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hiroの花便り

我が家に咲く花や日々の暮らしを綴っていきたいと思います

『燕雲台(えんうんだい)-The Legend of Empress-』

2023-07-03 | 中国ドラマ

早いもので今年も半年が過ぎました。
この間に観た中国時代ドラマは『長安 賢后伝』『明蘭~才媛の春~ 』『燕雲台』の3作品で
どれも時代背景は、五代十国(907年-960年)から北宋時代(960年-1127年)。
日本では平安時代(794-1185)に当たります。

『長安 賢后伝』は、
中国の五代十国時代、架空4国が舞台のフィクション。
時代は異なりますが、モデルとなった人物や国はあるそうです。

『燕雲台(えんうんだい)-The Legend of Empress-』は、
史実に基づいたドラマで、五代十国から北宋時代にかけての遼が舞台です。

『明蘭~才媛の春~』は、漢民族による中華王朝・宋(北宋)が舞台の
フィクションですが、この時代の官僚の暮らしぶりや、
理想的な夫婦のあり方、女性の生き方などがよくわかります。

 

高校時代、世界史は選択しましたが、中国史は日本と関りがあったことを
ほんの少し覚えている程度。
ドラマを理解する手助けになればと、少し勉強しました。

まず、五代十国時代の五代とは、華北(黄河流域)におよそ10数年ずつ交替した、
後梁・後唐・後晋・後漢・後周の五王朝のことで、
十国とはその他の地域に興亡した、
呉越・南唐・前蜀・後蜀・呉・閩(びん)・荊南・楚・南漢・北漢などの十王朝をいう。

(↑画像はお借りしました↓)

遼と宋が奪い合った燕雲十六州

『燕雲台』の舞台となった遼(916年-1125年)は、
契丹人(モンゴル高原に住んでいた騎馬遊牧民)耶律氏の征服王朝。
遼と宋との境にある燕雲十六州(現在の北京市・大同市など中国における要所)
後晋・五代の石敬瑭が、後唐を一緒に倒してくれたお礼として
遼へ与えた「割譲地」で、中国の外に本拠地をおきながら、
中国の一部を割譲させて領有したのは遼が最初であり、
東アジアの歴史のうえで画期的な出来事だったそうです。
遼は北方民族に対しては従来からの部族制によって支配したが、
漢民族に対しては中国的な州県制で統治するという二重統治体制をとりました。

現在2度目の視聴中である『明蘭~才媛の春~ 』の中で、
盛家の正室・王若弗が
「口論で万事解決できるなら、宋はとうに燕雲十六州を奪還している」
という台詞がありますが、宋は燕雲十六州をずっと取り返したかったようです。
実際、返還されたのは1368年、明がモンゴル帝国を倒した時だそうです。

あらすじ

ドラマの舞台は遼(契丹)の第4代皇帝 穆宗から6代聖宗の時代。
契丹人の国である遼の北府宰相・蕭思温(しょうしおん)
の三女・蕭燕燕(しょうえんえん)は、父親と長女・蕭胡輦(しょうこれん)、
次女・蕭烏骨里(しょううこつり)の愛を受け、真っすぐで勇敢な女性に育つ。
朝廷では暴君として恐れられる第4代皇帝・穆宗(ぼくそう)の座を狙い、
権力争いが続いており、皇后を輩出する后族の筆頭である
蕭家の三姉妹は、王位簒奪の切り札とされていた。
その結果、長女・胡輦は穆宗の弟・耶律罨撒葛(やりつえんさつかつ)に、
次女・烏骨里は初代皇帝・太祖の孫・耶律喜隠(やりつきいん)に嫁ぐことになる。

蕭燕燕は、漢民族ながら遼の朝臣である韓徳譲(かんとくじょう)と出逢い、
愛し合うようになるが、暗殺された前皇帝の息子・耶律賢(やりつけん)は、
聡明さと洞察力を兼ね備える燕燕を将来の己の皇后にしたいと考え、
無二の親友・徳譲から奪う。
婚約者との愛を引き裂かれ、骨肉の権力闘争に巻き込まれた燕燕だったが、
困難を乗り越えながら、皇后への過酷な運命を歩んでいく。

