前で組むと窮屈な感じがするためちょっとしたポーズをとることで美しく見える。
④ 3人以上…カメラのレンズの形は球面をしているので、レンズの真中から外れるほど歪が生じる。とくにコンパクトカメラほど歪が大きい。両端にある像は凸レンズを通ると、広がってフィルムに焼きつく。したがってコンパクトカメラで3人以上写真を撮る場合、なるべく中央に集まるとよい。
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脳の再配置

2010-09-24 07:44:25 | 日記
盲目の天才ピアニストのことをテレビ番組で紹介していたが、これには科学的な裏付けがある。相当前に学んだことを繙いて見た。
【サヴァン症候群(SAVANT SYNDROME)】

 精神障害を持つ人間がその障害とは対照的にある面で驚異的な才能発揮する場合をい
う。もっとも症例は少なく、世界でも100例ほどである。
 彼らの天才的な能力の裏にある共通点は1.驚異的表現力、2.異常な記憶力、3.知能障害である。また彼らの天才的能力の正体について決定的な説は存在しない。
あるサヴァン症候群の患者の死体を脳の構造を知るために病理解剖したところ、大脳皮質に2つの柔らかい神経繊維の束が認められた。この普通の人にはない神経細胞の束が特別な回路を作り、特殊な才能を発揮していた。
 サヴァン症候群の患者に見られた脳の異変は脳の再配置と関係している可能性があると考えられている。
 通常我々が手や足、顔などの感覚を感じるのは脳内の体性感覚野に、体のそれぞれの刺激に反応する神経細胞群あるため体の感覚を感じる。ペンフィールドの身体地図は体の感覚の支配領域が示されている。
 専門家らによるとこの脳内の地図は成人以降は変化することがないと考えられてきた。ところが特殊な環境では大人でも神経細胞同士の配線の組み替えが起こるという。これが脳の再配置という。
 面白い実験がある。プリズムを利用した“逆さ眼鏡”という装着した眼鏡を通して見える映像がすべて上下反転して見えるという状況を作り、日常の生活をさせて被験者にどのような変化が起こるかを試みたという。すると最初はすべての行動がぎこちなく、歩行にまで困難な状況を強いられ、日常の生活を難しいものにしていた。ところが、3日を過ぎると、ある程度歩いたり、本を読んだりすることが可能になり、何と1週間後には自転車にも乗れるようになり、日常生活にほとんど支障がなくなることが明らかになった。
 実はこの時脳では再配置が起こっていると考えられる。PETで実験前と実験後の脳内の視覚刺激に対する反応の様子を比べたところ、脳内の3ヵ所で活動の仕方が変化していることが明らかになった。様々な情報を処理する前頭葉、運動や空間情報を処理する頭頂葉、色や形を処理する側頭葉の一部に変化が見られたという。これは最初“逆さ眼鏡”による馴染みのない情報に農が対応しきれず、思うように行動できなかったが、その視覚情報が入力され続けることで、脳の神経細胞のネットワークが逆さの世界に対応できるようなつなぎ方に変えられるのである。つまり環境の変化によって起きた神経ネットワークの再配置なのである。
 これは外傷などで脳に入力する神経の一部を失った場合、または病気などで脳内に障害が発生し脳の一部の機能が停止した時にも起きる。
 脳の神経細胞は限られた脳の領域のなかで接続相手を求め、競争しあっているという。「A」という領域が機能を停止し、通常の活動が行えなくなった場合、「A」の周りのB、C、Dという領域が停止したスペースにAの周りに侵出し、徐々にそれらの領域に取り込まれていくという。それは神経細胞間で競争原理が働いているためと考えられる。
 神経細胞は接続相手を求め競争しあっているという。
 この神経細胞の競い合いこそがサヴァン症候群の謎を解く鍵であったと言える。
 それは脳の頭頂葉に角回という場所がある。これは脳の左右に2つあり、左の角回は数学的な計算能力に関係しており、右の角回は絵を描く能力に関係しているという。
 絵を描くのに超人的な能力を示す精神障害者は胎児期や誕生直後右の角回の周辺が障害により機能が停止していたのではないかと考えられ、脳内で再配置が起こり、角回の神経細胞が周囲に侵出したのではないかと考えられる。角回は通常の大きさより肥大し、本来持っている能力以上の驚異的な絵の才能を発揮したと考えられる。
 幼児期の障害による機能停止が音楽の能力を司る領域の周囲で起これば、音楽の能力を司る部位が再配置により強化されると考えられる。
 このようにサヴァン症候群は脳の再配置により引き起こされた可能性が高いと言える。
 また彼らの驚異的な記憶力も再配置が大きく関係しているに違いない。再配置によって拡大した領域は本来のネットワークとは別のネットワークを持つという。その結果記憶力を高めたのではないかと考えられる。つまり角回の領域が機能を停止した領域まで広がった場合、本来角回とつながっている記憶回路と再配置により広がった記憶回路を得る。よって角回が働くときは通常より多くの記憶回路を使用できる。このため絵を描くことに関連した部分の記憶が極端に上昇したり、ピアノを演奏することに関連した部分の記憶が極端に上昇したりすると考えられる。
 脳の再配置は脳の配線に余裕のある12歳頃までに強く現れる。このためサヴァン症候群は幼児期に見られるのではないかと推測されている。
 また事故などで失った手足が健在しているかのような感覚を示す幻肢も再配置によって起こされていることが近年になって明らかにされた。
 事故で左腕を失った患者に協力を得て簡単な実験を行った。実験は綿棒で体に触れ、体のどこを触れられている感じがするかを申告してもらうというもので、奇妙なことに頬を触られたときに頬と失ったはずの手の親指に触れられた感じを受け、場所を数センチずらしたとき、人指し指に同様に触れられた感じを受けたという。さらに切断した左腕の方に触れたとき、失った腕の指先に触れられた感触を得たという。つまり、左の顔と肩に失った手の感覚が再現されていたのである。左腕に対応していた領域は再配置により顔と肩の領域に取り込まれていたと考えられる。
 この患者の場合、脳の体性感覚野にあった手の刺激に対応する神経細胞群が機能停止してしまった。が、顔の刺激に対応する神経領域と肩の刺激に対応する領域が侵出し、手の領域を取り込んでいったと考えられる。これによって顔や肩に刺激が伝わると手の領域にも刺激が伝わり、顔や肩に触れられると手も触れられていると感じるのである。
 左腕を切断した患者の脳をMEGを使って調べたところ、左脳では顔、手、上腕とそれぞれ独立した領域を保っているが、右脳は左手を失ったため手の領域は見られず顔と上腕の領域が広がっている。よって刺激を感じるたびに脳内では信号が手の領域に伝わるため、手が存在している感覚を生み出していた可能性がある。
 サヴァン症候群、幻肢、脳の再配置…。これらをめぐって様々な検証が進められるとともに、再配置を人工的に起こす研究まで進められているという。
 ジヒドロキシフェニールセリンという薬剤を用い、再配置を人工的に起こさせる医学実験まで行われている。これにより失語症や弱視の治療を研究しているという…。
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便のテーマ

