紀州・有田で田舎暮らし

思いつくままに野菜や果実や漬物を作ったり、時には青春する心を求めてさ迷ったり、気ままに田舎暮らしを楽しんでいます。

自治会 地区役員が決まらない(その2)

2022年03月14日 | 青春クラブ・自治会・お寺

昨夜は久しぶりに雨が降った。お湿り程度でしかなかったが、果樹や野菜にとっては恵みの雨だった。

 

<前回の続きです>

選挙で決まったと聞かされれば覚悟するしかなかった。

 

・・・こりゃ かなわん 新ルールを作った・・・

地区の風習で何年も区長をさせられるのはかなわんと、着任早々、「役員改選に関する特別委員会」を作り、以下の3つを前提に検討してもらった。

  • 昔みたいに区長を何年も引き受けてくれる人がいないという前提の下に、他地区のように1年毎に新区長を選任すること。
  • 新区長が任務上で戸惑わないようにすること。
  • 自治会運営の継続性を配慮すること。

その結果、三役・委員会で翌期の副区長を選任し、自治会運営に慣れてもらってから翌々期に区長に就任するルールとなった。

ただし、三役・委員会で選考するにあたっては、「本人の仕事の関係・健康状態・家庭の事情を十分配慮」するという条件も加えた。

また選考ルールには、「区長および区長経験者は再任しない。再任する場合は、本人の事前承諾を得ること」も盛り込んだ。

当時、次期役員候補にお願いし承諾を得るシステムだった他地区では、次期役員を決めるのに難儀していると聞いていたので、選考結果は集会で発表するという方法にした。

 

・・・新ルールを集会に諮った・・・

新ルールを集会で説明した時、『事前に本人に打診してくれるのか』の質問に対し、「すんなり受けてくれるとは思わないので、打診はしません。選挙の時もそうだった。自分は打診どころか、その場にもいなかった」と。

自分が区長に決まった経緯を皆が知っていてくれていたので、すぐに納得してくれた。

<次回へ続きます>


自治会 地区役員が決まらない?(その1)

2022年03月13日 | 青春クラブ・自治会・お寺

先日、自治会区長がやってきた。

次期役員が決まらないので、区長経験者に入ってもらって相談したいとのことだった。

昨年も巻き込まれた苦い経験を思い出し言った。

「役員選考ルールが形骸化してきたからや。委員会だけで選考が難しければ、区長経験者全員ではなく地区内に精通したAさん・Bさん・Cさんの3人ぐらいアドバイザーになってもらえば十分。人数が多すぎたらやりにくいで。そうしたら」と提案した。

区長も昔の記憶が薄れているかもと、「役員選考ルール」を作った事情や裏話を伝えた。10年ひと昔だから、昔話?

 

・・・昔は選挙だった・・・

昔、我が地区は選挙で区長を決めていた。再任が当たり前の風潮だった。

名前を書くにしても、同姓が多いこともあって、若い人や他地区からの転入者が姓名を記入するには難があった。

そうしたことから、「現区長」と書いて投票する人も多く、よほどの事情がない限り区長が変わることもなかった。

ところが、10年近く前の選挙で予想外のことが起こった。

当日、自分はお寺の総代で寺費徴収していて集会には出席していなかったので、後で聞いた話。

3年目も確実とみられていた区長が、集会で参加者に投票用紙を配った直後、「投票されても区長は、ようせん」と拒否発言し、副区長までもが「自分も」と発言し、集会の場が騒然となったとのこと。

