お米から考える日本の芸能。

畑で作ったお米の
おむすびをいただいた。

おにぎり　じゃなくて　おむすび。

ぎゅーっと握らないで
やさしく
お茶碗によそうごはんのように。

自殺しようとしていた人を思い止まらせるほどの
初女さんのむすび方だそうだ。

	おむすびの祈り「森のイスキア」こころの歳時記 (集英社文庫)
	佐藤初女
	集英社

その人いわく

お米を作ってみて
秋祭りの気持ちがわかった、と。

いろんな人の助けがあって
お米ができた。
そういう結びつきが祭りを作ってるんだなと
実感できたんだそうです。

一理あるのかも。
稲作文化と縄文文化について
岡本太郎、梅原猛を読んでいるところなので
全面的には同意できない部分もありつつも。

芸能の源流にはなかなか近づけない。
どこまでいってもよそ者である。

ま、それは仕方ない。
今の自分でやれることをやるだけ。

明日は
はじめましての、みけねこ食堂。
ウクレレ&三線のSONO☆JACKさんとコラボもあるよ。



エイプリルフール大宴会

＠みけねこ食堂
　ナミイタアレノイエの1F
　京都市左京区田中南西浦町73-11

4月1日　18:30start　投げ銭ライブ

カルロス。

免状式の後のお食事会でも話題になる
唐揚げのレモン。

	カルテット DVD-BOX
	TCエンタテインメント

どうしよう。
なんかもう予約しちゃいそう。

家森さんカムバーーック！！



ていうか
あのエンディングの「おとなの掟」のアレンジが
おぼろげに浮かんでるんだけど
それもまたどうしよう。

三味線が重すぎるのか。

今年のゴールデンウィークは
何やら大変なことになりそうですが、
その稽古に向かう途中で
三味線ケースの持ち手が外れる事故発生。



ケース内部の赤いシートを
メリメリ引き剥がして
ネジを締めて、とりあえずは復旧。
なんとか無事に帰宅できました。

しかし
よく持ち手がダメになります。
あのキティさんキャリーも
持ち手が折れたし
今回も…

なんだろう。
詰め込みすぎてるわけでもあるまいし。
（初代キャリーにフライヤーを入れすぎて
　持ち手が抜けた事故以来、そこは気をつけてる笑。）

三味線専用ケースのくせに
簡単に壊れるなよ。

あぁーこれでまた予定外の出費。




ほんと
楽器を持って家を出て
無事に帰り着くまで
気を抜けない。
おうちに帰るまでが遠足です。
一日の終わりには感謝を。

プリーズ・リピート・アフター・ミー。

先日、JICA関西のイベントで
留学生向けに演奏とワークショップをしてきました。



津軽じょんから節（唄付）
さくらさくら
ソーラン節

を演奏しました。

ソーラン節はもちろん、お囃子合戦。
私が　ハードッコイショ　ドッコイショ　と言ったら
続けて　ドッコイショ　ドッコイショ　と言ってください。
って言ってたはずなのに、
やってみたら、みんな私と同じタイミングで
ドッコイショ　ドッコイショー
と言ってた。笑
でも、これは結構おもしろかった。



ワークショップはいつも難しいなーと思うけど、
まぁ正しい構えとかじゃなくても
楽しんでもらえたらいいのかなと思ってます。

とても良い経験になりました。

おくることば。

ちょっと遅ればせながら
卒業式の話題。

私は基本的に学校に馴染めなかったから
卒業したくないと思ったのは大学の時だけ。

そうはいいつつ
大学の卒業式の記憶などほとんどなく、
何だかんだと卒業してからも
８割くらいの出席率でゼミのイベントには行ってたし
現在進行形でまだ先生のところの子の気分だから
ちゃんと卒業してないのかもしれない。


