お寺さんぽ Ver.03

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大仙院 (京都)

2006年07月23日 | お寺
のんびり気軽にさんぽがてら。
本日は京都は北区、大徳寺内にあります「大仙院」です。

通常非公開が多くてがっかりすることの多い大徳寺内寺院。
そんな中で、ここ「大仙院」は通年公開されております数少ないお寺です。
いつでもどうぞ。

永正六年(1509)時は室町時代のこと。
近江の大名「六角政頼」の子、古岳宗亘禅師(こがくそうこう・ぜんし)によって「大仙院」は創立されました。
古岳宗亘禅師によって開かれたなかでも特に由緒ある名刹で、ここは大徳寺北派の本庵でもあります。

それから、時代は進んで豊臣秀吉の政権下。
天正十九年(1591)
一時は秀吉の弟「秀長」と同列な股肱の臣として活躍した茶人「千利休」ですが、その勘気に触れて切腹となりました。

当時の大仙院住職「古径和尚」はその首を山内へ持ち帰り、手厚く葬ったそうです。その利休ほか、多くの茶人と密接な関係であっただけでなく、宮本武蔵との関係で知られる「沢庵和尚」もここの住職だったのです。
どうですか、けっこうスゴイお寺じゃないのって感じるでしょ?

本堂は入母屋造(いりもやづくり)・銅板葺(どうばんぶき)で、日本最古の方丈建築だそうです。
…なんのこっちゃよくわかりませんが、とりあえず物凄いものらしくてこれが国宝。ほかには書院も重要文化財指定されているという、ある意味で危険なお寺です。
下手にぶっ壊せば、信じられないような事態になるでしょう(笑)

庭園はなんと応仁の乱直後の作でして、作者は古岳宗亘禅師。
室町時代の枯山水を代表する石庭と言われるほどのもので、史跡特別名勝にまで指定されています。(※写真参照)
極めて傑作である、とはパンフの文言でしたが、ひでるさんはそんなもんかなーという印象。
庭の良さなんて分かりませんよ、正直なとこ。
いいとは思いますがね~。



[住所] 大仙院 京都市北区紫野大徳寺 塔頭


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※ひでるさんは胡散臭いこの人↓が嫌いです。

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