前代未聞のことが起こった。その結果、予想外のことが展開された。

投票者を決めていた参加者は、あわてふためき、「誰に投票するか」、アチコチでヒソヒソ話しながら投票したらしい。

誰も区長はやりたくないだけに、本人不在をいいことに選挙で自分が区長に決まられていた。

こういうことを「青天の霹靂」と言うのかも知れない。

<次回へ続きます>


蜜蜂が飛んでいない

2022年03月12日 | 家庭園芸&直売所

南高梅は他の梅と交配しないと結実しない。

南高梅の本場「みなべ」では、南高梅3~4本にやや小粒な普通南高梅を1本植えて受粉樹にし、花が咲く時期には畑に業者から借りてきた蜜蜂の巣箱を置いて受粉させる。

我が家は飛んでくる蜜蜂任せなので、蜜蜂が飛び回らないと結実しない。

今、我が家の南高梅は、花の最盛期が過ぎて花ビラが落弁しかけ、花粉も枯れかけていた。

気づくのが遅すぎた。受粉作業が遅すぎたと思いつつ、小梅や普通梅の花の花粉を使って元気の良さそうな南高梅の花粉を探し、人工授粉した。

<受粉樹から採ってきた花(花粉)>

所詮、タイミング遅れの気休めの人工授粉でしかないので、今季の南高梅は不作間違いなし。

自家受粉してくれる小梅と普通梅だけが頼り。

・・・・・・・

今季、蜜蜂はチラホラ咲きの花桃で一匹飛んでいたのをみかけただけ。

なぜ・・? 

周辺に花が少ないから、どっかに行った・・・? 

長引いた寒さが影響・・・?

可哀そうなのは蜜蜂任せの南高梅。

せっかく咲いてくれた花なのに、受粉できなければ朽ちてしまうしかない・・・

ズボラなオーナーのせいで、気の毒なことをしてしまった・・・


マイ喫茶オープン & しらす

2022年03月11日 | 田舎暮らし&家族

春めいてきたので、軒下のマイ喫茶をオープンした。

近隣の果樹園から漂ってくる新鮮な空気を吸ったり、遠くの山や庭の木々を眺めたりしながら、インスタントのブラックコーヒーを楽しむ早朝の「マイ喫茶」。

オープン間もない今は、冬眠の名残り漂う心身を目覚めさせてくれる気がする。

ふとみるとボールが宙に浮いていた・・・ 誰や! 庭のネットにバスケットボールを乗せたままにしているのは・・・

 

・・・細かい「しらす」・・・

親戚からイワシの稚魚の「しらす」をもらった。

隣町がシラス産地なので工場もいくつかあるし直売もしている。しらす丼の店もある。もらったのは、釜揚げし、軽く干した「しらす」で、工場の直売所で買ってきたとのことだった。

柔らかい「釜揚げしらす」も、乾燥させた「ちりめん」も、「細かいしらす」であれば大好き。

いつもは、ご飯の上にのせて「しらす丼」にするか、「きゅうり」と「しらす」を混ぜた酢の物にするか、炒めて佃煮風にするかを迷ったりするが、これだけたくさんあれば、いろんな食べ方が楽しめそう。


家庭園芸の作物&朝食づくり

2022年03月10日 | 我が家の食&漬物作り

数日おきに収穫する農産物。

昨日は、「玉レタス4個」、「白菜3個」、「キャベツ3個」、「不知火(デコポン)数個」を収穫してきた。

我が家と長男家族がいつでも使えるようにと、倉庫の冷蔵庫に貯蔵した。

「玉レタス」をたくさん食べたくなったときは、自分だけ朝食メニューの主役を「玉レタス」に代える。

家内には、いつものパターンを用意。

ドレッシングは、いつもの手造りではなく家内が買ってきたのを使った。

気ままでズボラな家庭園芸ながらも、「太陽と土と水」それと「果樹・野菜の生命力」のお陰で、それなりに自家製の農産物を楽しませてもらっている。


春が来た! 花桃ぽつり・梅満開

2022年03月09日 | 家庭園芸&直売所

我が地域には、昔から「奈良のお水取りが終わらないと、寒さも終わらない」との言い伝えがある。

そのお水取りは、もうすぐ。3/12深夜に始まり3/13未明に終わる。

一方、天気予報でも今日からは日中の気温が10度以上の日が続くとか。

やっと春らしい心地を満喫できそうになってきた。

朝から気分ウキウキで、カメラを持って庭に出た。

例年なら満開のはずの「花桃」が、まだポツポツとしか開いていなかった。

畑の「南高梅」は満開だった。

隣の「木なり八朔」。ボツボツ収穫しようかなあ・・・

朝陽を浴びながら庭や畑を散策すると、春を実感した!