ところで
今年の京都芸大の卒業式での学長式辞が
感動的だったので、引用からの引用。
森村泰昌氏の言葉を引用する鷲田学長からの引用です。


いきがいって　ことばが　あるね。
だれかのために　なにかを　してあげるとかさ。
スポーツで　いい　タイムを　だすとかさ。
でもね，
だれもが　いきがいを
みつけられるとは　かぎらない。
いきがいに　なることが　なにも　ないときは
どうすれば　いいのだろう。
こたえは，
ふくおかさんの　さくひんが　おしえてくれる。
そう，なにを　していいか　わからないときは，
「何も　することがない。」ということを
やりつづけたら　いい。
ふくおかさんは，
なんびゃっかい，なんぜんかいと，
「何も　することがない。」と
ほりつづけました。
それが　さくひんに　なる。
げいじゅつに　なる。
なにも　することが　なくても，
げいじゅつの　かみさまは，
あなたを　みすてません。


全文は京都芸大のホームページで。
震災被災地のことに触れられた部分も素晴らしいので
ぜひご覧ください。

免状式。

本日
御免状を頂きまして
上方唄松浪流師範　松浪千静（せんしず）になりました。



お家元　松浪千壽師の「千」と
津軽三味線の師匠の「静」をいただいて
千静でございます。

今後は
こちらの名前で
演奏活動をしてまいります。
津軽三味線の方も追々こちらに統一していきます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。



松浪流の揃いのお着物にて。

レヴェラーズ・チンドンとの再会。

そういえば最近めったにやらなくなったけど
津軽民謡に弥三郎節という嫁いびりの唄があって、
延々といびられ続けて
とうとう15番で嫁が去るという話なんですが、

その弥三郎節が入ってたのが
ソウル・フラワー・モノノケ・サミットのアルバム、
レヴェラーズ・チンドン。

ゼミの指導教官の本棚にこれがあって
学生の頃に借りたなぁ～



最近、先生は不定期に蔵書の払い出しをされ、
その候補リストに上がってきたのを
すかさず頂きました。
懐かしいーー

一緒に、ご指名いただいた雑誌も頂戴しました。
Tsugaru-shamisenの論文が載ってるから、ということですけど
英語やし！
日本語の本でさえ、なかなか読み終わらないのに
これを読めるのはいつになるのか…

ウクレレと三線と三味線。

来週～
4月1日は
出町柳のみけねこ食堂にて
エイプリルフール大宴会ライブ！



ウクレレ&三線ユニット、SONO ☆JACKさんと
1曲セッションしまーす。
絶対みんな知ってるあの歌です。
歌うのは、そのさん。
そのさんの歌、すごく好き。

ゆるーく手付けしてみたんですが、
ちょっとニヤニヤしちゃうような
いい感じです。

歌のキーに合わせて
三味線の調子を下げてるのが
いい具合になってるなー。

作るって楽しい。
しんどいけど、楽しい。
人と音楽をやるのが何よりも楽しい。
三味線に出会えたことに感謝。

あのね
今ひとりでめっちゃテンション高いよ。笑

金がすべてじゃないなんて。

きれいには言えないわ

という中島みゆきさんの歌があった気がします。



何でもかんでも
お金に換算して
それでしか価値を測れないのは
間違ってると思うけど

払ったお金に対しては
それなりの得るものがないと
やっぱり納得いかないところがあるというか

自分で納得して選んだものに
お金を払いたいというか

もちろん
お金じゃない
お金では変えられない
そういうものだってある。
たとえば
この間のイベントはチャリティーだから
うちに入ってくるお金はゼロ。
でも、それはお金の問題じゃない。
やろうと決めたことだから。

ただ、今モヤモヤしてる問題が別にあって
それはかなりの部分、金銭的事情。
あぁーいやだなーー
知らんぷりしちゃいたいよ。
でも、そういうわけにもいくまい。




あふちゃんも壁に立ち向かっているのかな。
ただ眺めてるだけか。
ていうか、それはゆっこちゃんのリュックだよ。

これもまた東北の糸。

東北の音と糸

このタイトルが素敵だなと思うのは、
「糸」が繋がりをイメージさせるものであるのとともに、
三味線の絃のことも「糸」というからで、
音と糸、
その両方に三味線が入っていて
いろんなイメージが繋がって広がっていくのが
いいなーと思うのです。