 

蕭燕燕は16歳で結婚しましたが、夫の皇帝・耶律賢/景宗は病弱だったため、
即位わずか13年で崩御、34歳の若さでした。
息子の梁王・耶律隆緒/聖宗が12歳で即位し、29歳で皇太后となります。

皇帝・耶律賢/景宗は、死の間際、韓徳譲は父と母が最も信頼する人物だから、
父に対するのと同じように敬い、誠意をもって接するようにと景宗に遺言します。
蕭燕燕と韓徳譲には、かつて裏切ったことを謝罪し、二人に我が子を託します。



聖宗が成人すると、耶律虎古ら皇族からたくさんの縁談が持ち込まれますが、
聖宗は誕生日の宴で韓徳譲の姪である蕭菩薩哥(しょうぼさつか)を見初めていたので、
燕燕に妃選びについて尋ねられると、蕭菩薩哥のことを話します。
蕭燕燕も妃にふさわしいと認める。

その後聖宗は、「父上が亡くなった後、国と私のことだけを考え、自分のことを
後回しにしている母上が心配なので、母上にも新たな人生を歩んでほしい」と言います。
聖宗の後押しもあり、蕭燕燕は韓徳譲と結婚。
韓徳譲に耶律姓を与えて皇族に加え、地位は親王の上とし、朝廷でひざまずかなくても
よいとの聖旨を侍従に読み上げさせた。

蕭燕燕は摂政として27年間政治と軍事の指揮をとり、周辺諸国との争いにも
第一線で活躍し、57歳で病死しました。
韓徳譲はその15ヵ月後に亡くなりますが、聖宗は国葬で彼を送り、
蕭燕燕の陵墓の側にお墓を立てたそうです。

後半も骨肉闘争や陰謀、数々の困難がありましたが、蕭燕燕と韓徳譲、
燕燕の息子・聖宗に焦点をあて、簡単なあらすじを書きました。

思う人と結ばれず、という点では、『長安 賢后伝』のヒロイン賀蘭茗玉と同じで、
ついつい比べてしまいますが、蕭燕燕の方がずっと、
強く賢い女性だと思いました。
賀蘭茗玉も聡明ですが、国の大局ばかり考えず、息子をちゃんと育て
蕭承煦の心をもっとくみとってほしかったです。
(『長安 賢后伝』はもうとっくに見終わっているのになかなか記事が書けません)

コメント (2)
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中国ドラマ『慶余年~麒麟児、現る~』

2023-01-18 | 中国ドラマ

『慶余年~麒麟児、現る~』全46話
2022年10月25日~2022年12月27日 TOKYO MXで視聴。

本作は、中国の三大テレビドラマ賞の一つ、第26回白玉蘭賞最優秀脚色賞を始め、
国劇盛典実力派俳優賞、第4回金骨朶網絡影視盛典年間演技派俳優賞など総計16冠を獲得し、
総再生回数160億回を超える(※2021年6月時点)超話題作で、
その人気は中国国内にとどまらず、世界10カ国に輸出され、18局で放送されたそうです。

現代の知識を持って南慶国に生まれ変わった范閑(ファン·シエン)。
高官の隠し子として生まれるが、生後すぐに母親を殺され、
田舎(澹州)で、母親の護衛だった五竹や陛下直属の鑑査院所属の費介に、
武術や医術を叩き込まれて成長する。

ある日、都からの使者がやってくるが、同時に命を狙われることになった笵閑。
自分の命を狙ったのは誰なのか、母親はなぜ死んだのか…。
その謎を解くため范閑は京都へ行くことに…。
都に到着した范閑を待ち受けていたのは、皇帝・慶帝の命による縁談でした。
莫大な富を生む商売・「内庫」を管理している
慶帝の異母妹・李雲睿(リー・ユンルイ)の娘、林婉児(リン・ワンアル)結婚し、
その権利を取り戻せというのだ…。