2010-09-23 14:10:33 | 日記
__┌──────┐__
\..│排泄の円滑化│../
/..└┬────┬┘..\
 ̄ ̄ ̄.......... ̄ ̄ ̄
上記のことについては特に困ったり、悩んだりはしていないが、巷には悩んでいる人も多かろう。伝統的な日本型食生活で十分解消できるが、専門家はどう指導しているか覗いてみた。

第1条 水分摂取
 体内の水分が不足すると血液の粘度が増し、腎臓に負担額がかかる。1~1.5㍑4程度の水をこまめに摂取するのがよい。

第2条 保温
腎臓は冷えに弱く、冬に傷めやすい。長時間寒さにさらされると、腎臓の血管も収縮して虚血状態に陥る。
........
第3条 血行促進
血液循環が良くないと、血液を濾過している腎臓に負担をかける。ウォーキングや水泳などの適度な運動で、血行を促す。青竹踏みやマッサージも有効。また、血液中に糖質やナトリウム、脂質が多いと、老廃物が増え、腎臓の濾過に負担が増えるため、バランスの取れた食生活が望まれる。

第4条 我慢無用
膀胱で細菌が繁殖しやすくなり、保膀胱炎を引き起こしやすくなるので、我慢せず積極的に排泄する。

第5条 要清潔
風邪や泌尿器の細菌が腎臓病の原因になることがある。毎日手荒いとうがいをし、入浴などで体を清潔にする。また、入浴は体が温まり、腎臓への血流が増え、尿量も増加する。

....
┌──────────┐
│腸を元気にする食生活┃
└━━━━━━━━━━┛
腸の運動を適切に保つには、腸を積極的に動かす食材や食事が大事。
最も腸の運動が活発になる朝は、必ず朝食を取ることが大切。

●ビタミンCには、腸内の善玉菌を増やす働きがある

●オリーブオイルは、適度に小腸を動かし、便の滑りをよくする


●食物繊維は善玉菌を増やしたり、コレステロールを下げたりする


●夜は腸をリラックスさせることが必要


意義あり!と思う部分もあるが、やはり、基本は伝統的な日本型食生活でしょう。
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皺を科学する

2010-09-23 07:46:41 | 日記
何故ヒトは歳を重ねると、身体に皺ができるのか?ということを何年前か忘れたが、学習する機会を得たので、興味のある人のために公開します。

 皮膚は外側から「角質層」「角質細胞」とその細胞間にある「セラミド(脂質)」下部にある「基底層」から成る。
 基底層で作られた新しい細胞は皮膚の表面に向かい押し上げられる。
 およそ28日周期で入れかえられる。その結果古い細胞は角質となってはがれ落ちる。
表皮の下にある真皮は厚い層で体毛や汗腺、皮脂腺がある部分である。
 実は、真皮の中には肌の張りを保つ重要な働きがある。それは弾力性と保湿性である。
 真皮にはコラーゲン繊維とエラスチン繊維が網の目のように張りめぐらされている。これらの繊維が肌に弾力性を与えているのである。