大きな窓、
その向こうは大川、
美しい中央公会堂も見える
絶好のロケーション。
なんですが、ちょうど逆光でした。。

そして
美しい座りかた
誰か教えて。おねがい。

ざ・鬼太鼓座。

1981年に制作されたものの
正式には公開されなかった幻の作品
という「ざ・鬼太鼓座」を観てきました。



1981年の鬼太鼓座。

もちろん
若かりし英哲さんが目当て。

あのね
でもね
カメラアングル、ヤバすぎた。


とにかく
英哲目当てでしかなかったので
どういう映画なのかよく知らずに行って
鬼太鼓座のドキュメンタリー的なものかと思ってたら
全然違った。
鬼剣舞、櫓のお七、さくらさくら、
津軽じょんから節、大太鼓、佐渡おけさ、屋台囃子、と
いろんな演目の映像作品。
どれも背景やアングルが凝っていて
日本の芸能のどこかしら昏いもの、
湿ったような空気感、
情念、
エロス、
そういうものが
徹底的に映されている感じ。

お七は
私だったらこうしたいなとか
雑念が生じたのでいけませんが、
鬼剣舞はひたすらかっこよかった。
やはり東北の芸能に惹かれるのだなぁ。

東北の糸。

昨日の
東北の音と糸vol.2

東北の糸コーナー。



みつばち舎の津軽こぎん刺しコースター3色と
EASTLOOP のハートの手編みブローチ。

お買い上げくださった皆さま
ぜひ、末長く可愛がってあげてください。

なお
こぎん刺しコースターの売上は全額、
全日本郷土芸能協会へ寄付させていただきます。
ブローチの売上はEASTLOOPを通じて
半分が被災地に届けられます。

ありがとうございました

東北の音と糸。

東北の音と糸vol.2
終了しました。

ご来場くださった皆さま
本当にありがとうございました。

東北は私にとって特別な場所。
津軽三味線に出会ったから
今がある。



EAST LOOP のハートブローチを
3人で付けて演奏しました。

詳しくはまた改めて。

まずは心よりの感謝を。

ダブルヘッダー。

最近、休日の予定がダブルヘッダー、
ということがよくある。

本日も
明日のイベントのための買い出し、
その前にあっこちゃんのロビーコンサートに寄って。



ヒルトンプラザ、
来週末まで桜のイベントをやってるみたいです。

なんて花の似合う美しいお二人でしょ。


私は今年も
桜的なイベントには縁がないようです。。
今からでも！ご依頼お待ちしております笑

あれかな
桜の森の満開の下とか
薄ら暗い作品をやってしまったから
桜に嫌われてるのかしら。

でも懲りないぞ。


何はともあれ
明日はいよいよ「東北の音と糸vol.2 」。

皆さまのお越し、お待ちしています！

滝流し。

歌舞伎十八番のひとつ、勧進帳の中で演奏される
滝流しの合方がこれまたかっこいい曲なのです。
長唄ですけど。

響喜で長唄といえば
定番の娘道成寺がありますが、
このたび、滝流しにも挑戦。



去年の東北ツアーで
七頭舞のアレンジをしたとき、
この曲を使いました。
東北では、早池峰神楽の菊池さんが
笛でサポートしてくれましたが、
19日は箏が加わっての新アレンジです。



実は昨日、
イベントで本物の長唄三味線の方と一緒で
滝流しを演奏されてるのを聞いたところ、
わたくし、いろいろ勝手にアレンジしていたことに
気がつきましたが、まぁいいや。笑
そもそも、そのままやれるとは思ってないし
やっても仕方ない。