主役のチャン・ルオユンは数多い中国のイケメン俳優さんとは一味違う役者さんでしたが、
現代知識を駆使し、数々の障壁や難題を軽々とクリアし、
巧みに人の懐に入っていく主人公の笵閑を、ここまでかと思うほど魅力的に演じていました。
観ていくうちにどんどん好きになっていく俳優さん…。
最後は気になる終わり方でしたが、2部があるとのことなので楽しみです。

********

現在、視聴をストップしている中国時代劇が2作品あります。
Amazonプライムで視聴中の『三国志 Secret of Three Kingdoms』と
TOKYO MXで放送中の『長安 賢后伝』です。
『三国志 Secret of Three Kingdoms』は、54話中34話迄視聴済みなのですが、
2ヶ月ぐらい前から中断しています。
原因は、主人公・劉平の性格にあるのかもしれません。
献帝が早世をし、密かに司馬家で育てられていた双子の弟、劉平が入れ替わり
漢朝の再興を謀るお話なのですが、その劉平が優しすぎて皇帝になる気があるのか
はっきりしないし、入れ替わった当時から妻・伏寿の言いなりで、
その姿が、母親(伏寿ですが)の言いなりになる息子のように見えて頼りなかったからです。
『長安 賢后伝』は中国ドラマにしては人物関係などが把握しやすく、
分り易いドラマなのですが、8話迄見た段階で次が気になり、ネットで最終話まで
あらすじを読んだところ、あまりにも悲しく、幸せになる人が一人もいなかったので…。
今は録画だけしていますが、そのうちに観るかもしれません。

ご訪問ありがとうございます。
本日は都合によりコメント欄を閉じさせていただきます。

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中国ドラマ『琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』/小さな秋

2022-11-07 | 中国ドラマ

『琅琊榜 〜麒麟の才子、風雲起こす〜』45min54話をアマプラで見ました。
このドラマは2015年中国版エミー賞10冠獲得の大ヒット作で
天才軍師・諸葛孔明を超える策士・梅長蘇が巻き起こす宮廷復讐劇です。

ドラマを見ようと思ったきっかけは、22歳当時『蒼穹の剣』で
主役を演じたウー・レイが、子役として出演していたことを知り、
少年時代の彼を見てみたかったという軽い気持ちからでした。

この時14歳だったウー・レイは、顔は童顔でしたが身長は高く、
とてもかっこよかった。返事をするとき、口をとがらせて「うん、うん」と
頷く表情などは、昔の日本の子供のようで、見るたびに、頬が緩んでいました。

各国の政治にも影響力を与える情報組織・琅琊閣。
そこにはあらゆる情報が集まり、お金さえ払えば、どんな質問にも正確な答えを
得ることが出来ると言う。
タイトルの「琅琊榜」とは、その琅琊閣が毎年発表するランキングのこと。
またサブタイトルの中にある「麒麟」とは
中国の想像上の動物で、聖人が出現する前兆として現れたり、
才能に傑出した人という意味だそうです。

この物語の舞台は南北朝時代を模した架空の国・梁。
都では皇太子と第5皇子・誉王(よおう)との後継者争いが激しさを増していた。
そんななか、2人は情報組織「琅琊閣」から
“麒麟の才子を得た者が天下を得る”という情報を手に入れる。
その麒麟の才子とは、江左盟の宗主・梅長蘇のことだった。
両者は早速、梅長蘇の獲得に乗り出すが、梅長蘇は蘇哲(そてつ)と名を変え、
都に潜入していた。
梅長蘇は、かつて赤焔軍を率いていた将軍・林燮 (りんしょう)の息子、林殊。
赤焔軍が殲滅された時に生き残ったが、火寒毒に侵されて容貌が一変し、
体も病弱になっている。冷静沈着で優れた頭脳を持ち、
12年前に罪を着せられた林家の汚名をそそぐため、梁の都・金陵に舞い戻り、
朝廷の権力争いに身を投じる。
(公式サイトより)

南北朝時代は、北魏が華北を統一した439年から、隋が中国を再び統一する
589年までの時代で、中国の南北に王朝が並立していた時期です。
日本では古墳時代に当たり、ヤマト王権による統一が進み、
蘇我氏が物部氏を滅ぼした頃(587年)まででした。
こんな時代にあらゆる分野のランキングがあったとは驚きました。
また、女性も男性に負けないほどの剣客がおり、
戦地に赴いたりしますが、この頃の日本の女性はどうだったのでしょうね。