皮膚の保湿性の役目をはたしているのが、皮脂腺。これから出る皮脂が角質層の水分の蒸発を防いでいる。
 皺には表皮性の細かい皺と、真皮性の深い皺がある。前者は縮緬皺とも呼ばれ、年齢に関係なく、肌の乾燥によってできる。通常みずみずしい肌と言うのは表皮の角質層に約30%の水分が含まれている状態をいう。
 ところが、日焼けや乾燥した外気または冷暖房の中に長時間いると肌の角質層の水分が蒸発し、表皮に弾力がなくなり、シワになる。このシワは別名「乾燥ジワ」と呼ばれている。この乾燥ジワは皮膚が薄くよく動く部分にできやすい。表情の変化でできた細かい溝が乾燥により、弾力がなくなって、定着してしまうのである。
 同じ乾燥ジワでも体内の変化が原因で生じる乾燥ジワがある。それはホルモンの影響下にある皮脂の減少によって起こる角質層の乾燥である。
 皮脂腺の働きが年齢と共に低下し、皮脂の分泌が減少してしまう。すると角質層の水分が蒸発しやすくなり、「乾燥ジワ」ができてしまうのである。皮脂の減少が起きる原因は皮脂の分泌を促す男性ホルモン“テストステロン”が減少し、皮脂量が減少してしまうからである。
 とくに女性の場合、卵巣から分泌されるテストステロンは30歳前後から急激に減少するため、その頃から乾燥ジワができやすくなる。
........
 そこで男性ホルモン量が多い脂性肌の人は皮膚の保湿効果が高いのでシワになりにくい。
 しかし脂性肌は皮脂量が多いため毛穴がつまってしまう場合がある。すると肌の新陳代謝の低下を招いたり、ニキビなどのトラブル肌の原因となってしまうのである。
 表皮性のシワを防ぐには…
 でき始めに保湿性の高い化粧水・乳液等でケアすれば回復可能。冷暖房のかけ過ぎは肌の乾燥をまねくので、かけ過ぎには注意する。どうしても長時間、冷暖房のなかで長時間作業する時は顔に直接水分をスプレーしたり、また水を入れたコップを近くに置くだけで、肌の乾燥を防ぐことはできるのである。
 真皮性のシワのできるメカニズムとは…
 それは老化現象。真皮にはコラーゲン繊維とエラスチン繊維が網の目のように張りめぐらされ、細胞間をうめている。これらの繊維が肌に伸縮性や弾力性を与えているのである。若いうちは繊維芽細胞の働きが活発だが、年をとると繊維芽細胞の働きが低下し、繊維が硬くなったり、切れてしまったりする。
 繊維の柔軟性や弾力性の変質がおこると、真皮は衰退し、真皮性の深いシワができてしまうのである。これはだれもが逃れることのできない老化現象といえるが、最近若者に真皮性の深いシワが急増中だという。
 その第一の原因は紫外線。波長の短い紫外線はエネルギーが大きく化学作用、生理作用をおこしやすい。その紫外線の中で最も波長の長いUV-A波はコラーゲン繊維やエラスチン繊維を曲げたり切ったりしてしまう。
 そして皮膚は弾力性を失い、ムラができ、繊維の少ないところがへこんで真皮性の深いシワができるのである。
 紫外線は皮膚の細胞自体にも影響を与える。たとえば紫外線の影響で真皮中の毛細血管が拡張し、赤くなる。いわば炎症である。
 表皮の基底層で通常より早いサイクルで新しい細胞を生成しようとする。しかし、通常より早いサイクルで生成されると、供給されるべき水分量が追い付かず、さらに角質層の水分をガードしているセラミド(脂質)の量も減少してしまう。つまり紫外線により肌に炎症が起きるとシワができやすくなるのである。こうした紫外線による皮膚の老化を“光老化”という。
 深いシワに対しては有効な治療法がない。
 炎症をおこした皮膚は温度が上昇し、表皮内の水分も蒸発してしまう。炎症をおこしてしまったら、洗顔や冷やしたタオルにより皮膚表面の温度を下げてやる。洗顔後は保湿力のある化粧水で水分を補給し、乳液やクリームで水分の蒸発を防ぐのが望ましい。
 人間の60兆個もの細胞の分裂回数は約50~60回程度といわれている。年をとるほど細胞の分裂回数が少なくなり、そのため細胞の数も減少してしまう。つまり老化現象から逃れることは不可能とされている。
 だが、アメリカのテキサス大学ダラス校とのベンチャー企業14社の研究チームが細胞の寿命を延ばす実験に初めて成功したという。
 そもそも寿命があるというのは、細胞分裂の際に遺伝子情報を持つDNAがコピーをくり返すたびに少しずつ短くなるからだという。それではなぜコピーするたびに短くなってしまうのであろう。
............
 それはDNAの末端部分であるテロメア(telomere)が短くなってしまうからである。
これは靴紐の先端のキャップようなもので、ほぐれてバラバラになったり、他のDNAとからまないような役割をしているという。
 このテロメアは分裂をくり返すたびに短くなってしまう。そして一定以上短くなると細胞は分裂しなくなってしまう。この細胞の分裂回数の限界は生物の種類により様々である。
 テロメアとは細胞の老化を進めるタイマーの役割をしているといえる。もし仮にテロメアが短くならなければ細胞分裂を半永久的にくり返すことが可能となる。
 シャロン社が細胞を長生きさせる実験に成功する以前より「不死化」した細胞の存在は知られていた。それは「生殖細胞」と「ガン細胞」である。それはテロメラーゼという酵素が働いて、分裂をくりかえしてもテロメアが短くならない。先の研究チームはテロメラーゼの遺伝子を人間の細胞の中に入れ、テロメラーゼを発現させることに成功した。
 この成果を生かし、テロメア治療が確立されれば細胞の老化を止めることができる。心臓病や皮膚の老化など様々な老化に伴う病気に広く応用できる可能性がある。
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憑依現象

