三味線弾きの日常。

おもに津軽三味線弾き唄い。
ときどき地歌・上方唄。こっそり義太夫三味線。
三味の音を一人でも多くの人に届けたい。

チンドン。

2019年08月26日 | 読書
昨日は思いがけず
ちんどん通信社の演奏を聴けて嬉しかったなー。(一ファン目線。笑)

チンドンに興味を持ったきっかけは
ソウル・フラワー・モノノケ・サミット。

レヴェラーズ・チンドン
リスペクトレコード
リスペクトレコード


年齢を重ねるほど、経験を積むほど、
この音楽の力の底知れなさを感じる。
岩井先生の研究室にこのCDがあって、すごく嬉しかったのを覚えてる。

同時に、単純に打楽器としてのチンドン太鼓にも
ずっと興味があって(何しろ太鼓フェチなもので)
学生時代に悔いが残るとしたら、
チンドンサークルを一度訪ねてみたかった、ということかもしれない。

幼稚園の頃からヤマハ音楽教室に通って、
小中学校では、学年でいちばんピアノの上手な子のポジションにいたのに
高校に入ってバンドを組んだらドラマーになり、
大学に入ってついに三味線を弾き始めた私に、祖母は言った。
あんた、チンドン屋にでもなるつもりか。と。
内心ではチンドン屋に憧れがあったから、
その言葉もあながち外れてはいなかったわけですが。

チンドン屋!幸治郎
林 幸治郎
新宿書房


当時から、チンドン屋はそんな簡単なものじゃない、と
当たり前のことだがうっすらと理解していて、
自分に向いているとも思えなかった。
それが間違っていなかったことが、この本を読むと、よくわかる。
彼らのパフォーマンスはきちんと計算されているし、
その場に合わせて臨機応変にできるようになるには
伝統芸能と同じように経験を積むしかない。

チンドン屋というのは基本的に路上の芸で、
その点では、門付芸としての津軽三味線と
どこかで通じるものを感じる。
路上といっても、私は所謂ストリートミュージシャンが嫌いで
自分ではストリートはやらないけれど、
その辺りの感覚も、「そうですよね!!」と言いたくなるような
説得力ある言葉で語られていて、めっちゃ頷きながら読みました。

ロマンス[ちんどん通信社][CD]


そういえば
このCD、私ちゃんと自分で買って持ってました。
めっちゃファンやな。笑
ちんどん博覧会にも行ったなー。懐かしい話。



Shamisen + vocal 静月
▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫▪▫

►演奏予定
8月31日(土) 天Qレディースナイト
 詳しくはこちら

►演奏依頼 承ります
 ステージイベント、パーティ、ブライダル、レクチャーコンサート、
 ワークショップなど、三味線出張演奏いたします。
 小さな会場でも、ご予算が少なくても大丈夫。
 ブッキングライブ、コラボレーションなども歓迎。
 こちらからお問い合わせください

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ディープ大阪ナイトカルチャ... | トップ | 【お知らせ】天Qレディースナイト。 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

読書」カテゴリの最新記事