このドラマの面白いところは、正体を隠し誉王の謀士となった梅長蘇が
誉王を巧みに操り、皇太子派と誉王派の勢力を削ぎ、
緻密な計算と駆け引きで、君主の器量を持つ第7皇子・靖王を
後継者の座に就けるところ。
義にあふれた男たちの友情と絆。
梅長蘇が元婚約者・穆霓凰(ぼく・げいおう)に寄せる一途な思いも良かった。
ランキングでいうと、今まで見た中国時代ドラマで№1の作品でした。

中国ドラマは時代劇しか見ていませんが、見るたびに素敵な俳優さんに出会えます。
今回は主人公の梅長蘇を演じた胡歌(フー・ゴー)。
年齢は40歳のようですが、優しそうで気品のある端正な顔立ちと演技力が素晴しかった。

✼••┈┈┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈┈┈••✼

小さな秋

ハツユキカズラの紅葉

ゴールデンサンの紅葉

クリスマスホーリー

千両

黄実の千両も少しですが生っています

ご近所のMTさんから柿を頂きました。
いつもありがとうございます。

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中国ドラマ『蒼穹の剣』

2022-10-14 | 中国ドラマ

ドラマ三昧の日々が続いています。
アマプラで中国ドラマ『蒼穹の剣』・全45話を、10月10日に約1週間で観終え、
11日から13日の3日間で、韓国ドラマ『ミセン』・全20話を観終えました。
その他にTOKYO MX1で韓国の30分ドラマ、『病院船』を、J:COMで『自己発光オフィス』
を録画観賞しているので、もう病気といってよいかもしれません。
今日はその中から中国ドラマ『蒼穹の剣』を記録に残しておきたいと思います。

あらすじ(アマゾン・プライム)より

弱肉強食の地“闘気大陸”を舞台に、すべてを失った1人の青年の逆襲が始まる…。
わずか9歳で、天才的な武芸者として頭角を現した䔥炎(しょう・えん)。
しかし、その後何年にもわたり、彼は苦難の道は歩むこととなる。
無実の罪に問われた母は自害、彼自身も身につけた闘気を失ったばかりか、
許嫁にも去られてしまう。何もかもなくした䔥炎だったが、
伝説の闘尊・薬塵(やくじん)との出会いをきっかけに武芸を究め、
遂にはこの世を暗黒に染めようと企む強大な悪に闘いを挑む。
 
 
ゲームのようにスピード感があり、1話が終了しても
すぐに次を見たくなり、寝不足状態が続きました。
お子様向けのような気もしますが
なんといっても俳優陣が素晴らしい。
 
 
ウー・レイは初めて見ましたが、口元が福山雅治に似ていてイケメン。
今22歳だそうですが、子役から俳優を続けているので演技力も確かです。
 
ジェリー・リンは映画「人魚姫」で一躍有名になった女優さんだそうです。
子供の頃、蕭家に引き取られ蕭炎とは兄妹のように育ち、
蕭炎を励まし、支えてきましたが、最終章、最後のシーンが気になります。
 
シャオ・ジャンは『陳情令』で見たばかり…。
そのイケメンぶりに魅せられましたが、今回はウー・レイの方が1ポイント上かしら…。
相関図の下段左から4人はシャオ・ジャンが属する
x玖少年团のメンバーで、ドラマのエンディング曲も歌っています。
 
 
ネタばれですが…。
最終章では、嫣然(えんぜん)との果し合いに勝利し、三年前の一方的な婚約破棄の
屈辱を晴らし、雲山との戦いにも勝利し、これで万々歳と思いましたが、
魂殿の範嶗(はんろう)が現れ、さらに戦わなけてはならなくなりました。
大師匠のバックアップもあり、勝利はしたものの、瀕死の重傷を負ってしまう蕭炎。
小医仙に連れられ、山の中にかくまわれましたが、
小医仙が薬をとりに行った隙に、韓楓(かんほう)が現れて、蕭炎から指輪をもぎ取り、
薫児までが、蕭炎の首に掛けている、蕭家の宝、帝陀古玉を引きちぎり、
まだ息のある瀕死の蕭炎を残して立ち去ってしまう。
蕭炎が、がばっと起き上がったところでドラマは終わりましたが、
すべてを失った蕭炎は、これから先、どうなるのでしょう。
続きは第二期でのお楽しみとなるようですが、ネットの噂では配役が大幅に変わるとか…。
このままのキャストで続けてほしいです。
 