2010-09-22 19:47:48 | 日記
憑依現象を身近に感じたことも見たこともない。しかしながら、學んでみると、意外なことをも知ることができた。
興味のある人もない人もちょっと覗いてみよう。
<憑依現象>
 脳疾患の症状でも説明できる。
①頭部外傷。事故などで脳の側頭葉が損傷したりすると、記憶の整理がつかず、幻視や幻聴が起こる
②薬物やアルコールなどの中毒症状。慢性的に摂取すると幻視や幻聴が現れてくる精神分裂病に陥ることもある
③精神分裂病。幻視や幻聴が大きな特徴。③の場合は話す内容が支離滅裂になる、感情の移り変わりが激しいなどの症状も特徴。何かにとりつかれたように見えることもある
④離性同一性障害。いわゆる多重人格のこと
 以上の要因以外でも憑依現象めいた現象が起こることがある。それは催眠状態である。
....
<催眠状態>
 憑依現象は催眠状態で簡単に引き起こされる。アメリカの催眠学の権威、スタンフォード大学心理学科 Prof.Ernest R.Hilgard によると、催眠状態とは
①論理的に判断することができない
②暗示に従いやすくなる
③一つの事柄に注意が極端に向けられる
④過去の記憶が鮮明に浮かぶ。つまり催眠状態では異常な行動をとることがある
 催眠状態を大脳生理学的に見ると、覚醒と睡眠の中間の状態であるという。いわゆるまどろんでいる状態である。外部から見ると、思考が止まったかのような行動をとる。

<催眠への誘導方法とそのときの脳のメカニズム>
①リラックスさせる。ノルアドレナリン(危険に対処するため身体を緊張状態にし脳を活性化させる神経伝達物質)の分泌量を低下させる。すると脳内ではセロトニン(脳幹にある松果体から発せられ、アセチルセロトニンに変化し、睡眠促進物質のメラトニンに変化する)が発せられる。するとメラトニンが作られ、眠気を感じる。いわば睡眠状態に導くのである
②集中させる。意識を一点に集中させることで、単調な一つの刺激だけが脳に入る。催眠状態に誘導する重要なポイント。
 リラックスすると脳内ではノルアドレナリンが減少し、セロトニンが増加する。睡眠促進物質メラトニンの分泌量が増え、脳は睡眠状態へと移行していく。単調な一つの刺激を与えることで、脳は活動を低下させるが睡眠状態には移行しない。すると脳は睡眠の一歩手前の状態になる。
 脳は催眠状態に陥ると驚くべき変化が起こる。
 それは大脳新皮質前頭連合野46野(NeoCortical Area 46)である。五感からの情報や過去の記憶を集め一時的に保持し、これらの情報を比較・判断し、次の行動を決める場所である。ここから指令を運動野に指示するのである。運動野は身体の機能に関する司令部で運動野が命令を各筋肉に伝える。つまり46野は脳の最高司令部なのである。
 ところが催眠状態では脳の46野の活動が特に低下している。脳の46野にはノルアドレナリンを受けとめる役割を担うノルアドレナリン受容体が特に多く存在している。これはノルアドレナリンの持つ情報を次の神経細胞に伝える。つまり46野はノルアドレナリンに最も敏感に反応する場所なのである。
 ノルアドレナリンが分泌されるのは人間が恐怖や緊張を感じたときである。生命の危機に関わる恐怖をノルアドレナリンが知らせてくれるのである。
 脳の最高司令部であるところの46野は恐怖の情報を早く正確に取り入れるために、ノルアドレナリンの受容体が特に多く存在しているのである。したがって、ノルアドレナリンの分泌量が減少すると46野の活動が低下するのである。
 以上のことから“催眠状態”に陥ると脳の46野はほとんど機能しないといえる
③暗示を与える。暗示は耳→聴覚野→言語野→46野に伝わっていく。意識がはっきりしている状態では言語野でその言葉の持つ意味が分析され理解される。この時、脳の最高司令部であるところの46野では様々な情報と照らし合わせ命令に従うかどうかの判断が下されるのである。つまり、催眠状態のときに暗示を与えると46野の働きが低下しているため、暗示に従うかどうかの判断ができない。言語野からの情報がそのまま運動野に伝わる。思考が止まってしまったかのような行動をとることになる
 以上のことから憑依現象も催眠状態によって説明ができる。“こっくりさん”は体の力を抜いて、10円玉に集中する…リラックスした状態で、情報量が極端に制限されるためノルアドレナリンの分泌が減少し、催眠状態に導かれる。また特殊な例では瞬時に大量の情報を送り込んで46野が麻痺してしまうこともある。46野は一度に蓄えられる情報の量が限られている。そのため容量を超える情報が一度に入ると46野は麻痺してしまい、催眠状態を引き起こすという。家事で脱出した人の持ち出したものが自分の枕だった…などというのはまさにそれである。
 では暗示を与えない状態で、なぜ憑依したかのうような行動に導かれたのか。それは46野の活動が低下したために記憶が整理できなくなり、人格交替(Swiching)が起きたといえる。通常人格は前頭連合野の9野と10野で作られる。人格の情報が46野に入ることで自分の人格を意識する。催眠状態では46野の活動が低下しているために、46野は自分の人格の情報と他の人に関する記憶を区別できなくなってしまう。このため人格交替が起こるのである。
 それでは憑依現象を思わせるほどの不思議な力の発生はどう説明するのか。事例によると憑依されたかに見えた女性が男性の首を締め上げながら、持ち上げた…などの場合である。
 これも説明がつく。脳の最高司令部である46野ではリミッターとしての役割がある。通常、我々の体は筋肉の力を100㌫出すことはない。成人女性の腕の筋肉を見てみると片腕で約50㌔㌘の物を持ち上げる力があるという。ところが46野はリミッターの役割を担い筋肉が出す力を制御しているため筋肉の持つ力の50㌫しか出していない。骨折したり、筋肉が断裂したりするのを防ぐためである。しかしながら、46野の活動が低下していて、力を制御することができない場合に、とてつもなくものすごい力が出たりするのである。
 つまり催眠状態では…
①言われるままに行動する
②別の人格に交替する
③最大限の力を発揮できる
 催眠に入りやすいタイプを強いてあげると…
①熱中しやすい人
②子供(10歳をピークに歳をとるほど催眠状態に入りにくくなる)
③疲労時、睡眠不足の時など
 恐ろしい印象を持ちがちな催眠状態も効果的に利用できる「催眠療法」もある。
........
<催眠療法(Hypnotherapy)>
 パニック障害なども、これによって治療が可能である。突然激しい発作を伴い不安な心理状態に陥る症状である。パニック障害とは激しい恐怖の体験が一瞬のうちに強い記憶回路を作ってしまう病気である。それは生命の危機に関わるからである。非常に強い恐怖体験をすると通常よりも強い記憶の回路ができる。通常経験した記憶は2週間海馬に一時的に保存される。2週間後脳がその記憶を必要だと判断した場合のみその情報は大脳新皮質の様々な場所に記憶され、たくさんの神経回路によって結ばれる。思い出すと神経回路に電流が流れ、次第に太くなる。その結果、簡単に思い出すことができるのである。ところが強烈な恐怖などの生命の危機に関わる体験をした場合、ノルアドレナリンが大量に放出され、一瞬で太い神経回路ができることがある。同じような恐怖体験を回避するための脳の防御手段なのである。すると擬似的な体験をしただけで過去の恐怖体験が鮮明に頭に浮かび、同様の発作が起きたりするのである。一度できあがった脳内の強い神経回路を簡単に消すことはできな
い。しかし脳に恐怖体験とは別の新しい神経回路を作ってやることで克服することが可能だという。それは催眠状態が可能にしてくれる。
 ショックによって、喋ることができなくなったり、歩けなくなったりした人でも、催眠療法によって、記憶を呼び起こし、声の出し方や歩き方の神経回路に電流が流れ、神経回路を復活させるのである。
 憑依のような恐るべき状況を引き起こす催眠ではあるが、我々が持つ能力を最大限に発揮させる有効な手段ともなるそうだ。。
........
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奇妙な水難事故