あーしんど。青春クラブの書類作成

2022年03月08日 | 青春クラブ・自治会・お寺

青春クラブは他地区の老人クラブと違って、地区住民なら老若男女誰でも入会できる「地区組織」であり、一方で「老人クラブ」でもあるという2つの性格を持っている。

老人クラブ連合会に加盟しているので、今年も書類提出の案内が来た。

9種類の書類を作るのも大変なのに、記載内容も細かく指示されていた。

数年前から、収入・支出の入出金明細を記載するだけでなく、出金には内訳が記載されたレシート添付も義務付けられるようになった。

決算書には、活動内容と助成金対象の可否を判断して仕訳し、助成金返金額も記載するようになった。ただ適合可否がチェックされるので、届け出どおりになるとは限らないが・・・

助成金対象の適合可否に関する説明資料も添付されていた。以下の2つの資料に適合しないと、助成金対象とならない。

予算書の記載についても、細かく順守事項が指示されていた。

・・・・・・・

我がクラブの今年度の活動は、コロナ感染防止のため全てのクラブ活動を自粛したし、敬老の日に非接触型温度計を会員世帯に配ったが助成金対象外費用なので、今年度の助成金は全額返金する書類となった。

9種類もの書類を作るのに、WordやExcelを駆使しながら、途中、家電店へインクリボンを買いに走ったり、JAへ通帳記帳しに行ったりしながらも、何とか仕上がった。

あー シンド! 肩も凝った! でも、ホッとしている。

残るは、週末に予定している会長など役員と提出書類の打合せと監査だけ。来週早々には社協へ提出できそう。


久し振りにアチコチの家へ

2022年03月07日 | 青春クラブ・自治会・お寺

今は以前と違って、お互い用もないのに隣近所にぶらっと入っていくのは遠慮しがちになった。道や畑で会った時に、一言二言、話す程度になった。

田舎らしさがめっきり減った。青春クラブ活動も自粛中なので楽しみが少なくなった。コロナ感染を気にせざるを得ないご時勢なので仕方がないが・・・

今回、用件があったので久しぶりにアチコチの家を回った。

・・・・・・・

「初午」には地区共同の厄払い、7月には地区の「夏祭り」をする「お寺」。

檀家もなく「地域の守り仏」である「お寺」。

歴史的な経緯が全く記録されていない自治会管理の「お寺」。

古(いにしえ)の時代から受け継がれ、後世へと引き継いでいくにあたり、現世代でわかることだけでも記録に残して置くべきとの思いから、同志と断片的な事実を調べ推測・憶測しながら資料をとりまとめた。

今回は新たな情報を入手したので加筆修正し、法要でお世話になっているお坊さんや自治会区長など関係者に渡すため、家々を回ってきた。

交わす言葉は、田舎らしくもない「達者か?」「オー 元気やで!」。

・・・・・・・

この資料を作ったことで、いろんな変化が起きている。

何十年も前からボランティアで花当番してくれている実態を知った自治会役員が、当番回数を減らして負担を軽くし、自治会からの補助金も増額した。

神社仏閣などの大木を調査している人が、お寺のことを知りたいと訪ねて来られた。

お坊さんから、知人の僧侶がお守させてもらう意向があるので相談したいとの連絡があった。

田舎といえども混住化がすすんだ今、お寺の世話役やボランティアを理解し協力してくれる人は多くない。作った資料で「お寺」の歴史的価値や「薬師如来様」のことを知り、理解・協力してくれる区民が増えることを願うばかり。

自治会でお寺を管理し、後世に引き継いでいくのは容易ではない時代になってきた・・・


朝食づくり 5人前

2022年03月06日 | 我が家の食&漬物作り

昨日、孫2人を連れて本屋に行った。

たまたま本屋の中にアイスクリームの店があり、ねだられて買った。帰ってから一緒にサーティワンのアイスを食べながら、おしゃべりしている時だった。

不意に、1人が『明日の朝、おじいちゃんの家に食べに来るわ。フワッフワッの卵かけご飯、作って!』。

それを聞いたもう一人が言った。『私、ちょっと甘い卵を挟んだサンドイッチが食べたい!』。

 