 
エンディング曲:x玖少年団
 
剣を取れ 立ち向かえ 漆黒に染まる この世界へ
隠れた愛憎を あらわにし 熱くなる人生を 駆けよ
この願いを かなえるため 誓いを立て 黄金の武器を得よ
たぎる溶岩を 凍てつかせ 無我の境地に 飛び込もう
孤高に 重い剣を握る 未熟な心を 揺らす憂い
迫りくる困難に 悩みは募るばかり この世を狭しと 駆け回り
混沌の中 邪悪と戦う 苦難から逃れるための 翼が欲しい
 
若者は絶望に負けず(少年は成長を遂げ) 若者は絶望に負けず(漆黒に染まる世界へ)
英雄は名を問わない(龍の心を得て 立ち向かう) 英雄は名を問わない(拳を固く握りしめ)
強者の中に殴り込み(磨き上げた技を放つ) 
若き新星の 誕生を知らせろ(約束を果たせと迫り) 
若き新星の 誕生を知らせろ(全身全霊を 一撃に込める) 
 
chorus-kazeアッコさん、歌詞の意味を教えて頂き、ありがとうございました。
 
✼••┈┈┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈┈┈••✼
 
ご訪問ありがとうございます。
本日はコメント欄を閉じさせていただきます。
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中国ドラマ『天機十二宮~陰謀と2つの愛~』

2022-10-12 | 中国ドラマ

中国の歴史ドラマ『蒼穹の剣』全45話を見終わりました。
(こちらは後ほど)
中国時代劇は、武将たちが天下統一を狙う「歴史大河ドラマ・戦国ドラマ」
皇帝をとりまく女たちの生き様を描く「宮廷ドラマ」
武芸者たちの武芸・アクションが見所の「武侠ドラマ」に分けられるそうです。

私が今まで見た中国時代劇を、見た順に並べると、下記の4作品です。
『天機十二宮~陰謀と2つの愛~』・・・ファンタジー武侠ドラマ
『瓔珞〈エイラク〉~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』・・・宮廷ドラマ 
『陳情令』・・・ファンタジー武侠ドラマ
『蒼穹の剣』・・・ファンタジー武侠ドラマ、

5作品目の宮廷ドラマ『如懿伝 〜紫禁城に散る宿命の王妃〜』は、J:テレで放送中なので、
録画をして見ていましたが、ついつい同時代を描いた『瓔珞』と比較してしまい、
登場人物の性格描写などが、『瓔珞』とは大分違うので
今は録画のみで見るのはやめています。そのうち気が向いたら見るかもしれません。

✼••┈┈┈┈┈┈••✼✼••┈┈┈┈┈┈••✼

今回ご紹介の『天機十二宮~陰謀と2つの愛~』は
『瓔珞〈エイラク〉~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃~』とJ:テレで同時進行で見ていました。

原作は中国のサスペンス専門WEBサイトで、10点満点中9.8点を獲得した作品で、
時代劇にロマンス、そしてミステリ要素が加わっています。

人が空を飛ぶシーンは武侠ドラマにはつきもので、初めて見たときは
ひいてしまいましたが、武侠文化は数千年の歴史がある中国の伝統文化なのだそうです。
まだ『三国志』のような正史ドラマを見たことがないので、その中でどのように
扱われているのか、興味はありますが、話数がとても長そうなので躊躇しています。

事件解決を図りながら変化していく、三人の若者の姿が良く描かれていたし、
全20話と中国ドラマにしては短かったので、気楽に見られました。
俳優では万筠霊(ばん・いんれい)役のフー・イーシュエンが可愛かった。

あらすじ(ネットより)