2010-09-22 14:44:28 | 日記
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奇妙な水難事故

泳ぎの上手な子がが溺れたりと不思議なドザエモン事件が明るみに出た時期に学習する機会を得た。古いファイルから抜粋だ。

 不思議なドザエモンの発生原因として、
①満腹時の水泳が挙げられる。満腹時には横隔膜が押し上げられ、肺、心臓を圧迫し、呼吸・血液循環を妨げる。この状態で水泳をすると、肺への酸素、脳への十分な血液の供給が行われず、意識障害を引き起こしてしまうのである。
そのため食後は少なくとも、100分の間隔を空けて泳ぐのが望ましいとされている。
原因②ノーパニック症候群…。潜水時には何度も深呼吸をしてから泳ぐ。体内の二酸化炭素を放出しすぎてしまい、体内の酸素が足りなくなっても、脳から呼吸の指令が出なくなってしまうことがある。そのため体内の酸素が足りなくなったことに気づかず、意識不明に陥ってしまうのである。これを防ぐためには、深呼吸を過度に繰り返さない、長時間の潜水を避けるなどの注意が必要であるという。
原因③気管内吸水。夢中で泳いでいる時、少量の水が気管に入ることで、ごく稀に気管の神経を通って、通常ではありえない強いショックが心臓に伝わることがある。すると泳いでいる最中、突然心臓の動きが止まることがあるという。これを未然に防ぐには、自分の能力以上に泳がない、少しでも疲れたら休むなどの注意が必要である。
........
 さらに溺死事故の新たな原因が浮かび上がっている。水泳中の子供の溺死原因で最も多いのが心臓麻痺。これは、急に冷たい水に入るという刺激や、体に高血圧や、動脈硬化といった症状がある場合、血管が塞がるなどの原因によって心臓が突然停止してしまう急性心不全のことを意味する。
 しかしながら、心臓麻痺を起こすような要因がなくても、原因が特定できずに心臓麻痺と診断される場合が多いという。そこで小野耳鼻咽喉科医院の小野忠彦院長が溺死した子供の耳を解剖したところ役7割の率で中耳に内出血を認めたという。これは中耳が鼻とつながっていることにより圧力異常が起こり、内出血に至ったといえる。つまり、中耳の内出血は水泳中の息継ぎの失敗が原因といえる。通常、地上での呼吸は鼻から吸って、口から出すという鼻呼吸を行っている。ところが水泳中の呼吸は、口から吸って鼻から出すという口呼吸を行っている。ところが成長途中の子供たちは、この口呼吸が上手く行かず、鼻から水を吸っ
てしまう。普通はこの段階で、鼻の奥にツンとした痛みを覚えるはずである。これは鼻から吸った水が耳管に入ると、空気以外の異物が入ることで耳管が閉じる。この時、耳管が異物と接触することで、痛みを感じるのである。ところが鼻から吸い込んだ水が急激で耳管の反応が間に合わない場合、水が中耳まで上がってきてしまい、中耳内の圧力は急上昇、壁一帯が押し潰され、平衡感覚の機能が一気に低下してしまう。すると目眩を起こし、平衡感覚が失われてしまう。実は中耳の内出血は泳ぎが上手な子供に多い。鼻から水を吸い込んでも、無理をして、泳ぎを続け、中耳の圧力の上昇が進行し、内出血が起こるからである。
←どざえもんじゃないし…
 さらに、この中耳の内出血はほとんど子供に起きている。というのは大人になるにつれて耳管は長く、細く、角度が急になるため、水が入りにくくなる。内出血までに至らなくなるのである。ところが子供の場合、耳管が短く、太く、水平に近いために水が入りやすく、内圧が上昇しやすく、出血しやすくなるのである。
これを防ぐためには、泳ぐ際の正しい呼吸法を身につけることが一番大切である。
①息継ぎは必ず口から吸って鼻から出す癖をつける
②誤って鼻から水を吸い、気分が悪くなったら、水泳を中止してすぐ水から出ることである
③風邪気味のときは耳管の働きが弱まっているので泳ぐのを控える
④溺れてしまったら4分以内に心臓マッサージを行う。1998年6月~8月に起こった水難事故の警察庁の調べによると、1010件中、死亡事故に至ったのは、555件と半数以上にも及んだという。上記の方法によって、子供を水難事故から守ることが望ましい。