・・・今日の朝食づくり・・・

「売出しで108円だったから」と、家内が買ってきたダブルソフトがあった。

我流の卵サンドとベーコンレタスのサンドを作った。

我が夫婦、息子、孫2人分の5人分を用意した。

「卵かけご飯」・・・醤油はお好みで・・・

孫の期待に応えようと、今朝はいつになく張り切ってしまった。


玉レタス やっと巻き始めた

2022年03月05日 | 家庭園芸&直売所

なかなか巻き始めない「玉レタス」を待ちきれず、「リーフレタス」のつもりで、これまで10数個ぐらいは収穫した。

昨日も3個採ってきた。

ここ最近の日中の気温が上がってきたお陰か、少しずつ巻き始めていた。

やっと、玉レタスのシャキシャキ食感を楽しめるようになってきた。

畑には、まだ40個ぐらいは残っているので、しばらくは「玉レタス三昧」の日々が続きそう。

いくら大好きでも、とても食べきれそうにもない・・・

・・・・・・・

時季外れの11月頃に種まきし、ビニール内でゆっくりと成長した無農薬の玉レタス

育つのに時間がかかっただけに、その間に栄養をギッシリ詰め込みながら育ったはずと思いながら食べると、格別な味わいがした。

気ままで思いつきの家庭園芸でしか味わえない「玉レタス」かも知れない。


桃の節句

2022年03月04日 | 田舎暮らし&家族

昨日は「桃の節句」だった。

でも、庭の「花桃」は蕾だった。

家内が「ちらし寿司」を作ってくれた。

でも今年は、「蕾のついた花桃の枝」や「ちらし寿司」をお供えする「お雛さん」が飾られなかった。

孫たちも、コロナの影響で学級閉鎖になったり、オンライン授業になったり、クラブ活動がお休みになったりで、「桃の節句」を祝う気分ではなかったのかもしれない。

昨年の雛飾りの写真を探し、桃の節句気分にひたった。

<昨年の写真>


全国大会出場 期待と心配

2022年03月03日 | 田舎暮らし&家族

孫も入っている地元小学生のバスケットクラブが、昨年12月の県大会で優勝し全国大会に出場することが町の広報誌に掲載されて以来、メンバーの写真・選手の名前・背番号・小学校名・学年などが紹介されたこともあって、アチコチでその話題が出るようになった。

長年の悲願であった全国大会出場の快挙は、コロナ禍の町民を元気づけた。

応援寄付も回ってきた。

心ばかりの寄付をさせてもらった。

孫はクラブの練習以外、庭でもシュート練習したりしているのをよくみかける。その姿を見る度、コロナ禍だし、レギュラー番号をもらっていることもあって、いろんな思いが脳裏をよぎる。期待と心配が入り混じる。

3月末に開催される全国大会は東京・代々木。

千歳一遇のチャンスだけに、コロナが沈静化し無事に開催されることを望むばかり。


我流サンドの朝食づくり

2022年03月02日 | 我が家の食&漬物作り

今朝の室内気温は今季最高の13.2度だった。週末には、寒の戻りがあるそうだが徐々に春めいてきた。庭の花桃もふくらみ始めてきた。

これまでヤマザキのダブルソフトにこだわっていた「我流サンド」。

薄い6枚切りの安価な食パンでも何とか作れたのに気をよくし、朝食は我流サンドが多くなってきた。

我流サンドは冷凍した食パン1枚を半分に切り、それぞれ真ん中に包丁で切れ目を入れてからトースターへ。

自家製レタスの外葉と炒めたベーコンの我流サンド。フルーツは家庭園芸で栽培した八朔。ヨーグルトには、自家製のみかんジャムをトッピング。

自家製レタスの外葉とハムの我流サンド。フルーツは家庭園芸で栽培した八朔やもらった川田みかん。

しばらくは、我流サンドの似たようなパターンが続きそう。


ブルーベリーの鳥除けネット完成!

2022年03月01日 | 家庭園芸&直売所

昨日、ブルーベリーの鳥除けネットを完成させた。

ほぼ出来上がっていたブルーベリーの「鳥除けネット」だったが、ネットの継ぎ目など、野鳥が入る隙間がないかを点検して強化したり、ネットが強風に耐えられるよう裾に単管パイプを通したりなど、細部を仕上げた。

完成した。

近くでよく見ると、再利用したネットのほころびを補修した箇所がアチコチに。

植えているブルーベリーの背丈が伸びても心配なくなった。

新たに2本の苗木も植えた。

使用した「単管パイプ」・「単管を固定するクランプ」・「ブルーのネット」・「グリーンのネット」などの資材は、倉庫に放置してあったり、畑のアチコチから引き回してきた再利用品ばかり。

その分、新品の資材を買ってきて作るよりも苦労したし、当初のイメージどおりとはならなかったが、何万円もの資材費が節約できた。

田舎暮らしの当たり前、「お金をかけずに手間をかける」ことが実践できた。