大金が盗まれた事件で朝廷から追われることとなった組織「天機十二宮」。
その頭領の一人である沈爻(しん・こう)は、組織の汚名をすすぐため、
警察組織である刑律司に潜り込もうと都にやってくる。
街で出くわした刑律司の万筠霊(ばん・いんれい)の窮地を救った沈爻は、
筠霊の幼馴染で刑律司をとりまとめる総捕頭の玉長風(ぎょく・ちょうふう)の目に留まる。
筠霊は、十二宮の事件の咎で冷遇されている兄の潔白を明らかにしようと、
皇帝の娘という身分を隠して刑律司となっていたのだった。
筠霊を助けたことと、都で起きた事件の解決の一端を担ったことで、
沈爻は晴れて刑律司の一員となる。
筠霊は、何かと軽口を叩く沈爻が不愉快でならない。
しかし、刑律司として共に都で起きる事件を解決していくうちに、
新しい世界を見せてくれる沈爻に少しずつ惹かれていく。
そんな二人の姿に、密かに筠霊を思い続けてきた長風は心中穏やかではない…。

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中国ドラマ「陳情令」/庭の花

2022-09-19 | 中国ドラマ

古代中国が舞台のファンタジードラマ「陳情令」。
最初はわかり難かったものの、進むに従い面白くなり、
1時間・50話(1~3話は2回見たので正確には53話)もあるドラマを
9日間でイッキ見してしまいました。

まず慣れるまでは、名前や地名を読むのが大変でした。
登場人物が多い上に、名前や地名は、日本語読みではなく中国語読みなので
主人公の魏無羨はウェイ ウーシェンと読み、ルビがふってあっても、
まごまごしていると次のシーンに移ってしまいます。

名前も字で呼ぶ魏無羨(ウェイ ウーシェン)の他
姓名で呼ぶときは、魏嬰(ウェイ イン)、
号で呼ぶときは夷陵老祖(イーリン ラォズゥー)の3通りもあり、
姉の江厭離(ジャン イエンリー)からは
阿羨(アーシェン)と呼ばれ可愛がられています。

こんな具合なので、途中からは名前よりも、人物の関係性だけ
わかれば良しとしましが、慣れてくるとそれほど苦にならなくなりました。

タイトルの「陳情令」も日本語で考えると、
陳情と令がなぜ結びついて一つの熟語になるのか不思議でしたが、
見ているうちに理由もわかってきました。
空を飛べたり、生き返ったりと摩訶不思議なこともありましたが、
ファンタジー作品ですものね。楽しめることが一番です。

このドラマの主題歌を歌っているのは
主役の肖战(シャオ・ジャン)と王一博(ワン・イーボー)。
二人ともアイドル歌手というから驚きです。
日本のアイドル歌手に比べ、歌も演技も上手だし、大人の雰囲気があります。

「瓔珞」を見たときは、富察傅恒(フチャ フコウ)を演じた
シュー・カイにメロメロでしたが、
シャオ・ジャンもワン・イーボーもなかなか素敵だと思いました。

 

それではあらすじ(公式サイトより)を…。

五大世家(藍氏、江氏、聶氏、温氏、金氏)が世の秩序を治める中、
快活で何ものにも縛られない自由奔放な魏無羨(ウェイ・ウーシエン)が
無口で戒律を重んじ己にも厳しい藍忘機(ラン・ワンジー)に出会う。
そんな対照的な二人は、偶然にも藍氏の禁地へ足を踏み入れ、
藍氏が代々守ってきた秘密を知る。
正義のため力を尽くすことを誓った二人は、共に事件を解決していくうちに、
徐々に絆を強めていくが、魏無羨は罪を被せられ、
断崖から身を投げそのまま消息を断ってしまうのだった。
その16年後、呪術によって再び蘇る魏無羨は藍忘機と再会した。
二人は新たな事件の真相にたどりつくと、それが16年前の忌まわしい過去に
つながることに気づく…。