こちらにもおこしやす。
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未分化セル

2010-09-22 10:15:20 | 日記
未分化細胞について学んでみた。SFの世界が現実となる日も遠くないかもしれない。

 人体のあらゆるパーツを再生できる可能性が出てきたということを知ったのが約10年ほど前。その後どの程度進歩したか、追跡はしていないが、私が学んだことを読者と共有してみたい。
 今まで人間がイモリのように人体を再生できない理由として次のものが挙げられていた。
............
①脱分化によって細胞が作れない。
②ホメオボックス遺伝子を再び働かせることができない。
しかしながら、現代の医学の進歩によって、イモリが脱分化によって作り出す未分化細胞を人間も持っていたことが判明した。
 受精した卵が分裂を繰り返すごとに細胞は役割を与えられる。それが機能の違う約200種類の細胞になる。つまり人間の体は約200種類の細胞からできている。
 その中で途中で分化が止まり,器官になれない細胞が発見された。これが未分化細胞である。
 実はこの未分化細胞が人体のあらゆるところにあるという。
....
 人間がイモリのように再生できない理由として
(1)未分化細胞をつくれない
(2)ホメオボックス遺伝子を再び働かせることができない…
このうちの(1)が消えたのである。
 昨今では残された(2)の問題も、ホメオボックス遺伝子を働かせずに未分化細胞を使って人間も再生できることが明らかになった。
 それには2つの条件を与えることで再生することが可能だという。
 その条件というのは…
Ⅰ 再生の場を与える…細胞外マトリックス(Extracellular Matrix)という建築現場の足場のようなものを与え、細胞が止どまるための足場でそこに細胞が手足を伸ばしてつかまっている。これがないと、細胞は止どまることができず、組織を作り上げることができない。

 つまり再生するための条件1は細胞マトリックスであるところのコラーゲンなどを足場として設けることである。そうすることで未分化細胞が集まるのである。
 再生するための条件2として…
Ⅱ 細胞成長因子を与える…これは細胞同志のコミュニケーションをとるためのタンパク質で、細胞から別の細胞へ指示を出す。
 この細胞成長因子の指示により未分化細胞 必要な細胞へと姿を変えていくのである
。今現在数十種類の細胞成長因子が発見されている。
 たとえばBMPという細胞成長因子が未分化細胞に働くと、骨の細胞になる。FGFという細胞成長因子が未分化細胞に働くと、血管の細胞になる。またHGHという細胞成長因子が未分化細胞に働くと、肝臓の細胞が増殖するのである。
........
 つまり細胞の足場となる再生の場と、細胞に指示を出す細胞成長因子という2つの条件を与えることで、ホメオボックス遺伝子を再び働かせることなく、失われた細胞の再生が可能となったのである。
再生医学は未分化細胞を利用し、骨ばかりではなく、臓器の細胞を作り出すことを可能にした。今では心筋細胞の再生や(脳の未分化細胞にFGF2という細胞成長因子を与えることで)脳の神経細胞の再生に成功しており、これにより脳疾患の治療が飛躍的に進むことが期待できるという。

 さらに人体再生の鍵を握るある物質が発見された。
 これまでのホメオボックス遺伝子を働かせずに組織を再生させる方法に対して、ホメオボックス遺伝子を再び働かせて人体を再生させる方法が発見されたのである。前者の医学的アプローチによれば、下請工場に一つ一つ部品を買う方法に似ているが、どんな部品を、どれだけ集め、どのように組み立てるのか自分自身が考えなければならなかった。しかし、後者のホメオボックス遺伝子を使う生物学的アプローチによると、車のディーラーに行って、「車をください」というだけで、車のメーカーがすべての部品を集め、部品を組み立て、完成した車を手に入れることができるができるのに似ている。つまりホメオボックス遺伝子を再び働かせると、自動的に体の器官が組み立てられていくのである。それではどのようにしてホメオボックス遺伝子を再び働かせるのか?
 1989年、東京大学大学院総合文化研究科の浅島誠教授によって、ホメオボックス遺伝子のスィッチ押す誘導物質が発見されたのである。それはActivinといい、タンパク質の一種で体内でホルモンとして働く。これが放出されると、脳下垂体が感知し、女性ホルモンの分泌や精子を作るのを促進する。さらにActivinがホメオボックス遺伝子を再び働かせる物質の一つであることが判明したという。
イモリを使った実験によるとこのAcitivinの濃度を変えるだけで、試験管の中で特定の臓器だけを作れることが明らかになった。これはホメオボックス遺伝子というものが、生物のあらゆる器官を作る設計図であり、この設計図によって、筋肉や心臓といったさまざまな器官が作り出されている。しかし、ホメオボックス遺伝子にはすべての部分が同時にスタートするのではない。重要な器官のホメオボックス遺伝子が順番に起動し、生物の器官が作られるのである。この詳しいメカニズムは解明されていないが、起動の順番を決めているのが誘導物質の濃度であるという。
今後Activinなどの誘導物質の研究が進み、ホメオボックス遺伝子を再び自由に働かせることができれば人体のすべての器官が作り出せるという。今のスピードで医学が進めば30年後には人体が再生する可能性がある。
 カナダトロント大学では「LIFE計画」というものが研究されている。これは臓器不足によって苦しい闘病生活を強いられている患者のために再生医学の技術により臓器を作り、再生臓器センターを開設することである。その予算は約50億ドル。
 この計画の最大の研究目標は再生医学により心臓を完成させ、10年後には完全な心臓を使って人間で臨床実験が行えるようにすることだという。さらに再生の研究が進み、様々な問題点が解決すれば、拒絶反応を気にすることなく、心臓移植等が可能になるという。
 シミュレーションによると、生まれる前に受精卵から取り出した未分化細胞を「細胞銀行」に預け、ある程度成長させた後、液体窒素によって凍結保存してもらうことで、何らかの生命の危機に直面した際に、IDカードによる照合を行い、臓器の再生を施してもらう。1ヶ月ほどで、臓器の再生が行われ、本人の未分化細胞から作り出したそれで、何の拒絶反応もなく、移植を施すことができるという。これは研究が順調に進んだ時の未来シミュレーション…。
 現在、人間の発生メカニズムは急速に解明されている。と同時に再生医学と遺伝子の解明が進んでいる。人類が怪我や病気で失った人体の一部を取り戻すことも、近い将来夢物語ではなくなるかもしれない。
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イイダコイイゾウ氏からの着眼力( 記憶力?) と創造力( 想像力?)

2010-09-20 09:47:10 | 日記
イイダコイイゾウ氏のブログでインテルのCMから空想が始まり、イラスト化されていた。短いCMからよくもこんなイメージが広がったものだ。
....

これもだ…↓


さらに映画ツナミの予告にまでいつもの熟女が…。


CMや予告を見ないと面白さが伝わらないかも?
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某、美白の館で昼飯を食べた

2010-09-20 07:53:00 | 日記
昨日の話である。女房が頼んだ海鮮ちらしを撮ろうと思ったが、保存し損ねた。
煮込みハンバーグを頼もうとしたらチキンハンバーグカレーに変わってしまった。じっくり選び直せばよかったが、「じゃ、それでいいです」と言ってしまった。ん~まずくはなかったが、ミスチョイス。
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日曜日はコック3

2010-09-19 12:33:56 | 日記
女房、義父と野菜サンドを作ってあけ、最後に自分の分を作って食べた。
中身のポテトサラダはややスバイシーだった。
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日曜日はコックさん2

2010-09-19 12:04:52 | 日記
義父には「お義父さんのパン(高脂肪系)でサンドイッチにしましょうか?」と話しかけ、歓迎してくれた(?)ので↑の如く作った。
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日曜日はコックさん

2010-09-19 11:54:52 | 日記
待てない腹っぺらしの女房一番に野菜トースト。
ポテトサラダも食パンも低カロリーものを使用。
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滅びる沿岸