このドラマは輪廻転生がテーマでもありますが、
もし、輪廻転生があるのなら、
溫情(ウェン・チン)を蘇らせ、魏無羨の兄・江澄(ジャン・チョン)と
結婚させてほしかったし、
生誕一ヶ月のお祝いの日に亡くなった、金凌(ジン・リン)の両親
金子軒(ジン・ズーシュエン)と魏無羨の姉・江厭離(ジャン・イエンリー)も
蘇らせてほしかった。

庭の花

カッシア・アンデスの乙女

マメ科 センナ属の落葉低木
原産地はブラジル中部からアルゼンチン北部
日本へは昭和時代の初期に渡来。和名はハナセンナ。
「アンデスの乙女」は流通名です。

昨年は6月と9月に咲きましたが、春に短く切り詰めたので
今年はこれが初開花です。購入は2016年12月。
マメ科の植物なので、空気中の窒素を取りこみ、それを栄養にしているので
肥料要らずで簡単に育てられます。
花は黄色い蝶形をしており、夜になると葉を閉じます。
我が家は鉢植ですが、関東以南なら地植えも可能なようです。
(2022.09.17撮影)

ガーベラ

キク科ガーベラ属の多年草 南アフリカ原産

昨年11月初旬に3輪花が付いた鉢植えを購入。
花は春にも咲き、今回が3度目です。
(2022.09.17撮影)

船橋市のTさんからとても立派な新高梨を送っていただきました。
Tさん、いつも有り難うございます( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )
(2022.09.16撮影)

 

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中国ドラマ「瓔珞」/庭の花

2022-09-09 | 中国ドラマ

中国歴史ドラマ「瓔珞<エイラク>~紫禁城に燃ゆる逆襲の王妃」
の放送が終わりました。
このドラマは2018年の中国でNo.1ヒットを記録した大型歴史ドラマで、
清の第六代皇帝・乾隆(けんりゅう)帝の後宮で
女官から皇后へと上り詰めた、実在の女性をモデルにしたドラマです。

清は中国本土とモンゴル高原を支配した最後の統一王朝(1616-1912)。
乾隆帝は(在位1735―1795)は清王朝最隆盛期の皇帝で
日本では、徳川吉宗~徳川家斉が征夷大将軍を務めていた頃です。

富察傅恒(フチャ フコウ・皇后の弟)

1時間のドラマが70話もあるので、あらすじなど、詳しくは書けませんが、
最後の方のエピソードを↓

第5皇子を助けるため、猛毒のある虫に手を噛まれ、
死の縁に立たされていた瓔珞を助けるため、解毒薬を作る薬草を取りに
瘴気(しょうき)の深い場所に入り、瘴気に侵されたまま、
無理をして戦に向かい死んだ、富察傅恒のさいごの言葉が心に残ります。

「魏瓔珞、私は生涯をかけて君を守り抜いた。来世では私を守ってくれるか。」
瓔珞は一人になると、「わかったわ、約束する」と呟く。

私ってこういう一途な人が好きなのよね。

この番組の後、同じ時代を背景にしたドラマ「如懿伝」が放送されています。
2話まで見ましたが、こちらの方は瓔珞ではなく、嫻妃・烏拉那拉青桜が主役です。
87話もあるそうですが、視点を変えてみられるので楽しみです。

詳しく知りたい方は友ブログのchorus-kazeアッコさんのブログでどうぞ!
全体がとても良くまとめられています。

庭の花

ジャンボハブランサス(巨大輪レインリリー)

ヒガンバナ科の耐寒性球根植物。
2020年から育てています。
花はうな垂れて咲きますが大きく、9㎝位あります。
枯れたと思っていましたが、1輪だけですが咲いてくれました。
(2022.09.07撮影)

 

ハイビスカス・サマーブリーズ・ウィールウィンド

今年の新入りさん。
これまでに19輪の花が咲きました。

 

ハイビスカス・ロングライフ・ボレアス

今年の一番花
(2022.09.07撮影)

 

ロングライフ・アドニスイエロー(左)とサマーブリーズ・ハワイアンイエロー(右)
が同時に咲きました。
お花の大きさはロングライフの方が大分大きいです。
アドニスイエローは今年11輪目、ハワイアンイエローは今年2輪目の花になります。
(2022.09.07撮影)

 

ポーチェラカ

(2022.09.07撮影)

 

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