2010-09-18 19:22:44 | 日記
「滅びる沿岸」と言っても、20年ほど前に学習したことなので、改善が進んで、蘇って来ているかも知れないし、またそう望みたい。
 北海道熊石町の沿岸地域では沿岸の海底部分が白いもので覆われ死の海と化しているという。この熊石町では古くから漁業が盛んで昆布漁などが行われていた。ところが最近では昆布が急激に減少し、漁師等を脅かしているという。それも乱獲が原因ではなく、海底を覆う白い怪物が原因だという。
 昆布だけではなく、その他の海藻類や魚などの生き物を寄せず、かろうじてウニだけが生息しているが、肝心な卵巣を持たない不完全なものであった。
....← この白い怪物の正体だが「石灰藻(CORALLINE ALGAE)」というものであり、カルシウムを多く含む極めて堅い藻の一種で、本来は岩の表面に生息し、ほかの海藻とバランスよく共存している。熊石町のように石灰藻だけが海底を覆い尽くすことは自然界では通常ありえないことであった。
 そしてこの状態は生態系に重大な影響が生じるという。
 普通岩にはコンブやカジメが生息し、魚の産卵場所や稚魚の隠れ場所となって“海のゆりかご”として機能している。しかし石灰藻が岩を覆い尽くすと剥がそうとしても剥がれない。このため海藻は新たに岩にはりつくことができず、しだいになくなり、魚介類は産卵場所や隠れ場所を失う。するとほとんどの生物が生息できない“海の砂漠化(SEA DESERT)”となってしまうのである。ただ海草をエサとしているウニだけは硬い石灰藻でも食べることができるため貧弱ではあるが(石灰藻は栄養が少ないため)、辛うじて生息できるのである。
 この海の砂漠化現象は日本全国に広がって行き三重県方座浦漁港、鹿児島の枕崎漁港などは深刻な問題となっているらしい(繰り返しますが20年ほど前の話なので改善が進んでいるかもしれない)。

 日本の沿岸・沖合いの過去10年間の漁獲量を見てみると半分の500万㌧にまで落ち込んでいる。石灰藻の地域と漁獲量の激減地域はことごとく一致している。
 つまり日本の漁獲量を激減させた大きな原因の一つが石灰藻の異常繁殖だった。
 では、なぜ石灰藻が異常繁殖してしまったのかというと、そもそも石灰藻は決してめずらしい藻ではなく、いたるところに分布し、他の海藻とバランスよく生息している。ところが海藻とのバランスがある原因によって崩れ石灰藻が異常繁殖してしまったのだそうだ。その原因とは…。
 それは陸から海に流入しているフルボ酸鉄の減少が災いしているのである。このフルボ酸鉄(IRON FULVATE)とは森林の土壌に住んでいるバクテリアが落ち葉などを分解する際に作り出すフルボ酸ともともと土壌にある鉄とが結びついた物質で雨によって土壌から川に流れだし、海に到達する。このようにして陸だけにしか存在しないフルボ酸鉄は海に広がって行くのである。フルボ酸鉄、窒素、リン、カリウムなどは海藻に吸収される。つまり海藻は生きるために必要な鉄分を陸から得ていたのである。フルボ酸鉄は海藻にとってなくてはならない物質だったのである。さらにこのフルボ酸鉄は石灰藻の増殖を止めてしまう効果をもっている。まさに石灰藻の天敵といえる物質なのである。
 石灰藻が異常繁殖した原因は陸から海へのフルボ酸鉄の共給量の減少したためと言える。これは広範囲にわたる森林の伐採が災いしている。当然落ち葉はなくなり、バクテリアは死滅する。その結果フルボ酸鉄も生産されなくなったのである。そこへ川に建設されたダムはフルボ酸鉄を含んだ土砂までせき止めてしまう。川の護岸工事はフルボ酸鉄を含んだ地下水をも遮断してしまう。
 海岸線の道路もフルボ酸鉄を遮断してしまう。
 このように陸から海へのフルボ酸鉄の供給量が減ったために海藻が減り、石灰藻が異常繁殖したのである。
 対策としてフルボ酸鉄を海にまく方法も考えられたが、コストがあまりにもかかりすぎる。
 現実的な対策として森林を増やす方法もあるが、成長には30年かかるため多くの時間が必要。そこで浮上している対策法として、わずかに残された海藻を促進させ、増やす方法として深層水を使った方法が研究中である。この深層水(DEEP SEAWATER)とは太陽光の届かない水深300㍍以下の海水のことである。
........
ちなみに水深300㍍より浅いところにある海水は表層水という。
 この深層水は地球上のある限られた場所で作られる。グリーンランド沖で冷やされた海水は比重が重くなり沈んでいく。グリーンランド沖で作られた深層水は海底を這うように大西洋をくだり、インド洋と北太平洋と2つのルートに分かれる。そして地球すべての海で大循環している。深層水は1秒間に4000万㌧が作りだされ、ゆっくりと循環し、地球を1周するのに2000年かかるという。さらに2つの特徴があり、1つは栄養性(NUTRITION)である。海には窒素、リン、ケイ酸といった無機質が含まれているが、表層水では海藻やプランクトンにそれらが消費され、無機物質は少ない。ところが深層水では海藻やプランクトンが生息していないので無機物質が消費されず、膨大な量が蓄積されている。もう1つの特徴は清淨性(PURITY)で表層水と深層水は比重の違いから混じり合うことがない。つまり表層水が汚染されたとしても深層水に影響がおよぶことはないのである。さらに低温であるため病原菌が繁植しにくい。
............
研究によると深層水を使ってコンブを育てると2倍のスピードで成長する。これは深層水に含まれる豊富な無機物質がコンブの栄養源となり、成長を促したことが考えられる。この深層水をポンプでくみ上げ、石灰藻で覆われた海域に放水してやることでわずかに残された海藻類を増やし、回復を望むことができるのではないかと考えられている。しかも深層水は海水の90㌫を占めている。使い尽くしてしまう心配もない。
 特にわれわれ日本人は四方を海に囲まれ、恵まれた資源の恩恵を得てきたが、その資源には限界があり、生態系を狂わせてきた。この白い怪物“石灰藻”はそんな人間達への警鐘ではないか……っていうか今どうなんだろう。

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